劇場公開日 2016年7月29日

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「ゴジラも群像劇も圧倒的。脚本が最高。」シン・ゴジラ romiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ゴジラも群像劇も圧倒的。脚本が最高。

2023年11月8日
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鑑賞方法:VOD

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特撮に全く興味がないのでゴジラはもちろん知っているけれどゴジラと名のつく作品を一度も見たことがありませんでした。が、先日安藤サクラさんが出ているということでゴジラ-1.0を鑑賞。ゴジラの迫力すごーい、人間の所業がゴジラを生み出したという設定もなかなか面白い…と思い、でもなんだか少し物足りないというか掘り下げがもっと欲しくて消化不良のため、近年のゴジラ作品を見てみようと思い、こちらを鑑賞。
いやあ……すごかった。すごい。とにかく脚本と演出がすばらしいんですよね…圧倒された。
-1.0のほうは、シン・ゴジラを鑑賞後に振り返ってみると、どこかスポ根アニメ的というか、少年漫画っぽいストーリーや演出だったと思う。そのぶん、感情移入ポイントが分かりやすく熱くなれる点で良作で、10代の子供たちにおすすめしたい。
一方シン・ゴジラは、大人も見ごたえがあるというか、とにかくリアリティ面での満足度が高かった。
緊急でろうが有事であろうが、日本の政治ってああいうふうに動くんですよね。良くも悪くも。もちろんきちんと法律や制度を守るからこその民主主義、でも緊迫した事態下ではあまりに滑稽に見えてしまう…そのリアリティがすごい。
さらに、人気と実力を兼ね備えた主演級俳優たちの圧巻の芝居(余談だけど史上最高に贅沢な斎藤工の使い方では?笑)、さらに名だたる名脇役たちの強烈な個性も遺憾なく発揮され、癖のある人物たちの繰り広げる人間模様、群像劇がとても良かった。
そして何より、ゴジラの迫力。-1.0を見てゴジラの絶望感MAX100と思ってたら、MAX1000まであったんかいという感じ。青紫の光を放ち、ガスバーナーでお肉を炙り焼きするくらい簡単に、人類の創り上げたビルや電車や戦闘機などをあっけなく焼き尽くし、破壊の限りを尽くして火の海に立つゴジラの圧倒的な、まさに神としか言いようがない絶望感。悪神と言ってしまっては軽い、善悪を超越した神、自然の脅威のような畏怖の対象としての神。神々しさすら感じてしまった。
それに対する、あまりにもちっぽけな人間。でも、人間にはゴジラとは違う形の圧倒的な力があった。
まさか高層ビルをそう使うか!建機も電車も…すごくかっこよかった。これぞ人類の叡智。
突如現れた強大な災厄に、人類がこれまで積み上げてきた科学力と知恵によって打ち勝つ。これは心震えずにはいられない。
ああ、劇場で見たかったな…リバイバル上映してくれないかな…

romi
琥珀糖さんのコメント
2024年5月14日

私も「シンゴジラ」は、心震えました。
でもマイナス1・0はエンタメとしても、音響、映像、視覚効果、は
勿論のこと、脚本も世界を視野に分かりやすくしてるのです。
「シンゴジラ」は内閣が右往左往する台詞が多く、
その理屈っぽさで、海外では不評だったようです。

琥珀糖
あのまりさんのコメント
2023年12月29日

住んでいる地域もあってアンテナを張っていると年一、二回は劇場で観ています。
何度観ても面白く、圧倒されますね。
いつか是非劇場で鑑賞なさって下さい。

あのまり