劇場公開日 2015年6月6日

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「【至極まっとうな主張、故に何も引っ掛からず】 未来人だか宇宙人だか...」トゥモローランド 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【至極まっとうな主張、故に何も引っ掛からず】 未来人だか宇宙人だか...

2024年2月4日
PCから投稿

【至極まっとうな主張、故に何も引っ掛からず】
未来人だか宇宙人だかの愚痴に反省w
「警告のつもりで送信してる地球滅亡のヴィジョンを、キャッチした現代人はコンテンツにするばっかりで、ちっとも状況改善に活かそうとしない」
・・・・たはッ。さーせん(^^;)。

"諦めない"より"折れない"ほうに尊さを感じる私は、きっとバッジ貰えないタイプですけど、面白かったです。

うーん、別に「才能あるやつが無条件に選ばれて救われる」的な選民思想話には感じなかったけどなー。
フランクもケイシーも、他の愚痴ばっかな人たちと違って、目指す理想を諦めない人だから選ばれたわけでしょ?
"諦めない"って、口にするのは簡単だけど、「考えるより諦める方が簡単」という台詞の通り、考えてみれば大変な働き。
次の一手を打ち続ける、途切れない忍耐・努力・試行錯誤が必要。
それができる人は素晴らしいし、そりゃ認められるべきです。
「どうせ私なんか選ばれない」って僻んでないで、みんなと一緒に讃えれば良いのにと思う。

ただ、清きに魚も住みかねて、という・・・あ、そういう人までは面倒見てくれない映画なのねw。
そりゃそうか、良い大人が甘えてちゃいけないね。

ということで、響きも引っ掛かりもせず、淡々と観ましたw
過剰に穿った観方をする必要はないと思います。
陰謀論者や終末思想に入り浸って酔ってる老害どもより、よっぽどマシな主張の映画だと思うけど。AAにはむしろコイツらを(以下略)。

雨丘もびり