繕い裁つ人のレビュー・感想・評価
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中谷美紀ファンと神戸生まれなのでなんとかみれたけど、どういうメッセ...
中谷美紀ファンと神戸生まれなのでなんとかみれたけど、どういうメッセージ性か今一伝わらなかった。
エンドロールの曲は屁みたいな音がずっと流れてて気になった。とにかく中谷美紀がずっときれいな映画。翌日サンパウロにいきました。
おしゃれをしたくなる
たんたんと 服を作る主人公の姿が良かった
服は自分を表現するもの
服への愛情が 主人公や まわりの人々をつなぎ笑顔になる
ほんわり 淡々とした作品でした
主人公の女性と 男性の関係がその後どうなるのか
気になります
ちょっと中谷美紀やり過ぎ?!
飛行機の中で観た邦画!
早送りできる訳ではないのでジックリ観たけれど内容は良い。
服が好きな私は、大事に良い服を着ることを改めて学ばせてもらいましたが、中谷美紀の演技がチョットやり過ぎな気がしてしまった。
でも頑固ババア役としては悪くないのかもしれませんが…
戸田恵子は良かったですね。亡くなったお爺ちゃんの服の変化も思い出すと胸がキュンとします。主人公がウェディングドレスを繕う所は…偶然あの障害者の妹と会うのも…まぁ運命とは、そーゆー偶然が重なって必然となり運命になるのでしょうね。
頑固の応用。
相変わらず現実離れした世界観が目立つ三島作品ながら、
今作は原作の効果もあるのだろうか、観辛さはなかった。
確かに夜会のシーンなどはキレイだけどエェ?っていう感は
否めないが、美しさとは浮世離れして何歩なのかもしれない。
いわゆる頑固洋裁職人の話なのだが、主人公・市江は祖母から
引き継いだ志で一点物のその人だけの洋服を作り続けてきた。
彼女の仕事に惚れこんだ百貨店の青年がブランド化を提案し、
毎日足繁く説得に通ってくるのだったが、市江は相手にせず。
そうこうしているうちに、彼は転勤、老舗の店も閉店となり、
市江の心にも変化が芽生え始めるが…。
お伽話感はあるがこういう頑固職人は多方面で活躍している。
物作りの職人さんといえば確かに一種の拘りを持つ人が多い。
ビジネスとオリジナルの鬩ぎ合いが生活力に反映されるのは
成功者とそこそこ者の違いなのかなぁと思うが、今作の市江
に至っては、ほとんど常連客に支えられているのが明らかで、
誰だって生活にさえ困らなければ好きな仕事をやっていたい。
ただ人間、時代が移り変わればどっかで風穴を開けてくれる
ような自身の変化を望んでいる面もあるんじゃないだろうか。
デザイナーたちがモデルしか着られないような新作を次々と
生み出すのだって、日本のJKが新しいファッションセンスを
世界に発信するのだって、やっぱりそれは活きている証しだと
思えるのだ。市江は祖母から受け継いだ遺志が自身の生きる術
と心得てきたが、その技ありきで自身を羽ばたかせることに
ようやく気付いた。それを気付かせてくれたのが青年とその妹
だという、漫画ならではのロマンティックでファンタジックな
展開に後半の仕事が心地良い。基本が確かなら応用もこなせる。
(自然光の美しさや道具の美しさ。あのミシン家にもあったなー)
ウェディングドレスにめをうばわれました。
見たい!と思いながら見られず終わってしまった映画でした。
運良く飛行機の中で見られました。
独特な世界感が漂っていました。
一着の服を大切に何十年も着るという文化。
その服を作ったカリスマ仕立師しのさん。
天に召されたときはお得意様がしのさんの仕立た服を着てお見送り。女性は黒い布を頭から覆い…外国の影響を強く受けたであろう神戸が舞台でも違和感を感じました。
あまりのカリスマ性で、服作りを諦めた娘と、祖母の作った服を直すだけの孫娘。
あまりに頑な過ぎて共感しづらい!
それが少しずつ変わっていき…
これ以上はネタバレになるので言えません。
泣けました。
静かに良かったです
最初は退屈かなーと思ってしまいましたが、どんどん作品に魅了されていきました。中谷さんの美しさ、衣装の美しさ、ストーリーの美しさ、、
洋服や物が安く、豊富で、手に入れやすい今の日本には大切な気持ちだよなーと思いました。
また、先代の想いを乗り越えて、自分のやりたいことを切り開く勇気と情熱、こういうの大事ですよねー
私もがんばろ!っていう気持ちにさせられます。
演出がうーん
神戸のロケや俳優、ストーリーは、良かったと思います。
普段は縁のない、洋裁の職人さんの事なので、題材としての魅力もありました。
但し、残念だったのは、神戸が舞台で、しかも地元密着の地元愛がテーマなのにセリフは標準語。グローバルな戦略で、海外受けを配慮したのだろうか。もし、そうだとしたら、標準語の字幕等を付ける画面構成を考えるなど、やりようはなかったのか。SF映画の宇宙人が日本語を喋っているような陳腐さを与えている。
また、個人的な好みではあるが、主人公の話し方が、登場の演技以外は無表情、独り言、つぶやき、セリフ棒読み的な演出だったのが嫌い。
TVドラマなどでもたまに見かける演出だが、作品をつまらなくするだけだと思う。この映画でもネガティブな印象を助長していると思う。
良作
現代の使い捨て文化、ファストファションに対するアンチテーゼとなる作品だと思う。
ディテールがい無い服、パクリデザイン、スタンダードやクラシックを軽んじる風潮が嫌いな人はこの映画がツボではないかな。
これ見て今後スーツはテーラーで作ろうと思った。
神戸が舞台だったので
観に行ってみましたが、個人的には好きな感じでした!しあわせのパンの監督さんでなんとなく同じような雰囲気がありました。結末がはっきりしてない感じでしたが、それはそれでよかったかなと。
あと中谷美紀さんはやっぱりきれいでした笑
邦画ですね
女作者、という感じ。苦労して努力してる行き遅れ女に若い熱意あるイケメンが何度も来訪して技術を褒めちぎる。女もそれにだんだん感化されて、いいなと思い始めたところで、男が他の女性と楽しそうにしているのを見つける。実はそれは妹で。…はいはい、と思い冷めてしまった。
一着への手間をもっと見たかった。残念。
冒頭で見せた一人じゃ生きてけないどじなイチエが、繊細な高級作品を作るのなら面白かった。残念。
神戸を舞台にした映画というわけで、映画を見るとやっぱ神戸はいいねと...
神戸を舞台にした映画というわけで、映画を見るとやっぱ神戸はいいねと思います。
ストーリーはいたって普通。映画「阪急電車」と同じぐらいのクオリティです。
残念なのが、たまに撮影ミスが目立ちます。遠くの歩行者があれ撮影やってる!という感じに映り込んでしまってます。
全然つまらない
生活の為に云々とか現実寄りな発言をする作品なのに、四六時中洋裁師につきまとう油売りサラリーマンやら、喫茶店でありえない注文やら、神戸なのに関西弁しゃべる人物ゼロやら。
ストーリーの起伏もほぼ皆無に近い。
あったとして、サラリーマンが変に切れてたり、大人げない爺さんが子供を頭ごなしに突き放したりとか、共感のしどころを探しに探しても、どこにも見つからない。
今思えば、場を引き立てるBGMなんかもあったのかどうか思い出せないぐらい。
評価できる点が何もない作品でした。
お仕立てしましょう,大人のファンタジー
上質な大人のファンタジーと言える本作。
映画の冒頭に主人公、南市江(中谷美紀)が放つ、こんなセリフがある。
「生活感出してたまるもんですか!」
これは本作の全てを象徴するセリフと言っていい。この一言にすべてが集約されている。
主人公、市江は祖母が始めたオーダーメイドの店「南洋裁店」を引き継いでいる。彼女は洋服のデザインも手掛ける。着る人の個性に合わせた「世界にただ一つの洋服」がこの店で手作りされている。
物語は、この洋裁店の服に注目したデパートのバイヤー、藤井(三浦貴大)が「南洋裁店」の服を「ブランド」として売り出そうと企画するところから始まる。バイヤー藤井と、主人公、市江のやり取りを軸に、市江の交友関係、南洋裁店と、その洋服を愛してやまない客などの人間模様を描いてゆく。
市江と顔なじみのお得意様は、皆この「南洋裁店」の洋服が、大のお気に入りなのだ。
「ここの服は何十年たっても着られるからね」
歳月を重ねて、自分の体型が変わったとしても心配はいらない。
その時は、この「南洋裁店」に自分の服を持って行けばいい。
すると、市江が客の体型に合わせ、その服を仕立て直してくれるのである。
決して目先の流行を追わない。
今日、ただいまの利潤を追求しない。
丁寧な手仕事。年代物の足踏みミシンを踏む主人公、市江の後ろ姿。
そこに差し込む陽の光の美しさ。
だけど、そんな仕立て直しを丹念に行う店は、もはや絶滅寸前だ。
おなじ仕立て直しをしている、親しい同業者(伊武雅刀)は
「この店は私限りです。もう閉めようと思っています」と寂しげだ。
本作のハイライトは「夜会」と呼ばれるシーン。これが良かったなぁ~。
趣味の良い、おしゃれな服でドレスアップした、ご年配の方々が、シュトラウスの「アンネンポルカ」に合わせてダンスをする。
会場に飾られた花々の美しさ。弦楽アンサンブルの、ゆったりとしたリズム。
この夜会にはドレスコードと参加資格がある。
それは「南洋裁店の服を着ること」
そして「30歳以上であること」
子供達は参加できない。これは「大人の童話の時間」を楽しむ会なのである。
本作で使われる音楽はとてもいい。
だけどエンドロールで唐突に流れる平井堅の歌は、やはり「とってつけた」感じは否めないのが残念。
本作は全編、僕の住む街、神戸、並びに兵庫県下で撮影されている。
坂道が多い神戸の街並み。古くから外国人が住む、異国情緒あふれる街「KOBE」
映画の後半で登場する古い洋館は、神戸の塩屋に建つ「グッゲンハイム邸」である。
ここは今、音楽などのイベント会場として貸し出されている。もちろん、普段の日も見学可能だ。僕も何回か通ったことがある。
板張りの床はギシっという音とともに適度に「しなり」、歩き心地も良い。この異人館を使って本作では結婚式のシーンが撮影されている。
この映画には多くの説明はいらないだろう。
ストーリーを追ってゆくタイプの作品でもない。
この作品世界に描かれる風景を、絵画のように楽しむ心の余裕があれば、本作は十分に満足できるはずである。
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