「古代から蘇るゲノセクトの持つ想い!ポケモンアニメ映画第16作」劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速(しんそく)のゲノセクト ミュウツー覚醒 ポケモントレーナーみゆきさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0古代から蘇るゲノセクトの持つ想い!ポケモンアニメ映画第16作

2021年8月31日
PCから投稿

~ポケモントレーナーみゆきは、85点の経験値をもらった!~

2013年に公開されたポケットモンスターアニメ映画の第16作。

ポケモン映画の代表作である「ミュウツーの逆襲」のストーリーに衝撃を受けたポケモントレーナーみゆきにとって熱くなる内容でした。
それは、3億年前から蘇ったという幻のポケモン「ゲノセクト」との対比が演出してくれています。

「ミュウツーの逆襲」をご存知の方もいらっしゃると思いますが、ミュウツーは人工的に作られたため存在意義を問いながら全てに対して負の感情を抱いていた中で、サトシとピカチュウと出会い変化していきました。

今回登場するミュウツーは、声も違えばサトシのことも知らないなど、「ミュウツーの逆襲」のミュウツーと個体は違いますが、あたかも同じ体験をして乗り越えてきたかのような状態です。

かつてミュウツー自身が体験した想いを、古代から現代に蘇らせられたゲノセクトが持っているように見えるのが、新旧のポケモン映画を上手く描いていると感じました。

ぜひ「ミュウツーの逆襲」を観てから、観てみていただきたいです。

今回の声優界のレジェンド山寺宏一さんの出演は、「赤いゲノセクト」。
物語終盤までシビアな振る舞いを見せるゲノセクトに吹き込む声は、幻のポケモンクラスの声優だからこその演技です。

ポケモントレーナーみゆきの気になってしまったポイントは2つ。

一つ目は、毎回のように話していますが最強の10歳たる所以を持つサトシ。
ゲノセクトをポケモンだと知らずに上に乗ってしまうシーンがありますが、ポケモンだと分かった後も土足で乗り続ける神経の太さはすでにポケモンマスター。
仲良くなったゲノセクトに近づいてきた、明らかに仲間のゲノセクトにも躊躇なく10万ボルトを放ちます。
サトシのママが見たら気絶しちゃいそうです。

二つ目は、ポケモンセンターにいるタブンネ。
いくらジョーイさんが「元気になりましたよ。」と言っても、後から「タブンネ」と言うタブンネ。
患者さんの気持ちになるとタブンネは別の職場を見つけていただいた方が良い気がしています。

テーマがしっかりしていて見応えのある作品になっています。
ぜひ観てみてくださいね。

★本作のサトシの”キミにきめた”手持ちポケモン情報★
ピカチュウ、ミジュマル、チャオブー、ツタージャ

★大好きなポケモンに例えると★
ゲノセクト
 例えば、僕達も3億年先の未来にタイムスリップしたらどうなるのか。
 当事者になると一見悪く思える行動にも、想いがあります。

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ポケモントレーナーみゆき