劇場公開日 2014年7月19日

「画力がすごくて、画力には感動したのだけれど、これではアニメじゃなくてもいい、むしろ実写の方がいい、と思った。」思い出のマーニー Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5画力がすごくて、画力には感動したのだけれど、これではアニメじゃなくてもいい、むしろ実写の方がいい、と思った。

2015年8月16日
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悲しい

知的

難しい

公開した最初の週に見たけど、劇場内はジブリ作品と思えないくらいに閑散としていて、ほとんど子供がいなかった。

画力がすごくて、映像はそれなりに感動したのだけれど、これはアニメより実写の方がいいのでは?という疑問が残った。

この映画は映像の他にも、マーニーははたして何者?というミステリー的な部分が見どころかと思う。

見ている時は、マーニーは地縛霊みたいなもので、ジブリ初のホラーなのか?とか、もしかしたら、「クロユリ団地」みたいなサイコホラー?あるいは「ルームメイト」みたいなサイコスリラーなのか?と思って見ていた。

“思い出”だから、主人公の思い出か、とも思ったけど、年がまったく合わない。

結局、非常に中途半端な、サイコファンタジーみたいなものだった。

よく練りこんであるストーリーといえなくもないけど、女性主人公の映画の、定番パターンとも言えなくもない。

アニメでやるなら、ジブリの作風とはかけはなれているけれど、あえて、マーニーか主人公の杏奈が、人を殺しまくるような、サイコホラー、サイコスリラーにした方が面白いような気がした。

そのままやって感動を狙うにしても、実写の方がはるかに感動できるはず。

これでは、アニメでやる意味がない。

アニメならではの何かしらの効果や、主張が必要だと思う。

ダブルヒロインの二人が可愛いとか、魅力的なキャラクターなら、いいのかもしれないけど、残念ながら二人とも可愛くないし、魅力的でもないし、なおかつ、暗い。

実写なら、それでもなんとかなるかもしれないけど、アニメではダメだと思う。

もっと明るくて、元気いっぱいで、ハジけた感じがいい。

暗くてもいいけど、最低でもいろいろな意味で、ハジけた感じか、通常からはみ出した感じがほしかった。

子供向けではなく、大人向けなのかもしれないけど、これでは大人も納得できないと思う。

Push6700