劇場公開日 2015年6月19日

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「人工国家アメリカ🇺🇸の悲喜劇。闇深ければ光強く輝く物語」グローリー 明日への行進 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0人工国家アメリカ🇺🇸の悲喜劇。闇深ければ光強く輝く物語

2022年10月29日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

内容は、場所はアメリカ南部アラバマ州セルマで1965年を中心に、黒人種差別反対運動行進の指導者マーティン・ルーサー・キングJr.牧師に焦点を当てた人間の弱さ強さ嫉妬や傲慢や優しさや卑しさや諦観や寂寥感など様々な内面を表現しようとしたアメリカの歴史🇺🇸において重要な人種差別問題に立ち向かう希望の物語。印象に残った言葉は『誰か他に好きな人いる?!…いいや…。』妻に問い詰められ長い沈黙の後に答える場面。ハニートラップ🪤に掛かる人間の弱さも表れ人間味あって良いなあと感じた。FBIの盗聴技術と行動力に驚いた。印象に残った場面は、マルコムXと妻との教会のステンドグラス背景の場面で暗い中に色々な色で照らされたマルコムXの顔が意味深で、同じ人種差別反対派の中でも考え方の相違で受け入れられ無い二人の複雑な心模様が描かれて凄い撮り方だなと感心させられました。キング牧師の冠詞もプリーストやダッドやドクターなど色々に言われる所も面白かったですし、アメリカ🇺🇸公然のタブーに切り込み映像化する所にアメリカの🇺🇸懐の深さと歴史を感じさせるもっと深く調べてみたくなる様な映画でした。実際に起こった行進の様子も映画内で使用されて分かりやすかったです。其々の政治的な思惑や保身や嫌悪感や正義感が引き起こす人間模様が面白い。エンドロール最後の最後に流れる『グローリー』の合唱部は教会のゴスペルみたいで皆んなの希望や栄光を願う気持ちが痛い程伝わってきて言葉になりませんでした。自分もアメリカ合衆国🇺🇸南部アラバマ州セルマに掛かるエドモンド・ペタス橋に行ってみたい気持ちに駆り立てられました。

コバヤシマル