アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
全94件中、21~40件目を表示
素敵な映画
先週観た『ふりふら』の中でカズ(赤楚衛二さん)が朱里(浜辺美波さん)にお薦めの映画と聞かれて答えた映画『アバウト・タイム』
『ふりふら』内では結構重要なアイテムなんですが、それで観てみるのはいかにもミーハーで、ここで書くのは恥ずかしいからどうしようかと思ってましたが、観てみたらとってもいい映画なので恥を忍んで書くことにしました。
若干コメディタッチのタイムトラベルもの。ありきたりな気がしますが主人公のティムの誠実さとメアリーのキュートさに思わず微笑まずにはいられません。メアリーをGetするため何度も何度も逆戻りするティムには笑っちゃいますが、途中初恋の人からの誘惑にも打ち勝ってメアリーのもとに戻り、結婚を急ぐくだりは若干(浮気を?)心配してしまった自分を反省するとともにホッと安心しました。
色々なタイムパラドックスとその弊害については、お父さん「早く言ってよ!」って松重豊さんの気持ちです!でもお父さんいい味出してましたし同僚のローリーもある意味美味しい役どころでした。さすが映画を志すカズが薦めるだけの作品ですね!
出会ってすぐにメアリーから誘ってしまうのはさすがに日本ではあり得ないよな~
これ浜辺美波さんはひくよな~なんていらぬ心配をしてしまいました!
でも素敵な映画であることには変わりありません。みなさん是非ご覧ください!!
当たり前の日々を愛おしむということ
メアリー役のレイチェル・マクアダムスの笑顔がキュートで、とても魅力的でした。
恋に落ちた二人がとても微笑ましく描かれていました。
或る能力を使わないで生きる事にした主人公が、清々しくより幸せに見え、当たり前の日常を愛おしんで生きるという事の大切さについて、改めて考えさせられました。
優しさに溢れた作品。
NHK - BS を録画にて鑑賞
優しい時間が流れる
タイムトラベルできるっていう、なかなかのSF要素なのに、
劇的なことはたいして起こらない。
ただやさしく時間が流れる、そんな感じ。
父親がいい。
個人的には秘訣パート2が心に沁みる。
そうだよね、見方を変えれば嫌だと思っていたことも楽しめるし、
楽しむ努力をするって大切かも。
どんな些細な事でも。
そう、コンビニの店員にただ「ありがとう」とひとこと言うだけで、
お互いがちょっぴり幸せになれたりするよね。
父と息子の物語でした
タイムトラベルについての映画は数多くあるが、この映画の本当に狙うところは「父親と息子の物語」ではないだろうか。
子どもが生まれる節目ごとに、それ以前の時間に戻れなくなる、ということが、後々、父親の死後に主人公を苦しめる。確かに、タイムトラベルから戻ると全然知らない赤ちゃんになってたなんて、嫌すぎ。他人のこどもをどうしても可愛いとは思えないもんな。
この映画をいつも思いだし、一瞬一瞬を過ごすように心がけている。
また10年後、見ようと思います。
今回で二回目の鑑賞でしたが、前回と全く違う印象を受けました。
主人公ティムの根底にある優しさは、自分を苦しめる時もありますが、その行動に後悔は無く、次のチャンスを掴む運と努力する姿勢には心惹かれました。
終盤で毎日を十分に楽しめるのは、この優しいティムだから感じられることだとは思います。
タイムトラベル自体にツッコミはあるかもしれませんが、それは全く重要ではなく、平凡な日常、当たり前の毎日は、周囲の環境や家族、友人で素晴らしい日常になっている事を再確認させてくれる映画だと思いました。
最後に、
終盤で父親と海辺で遊ぶ姿には、涙が止まりませんでした。
この戻ってこない時間を味わえるタイムトラベルに憧れはありますが、いまのぼくは多分しないでしょうね
リセットできる人生に、深みは感じられない・・
みなさんのレビューを見る限り少数派な意見とは分かってるけど、ティムが好きになれなかったです。なにか思い通りにいかないたびに過去に戻って、メアリーに気に入られるような行動、言動でやり直してうまくいくように取り繕うことを延々続ける。正直、苦痛でした。男女の関係が深まっていく過程って、仲が良い♪や気が合う♪だけじゃなく、時には喧嘩して、傷つけ合って、もうだめかと絶望して、それでも一緒にいたいと願い、歩み寄り、対話して、壁を一つ一つ乗り越えて、信頼関係を深めて行くものじゃないのかなと思います。イチローさんの言葉じゃないけど、いつも解答集を見て、常に近道しかしてないティムからは「人としての深みや厚み」を感じることはできませんでした。
コメディを謳っているけど、笑える要素は一つもなかった。
父親との病気発覚から父親との別れ〜結末への展開や、ティムのセリフ「幸せの秘訣3」が良かったのが、せめてもの救いでした。
普通が一番
後悔ほど深刻でなくても日々悔やむことはある、そのたびに戻っていたら人生一歩も前に進めないかもしれない、タイムトラベルできる機能は凄いと思っていたがとんでもないことに思えてきた。魔法にしても多くて3つ程度の願いにとどめているのは人間の本質を見抜いてのことだろう。
この映画の酷いところはやり直しがテーマと分かってからは、幸せそうに見えれば見えるほど次はどんな不幸や不都合が起きるのか気がきではないところだろう、幸いにして子供の病気や妻の死などは無かったからよいものの心配性の私にとってはホラー映画だった。
手はこんでいるが超能力の必要のない普通で平凡な日々の有難さを感じさせてくれる点では凄いプロットだと感心する。
一瞬一瞬を、1日1日を。
誰もが「戻りたい!」気持ちがあると思う。
その気持ちをしっかりと汲みながらも、結論として持ってくる「大切な時間だからこそ、大切な人生だからこそ、一瞬一瞬を、1日1日を、思い切って生きていこう」、このメッセージか自分の背中を押してくれるようでした。
レビューだとどうしても臭くなってしまいましたが...笑
本当にオススメです!
恋愛だけでなく親子の愛を描く作品
主人公の男性ティムはタイムトラベルで意中の人と恋人になれるというストーリーだけなら恋愛映画として楽しめます(もちろん感動もあります)
この映画を評価する理由はこの恋愛に家族という親子の愛を描いた所です。
最後にティムは亡くなった父親に会いお互いタイムトラベル中であることを2人は認識して
ティムの子供の頃にもどり父親と海辺を歩くシーンに戻るのです。
亡くなった親と会えるならどんなシーンで戻りたいかということを問いかけて時々他の人にもこれを聞いてしまうことがあります。
そして、タイムトラベルは1日を戻りもう一度過ごせば嫌な事でも嫌な人でも本当はこんな理由があるんだとわかって接することができ寛大になれ、これがテーマのひとつである1日1日を精一杯生きるということにつながります。
恋愛と親子の愛や絆を描いたリチャードカーチス監督の名作だと思います。
とても感動させてくれました。
今を大切にして生きること
過去は変えられないという現実かあるからこそ
『あの時違う選択をしていたら、、、』
のシチュエーションを主人公ティムが代理で体験してくれている。
今を大切に、1日1日を充実させられるように生きていくこと、良いことばかりではないこともある、だからこそ、幸せを深く感じられるんだということが分かった。
一日一日を大切に。
人生をやり直したいなと思った瞬間はこれまでも何度かあったけれど、実際やり直したところで上手くいったのかな(笑)失敗や経験から今の自分が作られているとしたら、そういったことも必要かなと思う。
ティムのようにやり直せたら、告白も試験もすべて成功できたかな。人生は後悔ばかりで、悔いなく送れる人なんているのだろうか。でもやり直した時のように一日一日を大切に過ごすことは大切だなと思った。何気なく過ごしている毎日だけど、もうその時間は帰ってはこない。一日がどれほど尊いものかを感じさせられる。
何回か過去に戻り、ティムはメアリーと付き合えた。メアリーはそのティムの努力?を知ることがないことは少し残念だなと思う。少しストーカーのような行動もしていた時もあったし(笑)
1つの出来事が起きていなければ、生まれていなかったものがある。人生はそういう偶然の積み重ねでできているのかなと思った。自分の行動が知らない誰かを幸せにしたり、不幸にしたりもする。
終盤で3人目の子供を作るとなった時、ティムは子供が出来ることは喜ばしいことだけど、父にもう会うことが出来なくなることは悲しいと感じた。亡くなったらもう会えないことは普通のことであるから、ティムは普通に過ごすことの方を選んだ。父もそれを望んでいたと思う。
キットカットが幸せそうで良かった。自分で解決することは大事だけど、時には誰かの力を借りないと変われないこともある。二人の兄弟関係が素敵だなと思った。
やりなおしのきく人生よりも、やり直しはきかないけれど家族や友人とかけがえのない時間を送って、いっぱい失敗して成長していくことが人生の楽しさなのかなと考えさせてくれる映画でした。
素敵なストーリー
タイムトラベルラブストーリーと聞き拝見しました。
さえない主人公が、21歳のお誕生日に父親から不思議な力をこの家の男は使えると秘密を教えてもらいます。
方法は簡単。
暗闇でギュッと手を握りしめ、戻りたい頃に思い浮かべるだけ。
体の異変や変な代償のないタイムリープ。
条件良すぎてびっくりしますね。
一目惚れをした相手と結ばれるために何度もタイムリープして無事結ばれます。
すごく上手いこと言ってます。
初恋の相手にあって食事に誘われて家に呼ばれた時
ヤッてから過去に戻って、やってなかったことにするってゆう卑劣なことをするのかと思いきや!!
この男誠実すぎて!!!!!!!!!!
断って帰ってプロポーズだなんて!!!
完全なコミュ障だし、空気読めない発言がたくさんで
彼女できなかった理由がよくわかりますし
なんだこいつ!の時ありますが、ステキです。
タイムリープなのに悪の時間がなくて、いい話です。
入場曲も彼と彼のお父さんの好きな歌を選ぶところ素敵です。
そして彼女の顔が映画を見てけば見てくほど綺麗さに気づきます。
そして子供が生まれてから過去に戻る必要を感じない素敵な日々が続いたって、素敵ですね。
と思った矢先、大切な妹キットカットが飲酒運転で事故。
妹の全てを人生をやり直してあげるために2人で過去に戻り、最悪な彼ジミーを殴り、現実に戻ってきました。
ジェイとそして付き合ってる状況になりました。
手を繋ぐだけで過去に一緒に戻れちゃうところすんごいですね笑
ですが過去を変えたことにより、自分たちの子供が女の子ではなく男の子に変わってました。
子供が生まれる前に過去に戻ると子供の遺伝子は変わってしまうから違う子供が生まれるそうです。
だからこの間まで育ててた娘はいなくなり、息子になりました。
そして過去を変えるのをやめて、キットカットは事故にあいますが自分でジミーから離れる決断をして成長しました。
ドレス着替えの時間をイライラせずにずっと付き合ってあげる主人公はいいやつです。
タイムリープ系って過去に戻ったら戻ってそのままやり直していくパターンかと思ったら過去に戻ってやり直したら、すぐ戻る前の現在のところまで時間飛ばせるんですね。
便利。
今タイムトラベル使えよ!のときに使わないときがありますが、多用しないところもまたよく見えます。
過去に戻りお父さんと2人の時間を過ごすラストシーンはいいですね。
今ある時間、今ある毎日、一つ一つのことを大切にしましょうって言うメッセージがあるストーリーだったと思いました。
ハッピーハッピーハッピーエンドです。
愛おしいこのひと時ひと時、愛おしい人生、愛おしい映画
脚本家として『フォー・ウェディング』『ノッティングヒルの恋人』、監督として『ラブ・アクチュアリー』、恋愛映画の名手リチャード・カーティスによる監督作。
お得意の恋愛映画にプラスして、意外やタイムトラベルSF!
イギリス・コーンウォールに住む平凡な青年ティムは、21歳の誕生日、父から驚きの秘密を打ち明けられる。
代々我が家系の男たちには、タイムトラベル能力があるという…!
…ハ? 何言ってんの、父さん?
しかも、方法が雑。暗く狭い部屋にでも入って、目を瞑って拳を握って、戻りたい時を思い浮かべれば戻れるって…。
ハイハイ、試してみるよ。そんな事…
マジかよ! 出来たよ! ワォ!
タイムトラベルと言っても、歴史を変えるとかは出来ない。また、金儲けとか欲に溺れると、ロクな事にならない。
あくまで自分の人生をより良いものにする為。個人的なタイムトラベル。
で、ティムくん、どんな事にタイムトラベル使ったかと言うと、日常の些細なミスや恥ずかしい事のやり直し。
口が滑ったり、躓いたりをやり直して無かった事に。
そんなしょーもない事にタイムトラベル使うなよ…と思うが、誰だって日常生活の中でちょっとしたミスをやり直したいと思う時が何回もある筈。
そこら辺を面白可笑しくくすぐるように描写。
それに、そんなしょーもない事にタイムトラベル使うのならば一応問題ナシ。
彼の一世一代のタイムトラベル使用は、運命の出会いに。
ロンドンに出て、弁護士として働くティム。
ある日、魅力的な女性メアリーと出会い、一目惚れ。
意気投合し、電話番号も交換する。
今まで恋愛に縁が無かった彼にとって、遂に訪れた春!(実は以前、タイムトラベルで初恋を成就させようとした事があったが、結局上手くいかなかった苦い経験があった)
…ところが!
人助けでタイムトラベルしたら、彼女との出会いが無かった事に。
やり直して、やり直して、今度は最高の形で出会い、あっという間にお互い恋に落ちる。
同棲、相手の両親に挨拶(勿論何度もやり直し)、こっちの両親に紹介、プロポーズ、結婚…。
子供が産まれ、全てが幸せ。
もうあまりタイムトラベルを使う事も無くなった。
じゃあ、何の為のタイムトラベル能力…?
こういうタイムトラベル映画あるあると言えば、一方を修正すると、一方に悪影響を及ぼす。
勿論本作にもそれはある。
良かれと思ってやった人助けが、メアリーとの出会いが無かった事に。
また、仲良しの妹の悲しい人生をやり直そうとタイムトラベルし成功するが、我が子に衝撃の影響が…!
とは言え、他のタイムトラベル映画のような歴史を変えてしまったレベルの悪影響や元の時間に戻れないとか、そういった大ピンチはナシ。
タイムトラベル映画としては甘々で理想的過ぎて、不満や物足りなさを感じる人も居るだろう。
でも本作はサスペンス的な作品ではなく、タイムトラベル能力を使って噛み締める、人生の愛おしさ、尊さ。
リチャード・カーティス、さすがの語り口!
洒落っ気とユーモア抜群の台詞、センス、展開…。スッと引き込まれ、終始魅了される。
ドーナル・グリーソンも素朴な青年を好演。
レイチェル・マクアダムスが相変わらず魅力的。
初恋の相手に、ブレイク前のマーゴット・ロビー。
レイチェルにマーゴット…羨まし過ぎるぜ。
紅茶好きの母、天然の伯父、自由奔放な妹、おバカな友達、偏屈な父の友人の脚本家…愛着溢れる周りの人々。
そんな中でもやはり、ビル・ナイ演じる父。
平方でちょっと不器用で、自分そっくりな父とは大の仲良し。
結婚式でのスピーチが息子への愛に満ち溢れていた。
そんな父との別れの時が近付いていた。父が癌に侵されていた…。
決断迫られる。
タイムトラベルでいつでも父と会う事は出来る。
が、その代わり、ある事に影響及ぼす。
そちらを取るか、父を取るか。
それは決まっていた。
親が先に逝くのは自然の摂理だ。
父はタイムトラベルをより良く使う秘訣を教える。
はっきり言ってそれは、タイムトラベル能力者だけの特権。
でもそれは、我々一人一人への普遍的なメッセージでもある。
時は二度と戻らない。
だからこそ、このひと時ひと時がどんなに幸せに満ちているか。
愛おしい人々、愛おしい人生、全てが愛おしい。
見た人の評判良いのは知っていたが、なかなか見れる機会無く、やっと今頃になって鑑賞したが、評判違わぬ良作!
タイムトラベルして、早く見ろと過去の自分に言ってやりたい。
リチャード・カーティスは本作が最後の監督作と公言。
脚本家としての彼も好きだが、監督としてもっともっと愛おしい彼の良作を観たい。
「時間」の大切さ、「今」の大切さに気づく映画
何気なく過ごしている時間も、あとから考えたら、もっとこうすればよかったとか考えてしまうが、時間は戻せない。今を大切に生きるしかない。
当たり前のことを、改めて考えさせられる映画だと思います。
他のタイムトラベル系の映画とは、また一味違った良さがありました。
日々の“時間”について考えさせられる
繰り返し何度も見る大好きな作品の1つ。
初見はやっている映画館がなかなかなくて苦戦したけれど(^^;)
こんな良い作品なのに、どうしてなんだろうか?
過去に戻ることができる。
でも何度も過去に戻ることを繰り返している息子に父は
「1日一度も過去に戻らずに過ごしてみる。そしてもう一度同じ1日を過ごしてみなさい」とアドバイス。
緊張や不安で気づかなかった人生のすばらしさに気づくことができるのだと。
実際一度めはちょっとしたことでもイラついたり、不快になったり。
でも二度めは全てを楽しみ、いちにちの終わりには最高な日だったと思えるように。
また、結婚式はどしゃ降りの雨。
過去に戻ってリスケもできたはず、なのになぜしなかったのか?
「私たちにもいろいろな天気がある。楽しみましょう」と言った彼女。素敵すぎる♡
過去に戻れても、過去をどうこう気にするより、今ある貴重な時間を大切に楽しく過ごしたい、大切な人と共に。むしろ、その過去があるから幸せな今がある。そう思わせてくれる、見ているだけで幸せな温かい気持ちになれる作品(*´-`)
優しい映画
ティムの能力と体験を通して、僕らに時間の大切さを再確認させてくれる映画。言ってしまうとそういうことだけど、そんなに味気ない映画ではない。
そもそもみんな温かい。愛情が溢れてる。親子、兄妹、夫婦、友人。こんな環境にいられるなら何度でも追体験したい。彼の気持ちが周りをそうさせているのだろう。
レイチェル・マクアダムズ。彼女が可愛らしい。ずっと見ていたい顔。彼女が傍らに居たからこその彼の悟りと思う。たぶん今夜は家族に優しくできる。
全94件中、21~40件目を表示