ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦

解説

1963年の創刊以来、アメリカを代表する文芸誌として多くの知的層に愛され続けてきた雑誌「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」の歴史を、自身も創刊時からの愛読者である名匠マーティン・スコセッシ監督がひも解いたドキュメンタリー。トルーマン・カポーティ、ノーマン・メイラーといった文豪たちも寄稿してきた同誌は、書評の枠にとどまらず、科学やアート、政治や社会問題など、編集者ロバート・シルバーズが興味を持った多彩な題材を取り上げてきた。他人の意見に惑わされることなく「真実」を発信し続けることで数々の困難に直面しながらも、信念を貫き通してきた編集者・寄稿者たちの50年の歴史をたどる。渡辺謙が日本語版のナレーションをつとめた。

2014年製作／97分／アメリカ・イギリス・日本合作
原題：The 50 Year Argument