黙示録の四騎士(1961)

劇場公開日:

解説

「血と砂(1941)」などで有名なスペインの作家ヴィセンテ・ブラスコ・イバネスの原作の再映画化。監督は「肉体の遺産」のヴィンセント・ミネリ。脚色はロバート・アードリーとジョン・ゲイが担当。撮影はミルトン・クラスナー。音楽はアンドレ・プレヴィン。出演者はグレン・フォード、イングリッド・チューリン、カール・ベーム、リー・J・コッブなど。

1961年製作/アメリカ
原題:Four Horsemen of the Acapolypse
配給:MGM映画
劇場公開日:1962年3月9日

ストーリー

アルゼンチンの大地主マダリアガ(リー・J・コッブ)にはルイサとエレナという娘があった。ルイサは仏人マルセロ(シャルル・ボワイエ)と結婚し、フリオ(グレン・フォード)とチチ(イヴェット・ミミュー)を生み、エレナは独人のカールに嫁いでハインリッヒ(カール・ベーム)、フランツ・グスタフの母となった。仲睦まじかった一家も世界情勢の変化と共に次第に分裂していった。この悲しみで老人は世を去り、第二次世界大戦勃発と共に一家はそれぞれの故郷へ帰った。パリに住んだフリオは人妻マルゲリート(イングリッド・チューリン)との情事に時を過ごしたが、チチはレジスタンス運動の中で死んでいった。その頃ハインリッヒはドイツ占領部隊の幹部としてパリに来ていた。レジスタンス運動に参加したフリオは、ハインリッヒに近づいて独軍機甲部隊の秘密を探ろうとした。戦場でいとこ同士相対した時、激烈な英軍の爆撃が始まり、2人は炎の中に包まれてしまうのだった。この時、人間の悪を象徴する征服・戦争・悪疫・死の四騎士の空高く舞い上がっていく姿があった。

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