メイム叔母さん

劇場公開日:

解説

ブロードウェイでヒットした同名ドラマの映画化。ベストセラーとなったパトリック・デニスの原作を「バンド・ワゴン」のコンビ、ベティ・カムデンとアドルフ・グリーンが脚色、監督は舞台でも演出に当ったモートン・ダコスタ。撮影は「パジャマゲーム」のハリー・ストラドリング。音楽はブロニスロー・ケイパー。出演するのは舞台劇と同じくロザリンド・ラッセルをはじめ、フォレスト・タッカー、フレッド・クラークら。

1959年製作/アメリカ
原題:Auntie Mame
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1959年7月11日

ストーリー

10歳の孤児パトリックは父の遺言で婦人家庭教師ノラと一緒に、たった1人の身内であるメイム叔母さん(ロザリンド・ラッセル)の邸を訪ねた。享楽家のメイム叔母さんはカクテル・パーティをやっていた。そこへパトリックの法定後見人であるバブロック(フレッド・クラーク)がきた。バブロックは、パトリックの教育のことで、メイム叔母さんと論争、数カ月後には彼女の手許からパトリックを奪い、コネチカットの田舎町にある学校におしこめた。1929年に起った株の大暴落は、メイム叔母さんの財産を奪った。だが陽気な彼女はそんなことにおかまいなく、いろんなアルバイトをはじめた。しかしそれもことごとく失敗した。とどのつまり、大売り出し中のデパートお売子となり、そこで南部出の紳士ボウレガード(フォレスト・タッカー)と知り合った。しかし勘定書の書き方も知らぬためここもクビ。クリスマス・イヴの日、メイム伯母さんを慰めにやって来たのはボウレガードだった。彼は彼女を南部の町に招待した。やがて2人の間は恋愛に発展し、結婚にゴールインした。しかしその幸福も長くは続かなかった。ボウレガードはアルプスの高峰マッターホルンから墜死してしまった。今は大学生に成人したパトリックは、メイム伯母さんに、秘書と文士を雇って波瀾に富んだ自叙伝を書かせることにした。パトリックにはグローリアという女友達があったが、彼女の両親はメイム伯母さんの無軌道な奔放ぶりが気に入らなかった。彼は、伯母さんの新しい秘書ペギーンの方がグローリアよりも好きになっていた。年月が流れ、パトリックには妻のペギーンと、10歳になる息子マイケルができていた。マイケルはインド行の夢を見たが、両親に反対され、メイム伯母さんを訪ねた。彼女は小さなマイケルに、かつてのパトリック同様新しい人生のコースを教えた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第31回 アカデミー賞(1959年)

ノミネート

作品賞  
女優賞 ロザリンド・ラッセル
助演女優賞 ペギー・カス
撮影賞(カラー) ハリー・ストラドリング
編集賞 ウィリアム・ジーグラー
美術賞  

第16回 ゴールデングローブ賞(1959年)

受賞

作品賞(コメディ)  
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ロザリンド・ラッセル

ノミネート

最優秀助演女優賞 ペギー・カス
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