ブラジル

劇場公開日:

解説

「恋のブラジル」の歌手でありギター奏手あるティトー・ギザールが主演する音楽喜劇で、「凸凹宝島騒動」のヴァージニア・ブルースと「幽霊ニューヨークを歩く」のエドワード・エヴァレット・ホートンが共演する1944年作品。リチャード・イングリッシュの書き下を「ミネソタの娘」のローラ・カーとフランク・ギル・ジュニアが共力脚色し、リパプリック・専属のジョセフ・サントリーが監督、同じくジャック・マータが撮影した。助演は「我が道を往く」のフォーチュニオ・ボナノヴァ、ロバート・リヴイングストン、リチャード・レーン等で、「ハリウッド玉手箱」の西部劇スターのローイ・ロジャース、「打撃王」のダンス・チーム・ヴエロスとヨランダが特別出演している。なお音楽はアリー・パーローゾが作曲した。

1944年製作/アメリカ
原題:Brazil
劇場公開日:1949年9月

ストーリー

『南米人に良人となる資格ありや』の作者たるアメリカの女流作家ニッキー・ヘンダスンはネタ探しかたがたブラジル見物に、リオ・デ・ジヤネイロの空港に下り立った。ガイドを雇いに案内所へ来た彼女を捕えたのは、彼女に一目ぼれしたブラジル1の人気歌手ミゲル・ソワレスである。彼はガイドのマイクでと偽り、彼女の見物案内役を買って出たのである。しかしガイドでは彼女の愛を得難いので牧童姿で現れ、マイクとは双生児でブラジル1の歌手だといってニッキーの心を引いた。ついで彼はニッキーを伯父のコーヒー園へ招待した。彼のマネジャーのエヴアレットはミゲルの恋人が冷の著者の作者と聞いてびっくりして、歌手をおどしたので、俺はほれさせた上で、つっておいてひじ鉄をくらわせ本のあだをとるのだとごまかす。ミゲルは恋愛の興奮から佳曲『リオ・デ・ジヤネイロ』を作曲する。ところがエヴアレットは、例のほれたふりをして本のあだをうつというでたらめを事実と信じてニッキーに告げたので、婚約までしていた彼女は失望して姿を消した。と知ったミゲルは青くなって彼女を探しにリオへ引き返す。リオはカーニヴァルで大騒ぎ。夜をこめて人々は踊り狂っている中をニッキーを探し回ったミゲルは自分の歌が1等賞を得ても上の空であった。しかし人ごみの中の彼女を見つけて彼は蘇生の思いがした。ニッキーも南米人に良人の資格があることを知った。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 アカデミー賞(1945年)

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) ウォルター・シャーフ
音響録音賞  
主題歌賞
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