劇場公開日 2014年7月11日

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「アヴィガルが幸せになりそうでよかった」ジゴロ・イン・ニューヨーク 雨音さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アヴィガルが幸せになりそうでよかった

2023年1月25日
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楽しい

幸せ

洒落ていてテンポがよく、中味もおもしろく、ほっこりさせられる。

フィオラヴァンティはイケメンで口数少ないけれど優しそうで、男っぽく、控えめで(これ大事かも)、ジゴロとしてぴったりのよい味わい。
彼とマレーとの組み合わせが絶妙で、二人のコンビがそれぞれの良さを引き立ていて、けっこう面白い。
マレーは、ちょこまか動き、おしゃべりで客を誘うという、ちょっとみっともない老人の役割だけれど、見てないようでちゃんと見ている。逆にフィオラヴァンティは私情を挟んで揺れてしまう、まだまだプロになりきれない味熟者だった。対比が楽しい。

彼らによりアヴィガルは目覚め、新しい人生を歩むきっかけを得る。この展開は女の私からみて好感がもてるし、なんだか暖かみがあっていい。

あま・おと