「しずかちゃんの特技「お風呂好き」からアクアビームを!」映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0しずかちゃんの特技「お風呂好き」からアクアビームを!

2020年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 これはもう『サボテン・ブラザース』や『ギャラクシー・クエスト』のプロット!『ザ・マジックアワー』もこのサボテンに影響を受けてると話題になりましたが、今回のドラえもんで撮影隊勘違いムービーという一つのジャンルが確立されたような気がする。

 映画かんとくロボ“バーガー監督”というひみつ道具。タイトルをいうだけで映画が完成してしまう優れモノであり、超小型虫型カメラによってVRのドローン効果も発揮し、一ヵ所だけ巻き戻すという機能までついている。

 そんな撮影風景を偶然見てしまったポックル星人の保安官アロン。彼らを本物の銀河防衛隊だと勘違いし、宇宙海賊の恐怖に晒されている母星へと連れていくことになるのだ。もちろん、ドラえもんご一行もバーガー監督の撮影の中なんだと勘違いしている。実はリアルであると気づいた彼らは乗りかかった舟とばかり、ポックル星に遊園地などのリゾート施設を作り悪事を謀ろうとする宇宙海賊退治に乗り出すのだった。

 それぞれ得意技を発するところが意外と笑えるのだが、のび太の場合は射撃ではなく“あやとり”が必殺技。ジャイアンの最終技も母親から受け継いだDNAを感じて心地よい。いつも通りの“キラーボイス”攻撃じゃないところが評価できるのです。ちょっとラストはあまりにもご都合主義なためにがっかりしますが、若干の映画愛も感じられるし、笑顔に癒されます(?)

 しずかちゃんは一瞬のシャワーシーンのみでしたが、何度も頬を染めているのが可愛らしく描かれていました。のび太はパンツはいてたのに・・・

kossy