劇場公開日 2013年6月14日

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「 まずは救いのある話でなりより。ただクリスマス休暇を海外で過ごすこ...」インポッシブル 疲れたおじさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 まずは救いのある話でなりより。ただクリスマス休暇を海外で過ごすこ...

2024年3月22日
PCから投稿

 まずは救いのある話でなりより。ただクリスマス休暇を海外で過ごすことが出来る「特権階級」である白人に焦点を当て過ぎているのが気になってしまった。

 一応、劇中で表現はされているものの、外国人観光客をいち早く救出したのはタイの現地人であり、彼らも被災者であるはず。タイの現地人視線からもこの災害を表現して欲しかった。最後に主人公がチャーター機でシンガポールの病院に脱出するシーンはこの視点問題の最たるもので、脱出できない人がほとんどであっただろう事実を考えると複雑な気持ちになった。

 少なくともエンドロールで家族5人のその後をテロップで入れるべきだろう。

 海外のサイトを検索したところ、マリア(マリア・ベロン)は医師として活躍継続、ヘンリー(エンリケ・アルバレス)は難民支援NGOでボランティアとして活動、ルーカス(ルーカス)も医師として活躍、トマス(トマス)・サイモン(サイモン)はライフガードを目指して勉強中とのこと。被災経験がその後の人生に影響していることが伺える。

疲れたおじさん