劇場公開日 2013年6月14日

  • 予告編を見る

「【大津波に襲われたタイのリゾート地で、母と家族を守るために奔走する若きトム・ホランドの姿が沁みる作品。日本の企業のBCPは大丈夫か、と思ってしまった作品でもある。】」インポッシブル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【大津波に襲われたタイのリゾート地で、母と家族を守るために奔走する若きトム・ホランドの姿が沁みる作品。日本の企業のBCPは大丈夫か、と思ってしまった作品でもある。】

2022年9月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

幸せ

■2004年、マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)夫妻と3人の息子はタイのリゾート地、カオラックで休暇を楽しんでした。
 そんななか、スマトラ沖でマグニチュード9.1の地震が発生。
 これにより発生した巨大津波はタイにまで押し寄せ、一家を飲みこんでしまう。家族は離れ離れになり…。

◆感想

・3・11を経験しているので鑑賞を控えていたが、昨晩鑑賞。
 所謂、ディザスタームービーであるが、平地である島での津波に襲われるシーンは、恐ろしき事、限りなし。

・今作の見所は、若きトム・ホランドが、母を助けるシーンと、離れ離れになってしまった父(ユアン・マクレガー)を探すシーンである。
ー 彼は、他の家族の為以外にも、奔走する。彼の善性を感じる。-

<東日本大震災を経験している我々日本人にとって、今作で描かれている事は決して他人事ではない。
 死に直面した人間が、生きる意味と喜びを見い出す姿が頼もしい。
 奇跡的に家族全員が助かったラストシーンには感動する作品である。>

NOBU