劇場公開日 2014年7月11日

  • 予告編を見る

「ハンガーゲームの亜流」ダイバージェント うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ハンガーゲームの亜流

2022年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

以下、類似点を上げてみます。
・成人すると「志願」して他者を蹴落とす戦いが始まる。
・主人公はか弱い女子に見えて、世界秩序を破壊するほどの能力者
・恋人なのか敵なのかわからない存在。
・最終的に信じるものが救われるという世界観。
・そもそもなんのためにあるのか分からないルール。
・無名の、若手俳優を大量にキャスティングしている点。
そして、今作の決定的に弱い点は、主役の「動機の弱さ」です。なんのために行動し、誰を、何を救おうとしているのか、何から、身を守るのか、そのへんの描写がとことん弱く、彼らが何を変えようとしているのか、何と戦っているのかさっぱり見えてきません。

世界観をここまで丁寧に、細部まで作り込んだのに、肝心のストーリーが、お粗末すぎました。

それにしても、マギーQは、何に出演しても、マギーQのままですね。感心するやら、あきれるやら…

2015.3.23

うそつきカモメ