劇場公開日 1959年6月23日

「撮影が鬼すごい。」その壁を砕け 胃袋さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0撮影が鬼すごい。

2022年6月19日
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鑑賞方法:映画館

夜に起こった殺人事件の話だけに、
当然夜のシーンが多いわけですが、
ライトが当たってない(光がない)ところは=全て写らない、わけで、
それを考えただけでも鬼きつい撮影になるのは素人でも想像つく。
その条件下で、よくもこんな「あっちから来てこっち行って、さらに戻ってきて真ん中で止まる」とか、車が猛烈に走り抜けてくシーンとか、よく撮れるよなぁ〜と関心しきりでした。しかもどのカットも長回しなんかも凝りに凝りまくってる。
牢屋でウロウロするシーンなんて、一生懸命ピンスポ数えたけどわからんかったよ(笑)。
脚本には少しだけ「調子よくね?」と思ってしまったけど、最後までどうなるんだろ?!と手に汗握ったから、やっぱり良い本なんでしょうね。
この監督さんの画面作る力量には本当に心から脱帽だ。
かつ話も面白く、いい俳優が名キャラを演じていて、観ていて心から楽しかったです。

胃袋