劇場公開日 2012年10月27日

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「戦争の虚しさをあらためて感じます。」高地戦 小林壱岐守則定さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5戦争の虚しさをあらためて感じます。

2012年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

上級将校が、休戦ラインを、地図の上に鉛筆で無造作に引くシーンがあります。
1本の線ですが、その線を巡って、名もない兵士、それも同じ民族どおしが、殺し合っている現実があります。
敵と味方どおしで、いつの間にか、心が通じ合い、友情が生まれそうになりますが、国と国との意地の張り合いで、壮絶な白兵戦、無情な狙撃戦を繰り広げることになります。
身を切るような歴史の実感があるからこそ、韓国映画ならではのリアル感でしょう。
東京では、単館上映が惜しい映画です。

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小林壱岐守則定