藁の楯 わらのたてのレビュー・感想・評価
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家族愛の押し売り
「お孫さんはこんなことを
望んでいますか?
死んだ人間の声に耳を傾けてください。」
この台詞がいかにも正しい描かれ方だけど
そんなの綺麗事だよ、
たった7歳で、
検死でも瞼が持ち上がらないほど
ぼこぼこに殴られて殺されて、
精液かけられてドブに捨てられたら、
だれか私の代わりに犯人を殺して
って気持ちにくらいなるんじゃない?感。
【家族愛の押し売り】
事故現場で少女を確認し
犯人に強い怒りや憎しみを持ちつつも
警護にあたり、
襲撃してきた公安に撃たれ
最後は1人になる母を想いながらの死とか。
移送途中、
家族にお金を残すため
清丸を殺そうとした中小企業社長に
人質にとられた少女を救うため
社長を銃殺し、
連行されていく
少女らと同い年ほどの孫がいる刑事とか。
多くの場面に家族エピソードがあって、
あえて差し込んでる感がすごくて、
全体的に安っぽい陳腐さを覚えた。
【ゴールありきの詰め込み設定】
後半はツッコミ所が多すぎて
描きたいストーリーに合わせて
無理やり作られてくシーンに激萎え。
母親自殺のニュースで
藤原竜也が泣き出したとき、
「少し休もう」なんて車を止めた上
たった2人しか護衛居ない状態で
あんな自由に動ける状態にしてる時点で
フラグ立ちすぎ。
防弾チョッキ着てても
あれだけ至近距離だとダメってことなの?
無事移送とか言って
あんなどこからでも狙われるところで
身柄引き渡す意味も分からないし、
殺人鬼の近くに武器転がってるのに
だれも動かないとか馬鹿すぎて。
地上波でやってたので観賞、
くらいがちょうどいい映画。
面白い! 次はどなるんだ!?ってワクワクしながら見入ってしまった。...
面白い!
次はどなるんだ!?ってワクワクしながら見入ってしまった。
永山絢斗の刑事もとってもかっこ良かった!
トラックが襲いかかってくる時、新幹線で襲われた時の永山絢斗は拍手
いまいち共感できない
日本でこの設定は厳しいだろと思ってしまって、全然引き込まれなかった。飛行機に細工する奴がいたせいで飛行機が飛べなくなったってのは別に良いけど、ヘリコプターとか他に空で輸送する方法はいくらでもあったんじゃないかなと。それに当初から警察署が一番危ないって言っておきながら最終的な輸送場所は警察になってるし、誰もそこにつっこまないしで、色々気になることが多すぎてイマイチ好きになれなかったな。
嘘やん何これ酷い
せっかくの壮大で奇抜な設定が
ご都合主義のありえない展開の連続で台無し
・SP防弾チョッキくらい着ろ
・タクシーの運転手どこいったのかな
・ヘリ飛ばせばいいじゃん
・たまたま乗った車が殺害された女児の父親ってわろた
・刑事の手首にチップあったくだりわざとらしすぎる
・白岩、清丸の「あ、あれ見て」に
引っかかっちゃうのかよ。普通手とか掴んだまま見るやろ
・剣で清丸が襲ってくるのは誰もが予想できたろ
大沢たかおと藤原竜也の演技良かったのにな〜〜設定も良かったのにざんねん。
地上波で見てよかったよ〜これお金払って見てたらもう、、、
世界が認めたアクション映画
っていうのは分かる。
でも、日本人からしたら賛否両論?って感じがする。
設定も犯罪者を守ることだし、国民が手を出すというのも分かる。10億という莫大な数値が動かす力も分かる。メッセージ性はとても強い映画だろう…
しかしながら人の死に方がエグい
海外映画のような人の死に方がではなく、一人一人の死に方がストーリーがあり、そして、それを悔やみ悲しむ人たちがちゃんといる…それをわからせるから視聴者の胸にささる
面白い設定だが、このエグさが日本人にとって反対意見も生むのではないかと思った
やっぱり連れてった!
色々無茶な設定だから、無茶苦茶なのはむしろ気にならず。
結構みんなあっけなく殺されてしまう。
なんかなーって思ったけど、そこがこの映画のねらいなのか?
あっさり人は殺されてしまうけど、だからこそ命を守るのは大変だと。
でも、最後は死刑になったし違うかー。
きよまるは日本の役者では彼しかできないな。。。。間違いなく。
銘刈の小さな物語
「ひとをまもるのがあなたの仕事でしょう」
銘刈の信じた小さな物語。
信じることでしか生きてこれなかった。
嗚咽号泣した。
解せないことがたくさんあって、
何故を繰り返し、それでも生きるしかなかったら
自分の心の中に勝手に作った
小さな物語にすがるように
命をつなぐしかない。
「何度も何度も頭の中で殺したよ。
仕事がなきゃ俺はあいつを殺してた。
仕事じゃなきゃおまえも真っ先に殺してたよ。
教えてやろうか。
5人の中でいちばんおまえを殺したかったのは、
この俺だ!」
そう叫んだ銘刈を清丸は嘲笑った。
なかなか…
なかなか、面白くなかったです・・・。
つまらないわけでもないのですが、ね
まず設定の時点で現実味が無いですよね
それでもまあ、ちゃんと順を追ってくれれば良かったんですけど、急いで心情描写や説明に欠けてて唐突感が拭えませんでした。
メインの人物達をそれぞれ単体で見ると魅力的なキャラクターばかりなのですが、配役を含め、それぞれが強すぎてごちゃごちゃしてました。折角のキャラクターを生かしきれてないように感じます。
銘苅の正義感といい、清丸の人間性といい、説明が足りなくて感情移入しずらいです。
清丸に関して言えば、行動の理由が読めないので、ただただ頭のイカれた幼女リョナ大好きクソ変態野郎が何も考えずアホみたいなことをしてるようにしか見えなくて胸糞悪かったです。どんな作品にも強烈な殺人鬼ほど何かの裏づけがあったり、または明朗であったり、なにか信念のようなものに囚われていたり、と何かあるはずなのですが。何も無いので清丸はスプラッター感を出すためのお飾りにしか見えません。
割とラストは好きでしたよ。ハッピーエンドと言えないところがいいですね。
ただ、本当の最後に白岩の息子と銘苅が一緒に歩くっていうのは・・・ものすごく簡単でチープな終わらせ方ですよね・・・。そりゃあ残された子供を正義感たっぷりで仕事を全うしたイケメンが面倒見る、というのはいかにもハッピー!ですけどね。もやもやした終わりにしたいなら最後まで貫けばよかったのにと思います。
この監督さんは緊迫したような人間と人間の駆け引き、であったり人間の内面のようなものを描こうとし、軸自体はシリアスめなのですが、いつもストレートすぎて笑っちゃいますね。
笑うような場面じゃあないんですが、あからさまで笑っちゃいます。
そういうところはわりと嫌いではないですよ、クセになる感じです。
ハラハラするのであったり、見ている最中にイヤになるほど胸糞悪くなるところも意外と好きです。
いろいろ言いましたが、まあまあ、ですかね・・・。テレビで放送してたら見るかー、レベルです。
ありえないことの連続!
最初は壮大なストーリーかと思ったのですが、ありえないことがあまりにも起こりすぎて、ビックリでした。
SPなのに軽装すぎる
電車の中に長いナイフ持ってる一般市民
まさかの徒歩移動
乗った車の運転手が被害者の家族
でも、終盤の大沢さんと藤原竜也の演技の迫力が凄かったです。
狂った役が藤原竜也はうまい!
観ているうちにどんどん苦しくなる映画でした…後味は最高に悪いです
地上波放送はカットされた部分があったのでしょうか、オリジナルがどういう終わりかただったのかが気になりました。
すごい映画だね。
本当に救いがない。
これでもかというくらい徹底した映画という印象。
清丸や銘苅をはじめ、それぞれの役者の熱演にも素直に拍手を送りたい。
ストーリーも始めから最後まで、歯を食いしばって耐えるしかない嫌悪感に溢れていた。
それぞれの登場人物が全員狂っているように感じたが、私は銘刈が一番気持ち悪かった。
まさに正義の権化のような存在で、任務の遂行のため、信念のために手段を選ばない。
私心は徹底的に排除して、そのせいで自分の命まで危険に晒す。
非常に魅力的な存在で、それ故に気持ち悪く、絶対に存在して欲しくないと感じた。
清丸の射殺命令が出てからも愚直に任務を遂行しようとし、白岩が殺されても、亡くなった妻を侮辱されても、自分の心の深いところを嗤われても、何があっても清丸を殺さずに連行する。
それも冷淡にではない。感情を露わにしても殺意をむき出しにしても、決定的な行動は必死にねじ伏せる。
頼むから殺してくれと何度も思わされた。
強すぎて正しすぎて気持ち悪い。素晴らしいキャラクターだった。
このような人物造詣を見られたことが、この作品の最大の収穫であった。
善・悪とは?
・あそこまでの事は現実にはなかろうが、現実に犯罪者を擁護する立場で仕事をする弁護士もいる。その弁護士の仕事は犯罪者を護ること。このような葛藤を感じているのだろうかと推測。
・わかりやすい「悪」から「善人」や「一般市民」を護る設定は良くみかけるが、高額賞金がかけられたことでその弱さゆえに「一般市民」が「悪」に変わってしまうという設定はなかなか見かけない。腹立たしさを感じながらも、見応えがあった。
・悪人の中にも「善」を見出そうとする作品の多い中、この作品中の清丸は同情のしようもない徹底的な悪。そういう意味では「脳男」に通ずるものを感じた。
ざんねん
前半のアクションは見応えがあってすごく良かった。後半は一気にスピードが落ちたきがする。同情の余地のない犯人には観客は殺せとしか思わないだろう。犯人がまったく魅力的でない。そして、最後、あれだけ警察官が集まっている中、大沢たかおがあっさり刺されるなんてあっていいのか?テーマがすごく好きなテーマであるだけに残念だった。
なんなんだこの映画は?
松嶋菜々子さんを殺す様な設定するな!
賞金かけられたくらいで政治や官僚、警察庁が動くか!
現実ならその金は裏で動くもんなんだよ!
何なんだこの映画は?
警察と警視庁の我慢大会か?
せっかく素晴らしい役者さんの方々に失礼だとはおもわないのか?
もっと脚本との辻褄をあわせろ!
こう言う場合監督が悪いんだな。
『ここでこのSP白岩殺してしまおう』とか
いい加減に言いやがる!
そんなことするから後味が悪いんだよな!
日本人映画
面白かった。本当に面白かった。
コラテラルじゃないけど、この映画も男にしか分からないかもしれない面白さがありました(差別的な表現で申し訳ありません)。
それくらい藤原、大沢をはじめとする役者陣の隅々まで徹底した演技力とキャラクターが強烈です。後半に各キャラクターの本音が見えるので、それを踏まえて2回目を観るとその演技力、演出力の凄さが一層際立ちます。
同じ日本人として衝撃でした。
藤原演じる、いわゆる"ゆとり"はまるで僕ら世代。大沢演じる"サラリーマン"は僕の親世代。日本人の悪い部分を前半で見せつけられ、即感情移入してしまった自分が情けないです。
銘苅が清丸を引きずりながら本庁へ連れて行くあのカット。
まるで父子のようなあのカット。
僕と僕の父親で重ねてしまうと情けなくてついつい泣けてしまいました。
僕は現在24歳ですが、男としては、まんま藤原演じる清丸そのものです。
清丸に共感は出来ませんが、心情の理解は出来ます。それだけに、母親の死のニュースのシーンはかなり心に来るものがありました。(それに対する大沢の鏡ごしの表情の演技が本当に素晴らしい!)
殺人やあそこまで非人道的ではありませんが、ああいう性格でいつまでも"責任"や"リーダーシップ"というものを知らずにやたらと顔が幼く自信を持てない若者は確実に増えています。
逆に途中で死んだ新米刑事のような人間にはコンプレックスさえ感じます。
そして賛否両論のラストの警視庁前のシーン。
僕的には最高でした。濃密です。
恐らく日本人にしか理解しにくいであろうテーマ。
銘苅が刺された時の蜷川の表情。
武士の時代から続いているであろう日本魂、筋、義。
それを理解しうる最後の世代を失ったと感じた蜷川のあの表情を見た時、
三池監督にとって僕はその世代に入っていない、という事がとても悔しく、しかし言い返せない悲しみを感じました。
やはり三池監督や、その世代の方々は僕らゆとり世代にこれからの日本を預けるのは心配なのでしょう。そんな思いを感じました。
そしてもう一つ。
蜷川が銘苅に対して一番伝えたかったであろうセリフ。
あのセリフで色々な事が信用出来なくなります。正直、殺人鬼を命に代えてでも守れるか、というこの映画の"表面上"のテーマなんてどうでもよくなります。それですら蜷川の警察や国民に対する試験や実験だったのではないかと疑ってしまいます。
是非色んな世代の方に見ていただきたいです。この映画で"現代の日本人"を感じてほしい。感じた上で有りとするか無しとするかで今後の日本が変わっていきます。
蜷川を守ると同時に清丸を守るために庇い刺された銘苅。
すっげぇ…とか言っちゃう清丸。
銘苅への義理を立てて罪を認めた蜷川。
最後まで反省出来ない、反省を理解出来ない清丸。
逆にこの作品を観て何も感じないのは日本映画の危機です。そらつまらない邦画が溢れてしまいます。作る側ではなく、観る側のせいで日本映画が衰退します。
内容は右翼的(笑)ですが、演出が左翼的(笑)なので星4にしました。
なんというか、ハリウッドへの憧れ感みたいのが見えるので。。
これは好みです。でも内容が内容なので出だしでワーナーはちょっと、、笑
ちょくちょく入る長回しカットは計算され尽くされていてとても綺麗でした。ただ綺麗すぎて浮いてたというか、他のカットとの温度差が激しかったというか。。
最後に、
やたらとこの映画に対するマジツッコミを入れるレビューを見かけますが、
これは"映画"です。
観客に何かを伝えるために必要な"映画的表現、演出"に対してツッコミいれるのは御門違いです。
映画はツッコミを入れて楽しむものではありません。そのツッコミ所の意図、意味を楽しみましょう。
うーん
設定に無理がありながらも視聴者側の心情の変化を左右に揺さぶられる作品で色々考えさせられる作品でもありました。
しいて言うなら最後のシーンでSP、守るという立場の意味合いで銘苅が白岩の子供を道路側でない位置に入れ換えてあげるというシーンがあれば締まったのかなって思います。
駄作「S.W.A.T.」を更に劣化させた作品
原作者は「SWAT」をベースていうかパクってますね。
「SWAT」自体、ハチャメチャてきとー映画なんだけど、ところどころアクション・シーンにはオッと思えるところがあり、B級アクション映画としては一応成立していました。
本作は、アクションとしてはどんどん尻すぼみになっていくし、サスペンスと呼べるほど読めない展開じゃない。
一番問題なのは、邦画のアクション映画全体に言える事なんだけど、キャラのバックグラウンドや心情表現がドへたなんですよ!
大沢は最後に心情をぶちまけるキャラとして、それまで内面を出さないのは良いと思います。
しかし、他の主要キャラたち、藤原、永山、伊武、岸谷、松嶋のバックグラウンド、内面が全く描写されないから、死ぬ間際に「母ちゃん」て言っても、人権問題語られても、射殺してしまっても、子供残して殺されちゃっても、こっちは彼らがどういう人間かわからないんだから、フェイドアウトしても何も響いてこない!
少しでも時間割いて各自のキャラを描いてくれてれば、違った感想になったのに...
邦画は、予算や撮影環境の問題でアクション映画を作りづらいんだけど、もっと海外のアクションの名作と呼ばれる作品を観て、わずか数分、数シーンでキャラの内面を描けるテクニックを覚えてほしいですね。
例を言うと本作のラスト・シーンは「ワイルド・ギース」と全く同じなんだけど、「ワイルド・ギース」では最初に数分リチャード・ハリス演じる父親と息子のシーンが入っている。
それだけで、リチャード・ハリスの「エミール(息子)を...」のセリフとラストシーンで泣けるんです!
邦画の脚本家、監督はもっと勉強してください。
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