「不器用ながらも一生懸命に強くなろうとする主人公にとても共感が持てます!」ゲットハード Get Hard 向山雄治さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5不器用ながらも一生懸命に強くなろうとする主人公にとても共感が持てます!

2022年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

「ウィル・フェレル」と「ケビン・ハート」のかけ合いが面白いです!

優等生の道を生きてきたであろう富裕層投資家ジェームズ(ウィル・フェレル)と、真面目なんだけど、知恵が働く洗車事業の経営者ダーネル(ケビン・ハート)。

詐欺事件に巻き込まれて、刑務所で生き延びるために、
お互いに、背伸びをして、悪(ワル)になりきろうとする様がユニークです。

本作品において、「弱きものが損をする世の中」という設定ですが、
弱きものが努力することにおいて、心身共に強きものになれる可能性があるということが描かれていて、爆笑しながらも、心が温まる素敵な映画です。

下ネタも多いですが、笑える映画です。
ちょっとストレートな表現も多いので、家族で観るのはお勧めしません。
カップルで観る場合も、ある程度の関係が必要かなーと思います。

本作品の中で、人種の違いによる境界線が感じられる場面がありますが、
後半部分から、その境界線を取り除いて、お互いにつながっていく友情を育んでいくストーリー展開になっています。

最後まで一通り見てみると、ちょっと振り切った表現もありますが、
SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」に沿ったようなメッセージ性も組み込まれている素晴らしい映画だなと思います。

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向山雄治