劇場公開日 2013年11月16日

「嫌悪感に勝る、哀しみの余韻」フィルス グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0嫌悪感に勝る、哀しみの余韻

2013年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

悪徳刑事ブルース・ロバートソンの、狂った世界…。
英国製R18+の黒い笑い、ジェームズ・マカボイの俳優力でグイグイいきます。
面白かったです。嫌悪感にはるかに勝る、哀れな者への哀しみの余韻でした。

日本人留学生殺害事件の解決に昇進をかけて同僚を陥れ蹴散らす、自信過剰な刑事ブルースの狂っていく日常。言い様のない違和感。
やっていることはとにかくヒドいですが、気がつけば彼の世界に取り込まれていました。

鬼気迫る演技のジェームズ・マカボイを始め、ジェイミー・ベル、イモージェン・プーツ、エディ・マーサンと、いい顔の実力派が揃って見応えありました。

グッドラック