劇場公開日 2015年7月10日

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「シュワちゃんのターミネーター、ちゃんと楽しめます。」ターミネーター:新起動 ジェニシス モジモジショウさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5シュワちゃんのターミネーター、ちゃんと楽しめます。

2015年7月29日
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鑑賞方法:映画館

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興奮

このターミネーターシリーズは、シュワちゃん系の本道シリーズから枝分かれしたいわゆる「派生シリーズ」も幾つかあって様々ですが、肉体派として一世風靡したシュワちゃんがやるターミネーターは、やっぱり一味違いますね。

ターミネーターシリーズは、本道のシュワちゃんシリーズだけみても、厳密にストーリーを噛み砕けば、話の序列や因果に矛盾だらけではありますが、タイムトラベル要素があるこの手のストーリーでは、この問題は致し方ない事。

タイムトラベルがあると、どうしてもストーリーがパラレルに成らざるを得ないし、これはマジ科学の世界でも問われている永遠の命題。

そこに、センセーショナル性をストーリーに持たせようとする脚本家の手入れがあるので、話の因果関係は、この作品でも相当ぐちゃぐちゃです…

しかし、そこら辺は、主人公達が過去に飛んで活躍しているその瞬間も、それ以降の総ての未来が停まっているのではなく、同時進行しているってことを、ムリクリ頭の中に入れておけば、あまり気にならないかもしれません。

このターミネーターはそもそも、ムキムキのシュワちゃんと無機質な人型殺人サイボーグとを重ねて、楽しむものなので、ストーリーの時間軸に整合性を厳しく求めるのは、前述のタイムトラベルの問題もあって、いささか無理があるというもの。

本作は、冒頭に、老いていない若き頃のシュワちゃんターミネーターが、例のごとく裸でタイムワープしてくる所から始まりますが、これ、みる限りCGではなく、体が似ているボディービルダーを登用し、メイク?で似せて?もしくは顔だけ差し替え画像処理で登場させているみたい。

でも、この代役、「体」がどうしても、若き頃のシュワちゃんに、届いていないんですよね…

それもその筈で、州知事や映画俳優で、誰もが知ることになったアーノルドシュワルツェネッガーだか、元々はプロボディービルの世界最高峰で、長らく頂点に君臨した歴史に残る名ボディービルダー。

また現在は「アーノルドクラシック」という、一流ボディービルダーの登龍門的ボディービル大会が存在するくらい、一時代を作った稀代のボディービルダーなので、そんじゃそこらの、ゴツいビルダーを代役でもってきても、やはり見劣りしてしまうのは、致し方ない。

まぁ、代役俳優のカラダも、そりゃ物凄い体だし、それらに隠れがちだが、人間カイル役の俳優も、スゴい筋肉質なゴツい体なんですがね、シュワルツェネッガーのバリバリ時代の体と比べると、どうしてもね…

それだけ、シュワルツェネッガーのバリバリ時代の体は、すごかったって事です。アーノルドシュワルツェネッガーは、世界最高峰ボディービルコンテスト、「ミスターオリンピア」を連続6回、計7回制覇した偉人ですから、比べてはいけないって事です。(笑)

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モジモジショウ