劇場公開日 2014年7月19日

「【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】 好評不評ド...」エスケイプ・フロム・トゥモロー 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】 好評不評ド...

2024年2月4日
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【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】
好評不評ド外視で、こりゃ観なきゃと思った映画w。

痛さが黒い笑いを誘う前半。
炎天下のディズニーランドで内輪モメ、ふつうの家族ってこんなだって(^^;)
インクレディブルファミリーの次に観るとコクが増すw。ははは、我ながらベストな順番で観たなぁ私。
兄妹げんか、かまってアピール、体調崩す、アトラクションで酔って吐く、
興味ない父親は家族に付合うだけで精いっぱい、
仕切りたがる母親がどんどん余裕なくして殺気ヒートアップ、
ヒステリックな妻を持て余す夫、
夫の使えなさを露骨に嫌悪する妻。
生々しい~ッ(叫)

そんなやってらんねぇ感を煮えたぎらせる父親の妄想が現実になり・・・?というシュルレアリスム映画テキなテイを成してくる後半。
かなりキテんな、この親父(^^;)。
ウォルトの妄想が形になったランドが素晴らしいなら、さえない中年男の妄想が実現したって良いだろう、という主張もダダっぽい。

ただ、ウォルトもソウトウな人だったらしいから、彼を善と決めつけてダダ拘ねてもなぁ・・・幼稚かな。
清濁併せ呑み尚且つ燦然と輝く夢の国こそ、Dの凄み。
もすこし踏み込んでケチ付(もとい)批判して欲しかった。

最初のクレジット映像に一つ置いたショックで、劇中ずっと安心できない引っ張り方はワザあり。
白黒映像をグニョッと歪ませて不気味に変容させるアイデアもコワい。こういう映像センスは好きです♪マリリンマンソンの昔のPVを思い出した。
監督の成長とご活躍に期待!

「私の隠れミッキーを突いて!」
お下品ですわ(^◇^;)

雨丘もびり