パッション(1982)

劇場公開日:

パッション(1982)

解説

ジャン=リュック・ゴダール監督が、芸術映画の製作に奔走する撮影隊を描いたドラマ。

ポーランド人監督ジェルジーは、レンブラントの「夜警」などの名作絵画を生身の人物で再現する芸術映画「パッション」の撮影に取り組んでいる。しかし満足できる映像が撮れないうちに予算が尽き、製作中止の危機に追い込まれてしまう。ジェルジーは工場従業員イザベルとホテルの主人ハンナという2人の女性の間で揺れ動きながら、映画を完成させるべく奮闘するが……。

「天国の門」のイザベル・ユペールが工場従業員、「マリア・ブラウンの結婚」のハンナ・シグラがホテルの主人を演じた。1982年・第35回カンヌ国際映画祭で、撮影監督ラウール・クタールがフランス映画高等技術委員会グランプリを受賞。

1982年製作/88分/フランス・スイス合作
原題:Passion
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
劇場公開日:2023年4月28日

その他の公開日:1983年11月19日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 カンヌ国際映画祭(1982年)

受賞

コンペティション部門
フランス映画高等技術委員会グランプリ ラウール・クタール

出品

コンペティション部門
出品作品 ジャン=リュック・ゴダール
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(C)Gaumont

映画レビュー

4.5初めて遭遇した映画芸術

2023年11月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

映画における「物語」を否定しつつ、それを描き、絵画の「光」を礼賛しつつ、挫折し、人間関係は続きながら壊れ、その逆はない。政治闘争、夫婦の不仲、階級闘争、金銭問題、親しいものとの決別、レープ、未完の映画、強制される撮影、始まりも終わりもしない不毛な時間、昼と夜、普遍性と時代性。それぞれ対立し、独立し、分節できるものを一つのものとして扱ったのがこの映画だ。多くの語られるべき物語の間にある関連性は感じられなかった。だから、これはきっと、ドキュメンタリーなんだと思う。その瞬間、1982年のフランス・スイス・ポーランドの現実にある問題を真っ白なキャンバスに描いた漆黒の絵画のように強烈で単純な何かだと思う。僕はそれが芸術だと思う。

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HAL2005

1.5ひどく退屈だった

2023年5月20日
iPhoneアプリから投稿

物語を的確に追っている自信がないままで
話は進んでいくので、辛いものがあった

セリフは凄く良いものもあった

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JYARI

2.5タイトルなし

2020年10月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

若い時に観たがよくわからんかったのが正直な感想。

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もーさん
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