バンコ・バンコ作戦

劇場公開日:

解説

ジャン・ブリュースのOSSシリーズ『カルカッタのリラ』をピエール・フーコー、レイモン・ボレル、アンドレ・ユヌベル、ミシェル・ルブランほかが共同で脚色、「ファントマ 危機脱出」のアンドレ・ユヌベルが監督した推理アクション。撮影はレイモン・ルモワーニュ、音楽はミシェル・マーニュが担当した。出演は「四時の悪魔」のカーウィン・マシューズ、「ソドムとゴモラ」のピア・アンジェリ、「めんどりの肉」のロベール・オッセン、ドミニク・ウィルムス、アコム・モクラノンドほか。フランスコープ・イーストマンカラー。

1964年製作/フランス
原題:Banco a Bangkok Pour OSS117
配給:東和
劇場公開日:1965年4月2日

ストーリー

バンコック近郊で作られたペスト菌ワクチンが某国の手にわたり、恐るべき細菌戦が準備されていることをつきとめたアメリカの諜報組織は、急拠OSS117を現地バンコックに急行させた。バートン(カーウィン・マシューズ)通称OSS117号は現地に到着後直ちに活動を開始したが、たちまち見えない敵に襲われ、やっとのことで窮地を脱出した。アメリカ大使館でのパーティーの席上、バートンは医師で催眠術師というシン博士(ロベール・オッセン)とその妹リラ(ピア・アンジェリ)に紹介された。バートンはリラにほのかな愛を覚えるが、そんなとき彼は正体の知れぬ組織に誘拐されてしまった。「劣悪種族」を地上から絶滅するためにコレラ・ワクチンと偽ってペスト菌をばらまくことを目的としている機関だった。バートンはリラの協力で脱出に成功、さらに忠実な部下ソンサク(アコム・モクラノンド)とともに、敵機関の正体をあばくことに成功した。それが何とシン博士だった。バートンはパゴダの地下に隠されたシン博士の秘密の細菌研究所を襲って破壊、見事OSS117としての使命を果した。バートンがリラとの愛に楽しいひとときを過ごしたのはいうまでもない。

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