劇場公開日 2014年8月30日

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「あれもルパン、これもルパン。この自由さこそルパン三世!」ルパン三世 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0あれもルパン、これもルパン。この自由さこそルパン三世!

2024年4月27日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

楽しい

興奮

こんなのルパンじゃない!とか、当時は賛否両論、意見が乱れ飛んでました。いろんな人がそれぞれの見方をするので当たり前だと思います。そこをどうこう言うつもりはありません。なんせ自分的には大満足の一本でした。非常に楽しませてもらいましたから。

そもそもルパンの基準ってなんでしょう? アニメ化された時、原作とイメージが違うと不満に思った方も多いと思います。第1シリーズ(緑ジャケ)と第2シリーズ(赤ジャケ)、第3シリーズ~第6シリーズ、テレビスペシャルや映画もそれぞれ微妙に設定が変わっているんじゃないでしょうか(第2シリーズなんて、その中でも微妙に違ってたりとか)
特に「カリオストロの城」なんて公開当時はかなり批判を受けてましたよね、ルパンじゃないと。(宮崎駿の知名度が上がるとともに名作として評価が変わっていきましたが)
でも、それでいいんじゃないですか。このいろいろな表現こそ、自由の象徴であるルパン三世の醍醐味だと思います。

ただ、ルパンと言えば、あの大野メロディに尽きると思ってたんですが・・・。
実写化では、使ってませんでしたね。(そんなことも忘れてたんですが)とは言え、アニメとは違うけど、めちゃくちゃはまってて、カッコいい曲でした。(音楽は布袋さんでしたね。相変わらず良い仕事してくれます)

さて、本作ですが、 ハリウッドのド派手なアクションに比べれば、多少の見劣りはあるかもしれませんが、邦画としてはかなり頑張った部類だと思います。
ストーリー的にも、良かったです。主要メンバー5人以外の泥棒たち、組織なんてのもありましたが、それはそれで面白かったですよ。新たな試みとして。 まあ、不満もありますけど・・・。

多くのレビュアーさんが語っているように、五右衛門の斬鉄剣!あの場面では真っ二つになった車を見たかったとかね。せっかく、綾野剛さんが頑張ってくれていたのに、ちょっと残念でした。
それから峰不二子の黒木メイサさん。入浴シーンとか、素肌に皮ジャンとか努力は認めますが、PVなんかで見せるエロさがちょっと出ていなかったような・・・。不二子の巨乳っていうイメージから物足りなく感じたのかもしれません。 でも、基本的には大好きな女優さんなんで、次回作があればそれに期待します!
もちろん、主要メンバー5人はこのままの第2弾ということですが・・・
もう10年経っちゃったんですね。ちょっと無理かな。

ratien