シン・ゴジラのレビュー・感想・評価
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抜群の安定感!
まず、役者の数がすごい!
役者のギャラだけで破産しそうな程にあの人も!この人も!出演してます。
物語の流れはお約束通りで安心して見られる。
ゴジラによって街が破壊され、多くの人が犠牲になるけど、残された人達が得意分野を生かしてゴジラを鎮圧する姿はかなり見応えがあります!!
役者も凄いし、ストーリーもファンを減滅させないように作ってある。
音楽もエヴァ使ったり、若者層やゴジラを知らない子供層にも見やすい作品になっていると思いました。
理想的なプロジェクトX
何段階にも進化するゴジラ。安っぽいヒューマンドラマの排除。石原さんのヘンな英語。市川さんの特異的な可愛さ。 シリーズ史上最恐に美しい熱線放射。サラリーマンの意地が炸裂するかの如き無人在来線爆弾。そして破滅を予感させる不気味なラスト。
こういった一つひとつのシークエンスが本当に丁寧に作り上げられている。
海外で不評というのもわかります。本作は日本人の日本人による日本人のための、まさに理想の「プロジェクトX」だから。多分劇場ではみんな、スポーツの試合みたいに「ニッポン!ニッポン!」って叫ぶような気持ちで見てたんじゃないかな。
「大きな物語」の衰退が言われたりする昨今ですが、本作の大ヒットは「日本はまだまだやれる」という「大きな物語」への希求の強さを示していると言えるのではないでしょうか。
4~5回記憶が飛んだw
全く観るつもりはなかったけど、折角のお盆休みだし…軽い気持ちで観ました。
もー、とにかく眠くなるの一言。
ゴジラだと思って観たのに 会話のシーンばっかりだし、早口で喋る人…モゴモゴ喋る人…何言ってんだか判らない人…登場人物がやたら多いだけで良く解らなかった。
いや、言いたいことは解るけど とにかくつまらなかった…いや、超つまんなかったですね。判ってたら観ませんでしたねやっぱり。
女優さんのヘンな英語…そこを英語で言うか?!って感じで、違和感アリアリだし。
アーロン・ジョンソンのゴジラの方がまだマシな気がする。
しかも、安易に核で何とかしようなんて 恐ろしすぎる。
あのCGも、わざと古っぽくやってるのかな?少しお粗末な気がした。
途中何度も記憶がなくなりましたね。
最後、ゴジラも可哀想だったし。
何で陸に上がって来たのかは判らないけど、攻撃するから反撃されるんでしょ、きっと。
それに、良く判らない生物を いきなり攻撃することにも違和感を覚えました。
元々、こう云うタイプの作品は余り興味がないので やっぱり感動とか出来なかった。
でも、巨大生物系?なら、序盤から飛ばしてた「キングコング 髑髏島の巨人」の方が面白かった。
怪獣映画でありながら、政治劇である
これは、子ども向けではない、確実にオトナ向けの作品である。米軍との関係、日本の危機対応のまずさなど、浮き彫り。特に、パニックにさせないように、「陸には上がりません。」と、とりあえず、発言してしまうところなど、放射能は、「ただちに影響ありません」となんだか被ってしまった。
心震わせる映画
初レビューです。
賛否両論溢れかえっている映画ですが、私的にはとてもよい映画だったと思います。
長いので読みたい方だけ読んで頂ければと思います。
まずなぜこの映画に対し、低評価をつける人がいるのか気になりました。
過去のゴジラ映画など自分は見たことありませんが、低評価の方を見てみると、
・特撮のクオリティが低い
・官僚の話がつまらない、会議シーンが長い
・専門用語がたくさん出てきて視聴者を置き去りにしている
・期待していたゴジラ像と違う
・官僚ドラマを見たかったわけではない
・石原さとみの役柄に違和感
などなど期待値と違うことから見て損した、絶賛されてる理由がわからないというレビューしてる方が多数いるのがわかりました。
これらに対しては理解出来ます。見たい内容・期待するゴジラ像が予め決まっており、本作はゴジラを使った官僚ドラマを描いた映画だったため、その期待値とのズレが低評価に繋がったのだと思いました。
そのため、特撮映画を見たい、従来のゴジラ映画の延長線上を見たい、英語は達者なので聞きたくない、と言った方は見るだけ時間の無駄かもしれません。
自分が本作に対し良いと思った点は以下です。
・普段知らない政府・官僚・自衛隊の頑張りを描き、日本国民のために努力してる様を見せて頂いた。
・主人公演じる長谷川さんをはじめ、脇を固める方々の演技も素晴らしかった。
・ゴジラが初めて登場し被害が出たとき、初動が完璧でなく悔やむ箇所や、ゴジラのレーザーによる多大な被害が出たときの憤るシーンなどは、日本を支えたいという思いが根底にあらからこそ表面化した感情だと思いますし、胸を打たれたシーンでもありました。
・理想を追求する長谷部さんと現実的な解を選択する竹野内さんの対比も本作の魅力のひとつだと思います。
どちらの言い分も間違ってはないため、自分だったらどうするか、何を最優先事項とし行動するのかなど考えながら鑑賞しました。
・自分も理系畑だからかわかりませんが、科学に携わるものとして、現象解析してわからないことがわかったときの喜び、またそれが日本を救うことに繋がるとしたらこの喜びに勝るものはないのでしょうか。
この辺りがとても面白い・共感できた・感動したと思った理由です。仕事したくなる映画でした。
以上です。
日本ってちゃんと戦えるんだね
当たり前だけど日本で戦車とか見たことないからこんなに日本って武器持ってるんだって少し関心した(笑)自衛隊の人達かっこよかった。でも現実では日本でこの武器を使うことが一生内容にお願いしたい。
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映画の内容的にはたぶん日本人の悪いところも良いところも両方出てる。悪いところのが目についたけど。特に会議ばっかりしてるのにはイライラした(笑)お偉いさんが会議してる間に私達一般庶民は死んでくんだろうな(笑).
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でも、自衛隊の攻撃を発動させるときに憲法上の解釈をどっちにするかって所はそう簡単に戦争できないようになってるってことなのかなと思ってそこはよし。
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この映画の中ではアメリカ核ミサイル落とすの待ってくれたけど、トランプだったら絶対すぐ落とすんだろうな、、笑.
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ドキュメント風ゴジラ映画
庵野秀明監督作品、ゴジラ映画をドキュメンタリ風に仕上げた映画。鎌倉から東京都心までを舞台とした設定は、この世界観を表現するには最適な設定。想定外の惨事に対する日本政府の不甲斐なさや海外の冷たい対応などの展開も良かったと思う。自衛隊の協力のもと迫力ある戦闘シーンも邦画の域を超えている。意味深なラストがとても気になる。
ゴジラなのか?
ゴジラと言ったら町を壊したりのイメージだったが、国や政府の動き方などリアリティのあるシステム的な話だったので、かなり新鮮だった。
こんな映画の楽しみ方もあるのだと驚いた。
スクラップ&ビルドとはまさに戦後日本のしてきたこと
ザ・庵野秀明ショーな新世紀ゴジラ。長い肩書き、堅苦しい会議シーン、早口な台詞、明朝体テロップ、エヴァBGM、顔顔顔のアップ、電線越しの見上げ、次々と登場する戦闘機。
第4形態まで進化する最長118.5mのゴジラの造形たまらんね、特に最初のツチノコとトカゲの合の子みたいなのがうねうね動く所。車ぽんぽん飛ぶの笑っちゃう。特撮博物館で見た「巨神兵東京に現わる」ほかミニチュア等あそこで見たワクワクを思い出した。映画館出たあと、夜の上福岡の駅前タワーマンションを見上げては、ゴジラが出たらどう壊すだろうと幻影を妄想した。
米軍の貫通弾を食らい致命傷を負わせたところで、満を持しての放射光線にテンションぶち上がり!!これだけで5億点、しかも今回は背ビレからもまるでコンサートのレーザーかってくらい縦横無尽に焼き尽くすのよ!
長谷川博己、石原さとみ、國村隼、ピエール瀧、松尾諭らの進撃の巨人チームがまるでリベンジかの様に見えた。チーム水口のオタク精鋭部隊っぷりが際立ってた、特に市川美和子の無表情早口と高橋一生のパソコンオタクが印象的。
世界唯一の原爆被爆国であること、大地震を何回も経験していること、未曾有の原発事故を起こしていること、非核三原則の国であること、もしも2016年現在に日本にゴジラが襲来したらの災害シュミレーションが徹底されている。これは日本に住む我々のための映画だ。
無人在来線同時突撃はそのビジュアルも含めてよく思い付いたな。ラストの作戦で複数のクレーン車でゴジラの口に凝固剤注入は、福島原発のメルトダウンを阻止する冷水注入オペレーションを連想した。
災害レベルに対しての人々の焦燥感がちょっと低いと感じた。BGMのバリエーションが少なく感じ、またシーンを盛り上がる役割に欠けていたのは残念。
21:45の回レイトショー1,300円
緻密な防衛出動の設定が大人向け
総合80点 ( ストーリー:80点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
自衛隊の出動と攻撃に関する法律の諸問題に外交などの政治的な側面をよく調査していて、さらに自衛隊全面協力の具体的な兵器と戦術の描写が非常に緻密で驚いた。ハリウッド作品でもここまで詳細にそのような事情を取り入れているものはないのではないか。ただ怪獣が暴れて軍隊が攻撃をするだけの映画が、格段に質感が上がって大人な事情の映画になっていた。だから都市が破壊され国家が崩壊しかねない絶望が感じられたし、国を救うための重圧を背負う政治家・官僚・自衛官の覚悟も理解できるようになっていた。
あれだけの破壊が行われたわりに人の死傷の場面が直接的に描かれていないのは演出の甘さがあるのは不満がある。結末はあんなことになって、ずっとゴジラの実物大の姿を見ながら都市の再建をするのかと思うと大変そうだ。
ゴジラは生物じゃないの?イーオンが一枚かんでる?
リアルティを追求してこれまでのゴジラとは違って面白さもあったけど、逆に言うとこれまでのゴジラの良さも消された感じがした。
ゴジラが幼体から成体に変態するのはまあ斬新で良かったが、尾や背中から放射線を撒き散らすのはやり過ぎな感じがした。メカゴジラより生物感ない。(笑)
あと石原さとみは色んな意味で良かった。イーオンが演出に一枚かんでる?
とにかく早口なのがどうも変?
多分この映画を見た人が思うはずの台詞の早口。最初はまだ何とかなりますが2回3回と見ると段々うざくなっていく感じ。自衛隊がこんな事をするかというのは疑問として戦力の使い方を間違っている気が?あくまでもゴジラが強いということを印象させる前提があるようで自衛隊が弱い設定になってる。実際こんなもんじゃないはずなのに・・・(^_^;)
良くも悪くもゴジラの映画でこんな台詞回しをする演出の意味がわからない。放射能の部分も私にしたらリアルなのでこんな感じで使ってほしくはない。東京を舞台にしたのはいいと思う。地方ばかりいじめる設定はやめて欲しいから。これ見る人によっては感情を逆なでするのでそのへんもわきまえて欲しい映画。
世界よ、これが日本の特撮映画だ
ゴジラシリーズ及び庵野作品は今まで1度も観たことありませんでした。が、そんな私のような人から観ても、すごい。こりゃすごいわ……
日本の現状、問題点を上手すぎるほど反映している。日本映画界に光が見えたと共に、日本終わってるな、とも思わされる作品。非常に見応えがある。
単なる特撮映画に終わらず・・・・・
単なる特撮映画に終わらず、世論や官邸の動向を細かく検証した描き方に共感!時系列のリアル感が感じられ、120分の時間が短く感じられるほど。空想科学読本的な脚本の組み立てに庵野総監督の拘りが感じられた。
特撮映画の歴史を塗り変えた快作!
2016年に劇場公開されるや、数々のメディア・ネット上で話題となり、関連商品は品薄状態、この年の映画賞を総ナメするなど、社会現象となったヒット作。
名作名高い1954年版の展開演出はそのままに設定を現代日本の政府・国民に置き換え、迫る巨大な国難にどう立ち向かうか。
アニメ出身の庵野秀明総監督が印象的な映像とセリフで巧みに表現した。
作品のシリアス度、クライマックスの説得力などは54年公開時の時代背景もあり、東日本大震災をベースにした本作をもってしてもやはり前者に幾つもの分がある。
しかし、無理に説得力を持たせず現代の有りのままの日本「国」と「人」が「どうなり得るのか」「どうあってはならないのか」「どうあるべきなのか」を真剣さと皮肉を織りまぜて随所に観客の想像力に委ねる工夫をした。
特撮は過去最高水準の技術を発揮。
荒唐無稽な作品の世界をアナログとデジタルを駆使し見応えある仕上がりになった。
SF映画のように画的に擦りあげ過ぎたり、エンターテイニングに寄り過ぎないリアリティーを取りながらも、東京炎上、ヤシオリ作戦の場面などは特撮映画ならではの観客が高揚するような圧巻の場面を作り上げた。
そしてやはり、ゴジラの存在。
まさに非日常の象徴であり、人類に警鐘を鳴らし続ける不動明王だ。
かつて第1作公開時に特技監督を務めた円谷英二氏が「これまでキワモノ扱いされてきた特撮の分野を大いに発揮し、見返してやりたい。」と語ったそうだが、「ゴジラ」はまさに打って付けの題材だったのであろう。
それを60年以上の歳月を経て樋口真嗣特技監督が再び昇華させた。
特撮映画の魅力を広く世間に再認識させたという意味でも日本映画史に残る傑作となった。
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