劇場公開日 2016年11月12日

  • 予告編を見る

「後世に伝えるべき名作」この世界の片隅に odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0後世に伝えるべき名作

2019年6月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

罪もない女性や子供まで無差別に殺傷した戦争の愚かさ恐ろしさを庶民の視点から描き、後世に伝えようとした貴重な作品、傑作である。日テレ、TBSと実写ドラマ化されたがアニメであれば原作漫画に寄り添い、親子で鑑賞し易いし目を覆う場面も工夫ができる。「のん」の声も主人公にぴったりだ。ただ、事務所との揉め事でメディアに圧力があったと聞くと今でも心無い人々がいる現実に落胆させられる。予算の関係で遊女のエピソードなどカットされたので完全版がリリースされたが私は本作の方がテーマに純化されていて良かったように思う。
絶望の中で希望の光を灯したエンディングのなんと素晴らしいことだろう、何度見ても涙が止められない・・。

odeonza