恋に国境なし

解説

ウィリアム・ハリス作の有名な舞台劇を、ジョン・B・ハイマーとサミュエル・シップマンが物語に書いたものを、「涙の町」「浮気女房」等を脚色したフランセス・マリオンが脚色し、「浮気女房」「久遠の微笑」等と同じくシドニー・A・フランクリンが監督したもの。コンスタンス・タルマッジが中国娘に扮し、対手役はエドモンド・バーンズで、「呪いの家」「運命の指環」以来悪役の第一人者であったワーナー・オーランドが得意の中国人に扮して悪役振りを発揮する。

1922年製作/アメリカ
原題:East Is West

ストーリー

上海で中国人のホップ・トイが娘のミン・トイを奴隷に売ろうとした際ビリー・ベンスというアメリカの青年の忠言により性質の良き中国人ロー・サン・キーは彼女を買い取り、アメリカ桑港の店に伴い行った。ミン・トイはアメリカ人のなすところが皆よい事だと速断して華美な粧をしたために、養父のロー・サン・キーはかねてよりミン・トイを望んでいた中国街の悪頭目チャーリー・ヨンに嫁せしめんとした。この時ビリー・ベンスンが帰ってきて、ミンを救い父の反対を顧みず妻としようとした。今まで中国人の娘と思われていたミンは、ホップ・トイの告白によって幼少の時浚われた白人の娘と判り、ビリーの父も2人の結婚を許した。

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