劇場公開日 2016年6月11日

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「感動、ただそれだけ。」64 ロクヨン 後編 ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0感動、ただそれだけ。

2016年6月13日
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鑑賞方法:映画館

前編はとても面白くてみたあと続きが気になってネタバレサイトで犯人その他もろもろを見てしまった。なので、犯人やどうやって突き止めたかもしったうえでみた。結論としてはとても悲しく感動できた。
この映画(原作)のいいところは、ミステリーというジャンルのはずなのに二時間ドラマみたいなトリックを暴くところに重きを置かないで観客に親子のあり方を問いかける人間ドラマになっているところである。これによりドラマ、物語に深みが出ていた。
俳優評は前編と被るので割愛させていただくが(ヨッシーという別アカウントがあるはず。)、補足をするならば犯人の目崎役の人は、とても演技力が高く誘拐事件が自分をはめるための罠だと知ったときの娘を心配する父親の目から、犯人にはめられ悔しがる凡夫の目への切り替えが凄かった。(そしてこれまた補足だか前編でもいった俳優が豪華過ぎて椎名桔平さんの出番が1シーンだけだったという問題で。後編で一杯出てくると予想してたら一杯どころかひとつも出てこなくてビックリした。もったいないなぁ。)
最後の方、事件が解決してからは誰も救われなくて後味の悪い終わり方なのかと、思われたがあの火が燃えている(あの行事なんというのだろう?)ところと三上の家に一本の留守番電話がかかってくるところで最後、絶望の中の希望という感じだった。そのあとに流れる映画の主題歌が映画にあっていてまた涙した。
今年の映画賞間違いなしだろう。

よっちゃんイカ