劇場公開日 2015年12月5日

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「自分の身を犠牲にしてでも正義を貫く」杉原千畝 スギハラチウネ 重さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5自分の身を犠牲にしてでも正義を貫く

2023年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

唐沢寿明扮する外務省杉原千畝は一番ソ連に詳しく、海外ではセンポと名乗っていたようだ。満州で杉原千畝は関東軍の理不尽な行動に嫌気が指していたが、世界を変えたいと思っていた。千畝は領事代理としてリトアニア勤務を命ぜられた。

必死に語学を勉強して外交官になり海外に拠点を築く重要な任務を果たしたのは素晴らしい。しかしユダヤ人たちにはもう行く場所が無かった。千畝の元に大勢の人たちが押しかけた。そのプレッシャーは相当な物であろう。領事館が閉鎖されてもホテルでビザを発行した。自分の身を犠牲にしてでも正義を貫く。改めてこうして鑑賞して杉原千畝が偉人であると認識出来たが、杉原千畝の意識を組んだ美談だけでは済まされないだろう。

重