L.A.コンフィデンシャルのレビュー・感想・評価
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なーるほど
『L.A.コンフィデンシャル』というこの題名、内容は全然知らない頃からなぜだかずっと知っていて、知っていつつも本当に関心は向けないという状態でスルーしてきたのですが、あるレビュアーの方のコメントを読ませてもらって、ふっとこの映画が妙にくっきり自分の中に浮き上がってきて、ようやく観ることに相成りました。「そう言えば、そういう映画、あるな・・・」とね。
こんだけ有名なのに、私的にはまったく事前情報なし、というある意味、幸せな状態で鑑賞できたのはラッキーでしたね。映画のビックリをしっかりと堪能できました。
私としては、脚本のブライアン・ヘルゲランドがうまいのかなぁ、というところを感じましたですね。なんというか、演出とかはそんなにうまくなかったのでは、という感じがあって、やっぱりこの映画の面白さは脚本の上手さなのかなぁ、と。
そう思って、ブライアン・ヘルゲランドの過去作を見てみると、『ブラッド・ワーク』や『ミスティック・リバー』とかのイーストウッド作品もあるし、『サブウェイ123 激突』なんていうトニー・スコット作品もある。あ、最近見た『ソルト』もブライアン・ヘルゲランドなんだなぁ、と。
こうやって脚本家に注目したくなる作品というのも、私としては嬉しい映画体験でしたね。
みんなわけぇ
50年代ロサンゼルス。暗黒社会の大ボスが倒れたことにより勃発した一連の殺人事件とそれを追う三者三様の刑事たちを描いたサスペンス。
まずはみんな若い!
ケビンスペイシー、ガイピアース、キムベイシンガーにラッセルクロウと豪華俳優陣。20年近く前の作品とためみんな若いのは当然だがそれにしても若い!
そしてこの時点でラッセルクロウが大分渋い!そしてあまり変わらないケビンスペイシー!美しさ際立つキムベイシンガー!エリートガイピアース!
ストーリー的には登場人物が多くなかなか難解。しかしそれを補って余りある3人の刑事たちの魅力。エリートのエド、問題児のバド、飄々としながらも勘の鋭いジャックらが主にチームワークなどは発揮せず笑、個々の鋭い感性で事件を読み取っていく。
そこに絡んでくる美女の娼婦リン。エドとバドと関係を持ち、そこから崩れていく互いの関係(元から悪かったが笑)。クライマックスで殴り合いしてからの同盟関係の感じなかなか好き。
ジャックはやられずにピンチに駆けつける的な感じにしてほしかったなぁ。
また観たくなるタイプの作品。あとメインビジュアルカッコ良いよねこの作品。
一回見ただけでは理解できないかも。
ラッセルクロウ、ケヴィンスペイシー等、名俳優が一同に名を連ねた名作。
とはいうものの、登場人物が多いためストーリー理解がし辛い。おそらく英語を母語とする人々であればスッと入ってくるのだろうが、日本人には一つは一つの名前に馴染みがないため理解に苦闘する。
個人的には、
この映画を見たあとビューティフルマインドを見てラッセルクロウの演技力に脱帽してほしい。
残念ながら自分には合わず、、、
なかなかの名作であり評価が高いらしいこの作品だが、残念ながら自分には合わなかった。確かにストーリーは面白いし豪華キャストである。正直、この作品の見所はレトロなサスペンスや昔ながらの刑事たちの渋さなどあると思われる。後少し思うのが人の名前が多すぎて少しついて行けなくなる。評価が高い割には退屈だった気がする。サスペンスと娯楽の間くらいで中途半端とも言えるかもしれない。むしろサスペンスというより人間ドラマ?みたいな感じだと思う正直自分には何がいいのかさっぱり。たくさんの映画を見てるならこういう作品にも出会うから仕方がない。ただ特別悪いというわけではなく評価が高いわりには...という感じだ。3
ロロ・トマシ
劇場ではるか以前に見て、数年前にDVDが発売されたことを知り購入。
あー、これこれ、とスッキリ気分良く鑑賞。今思うと皆大物になり、凄い作品だったんだなーと感動しました。低予算作品とはいえストーリーと人間関係がものすごく緻密で当時も大感動しました。名作です。
フィルム・ノワールの極め付けの傑作。
最高のシナリオ、最高の演出、最高の役者による演技…三拍子揃った極め付けの傑作。何度観てもゾクゾクするような感覚を呼び起こさせてくれます。そう簡単に共感できないようなクセのあるキャラクター達が絡み合い、映画史上最高と言って良いレベルの観ごたえを提供してくれます。決して多くの作品を演出してはいないが、傑出した監督として記憶されるカーティス・ハンソンによる奇跡的な名作。これを観ずに映画を語ってはいけないのではないか…そう思わせてくれるような作品です。時代を超えて語り継がれていくでしょう。
文句無し
緻密に計算された伏線が圧倒的な魅力でスピード感溢れる展開でひきつけられます
ストーリーの面白さ
先が見えずテンポも良く面白いです
ただ一回観てもたぶん全部わかりません
これは完成度が非常に高いためです
confidential な 人たち
ラッセル・クロウにケヴィン・スペイシー…
どっちも大好きです。
それにガイ・ピアース… メメントで初めて見て、(ブラピもどきみたいとか思っちゃったのですが)この映画でもはまり役。しかもこれがハリウッドデビュー作だったんですね!
ストーリーも細部まで練られているし深読みしがいがあったりして良かったのですが、
私がこの映画で一番良かったと思うのは 俳優たちの表情ですね!!!
展開が読めない作風の中で、彼らの表情がひとつの鍵でしたしまた、とても感情移入しやすかったです。
個性的な登場人物と複雑な物語を上手に融合した映画
総合:85点
ストーリー: 85
キャスト: 85
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 65
刑事物といえば、犯罪に対して敢然と立ち向かう刑事が数々の困難を乗り越え命をかけて派手な活劇を展開する。それが昔のハリウッドの定番。しかしこの映画はちょっと違う。
登場人物はそれぞれが個性的で面白い。例えばガイ・ピアース演じるエド・エクスリー警部は、自分の信じる正義を実行するためには組織内の政治的配慮が必要だったりするのを理解し、譲るところは譲り真実を捻じ曲げて話を作り替えることも厭わない。何にでも正義を振りかざして力ずくで正面突破をはかるわけでなく、双方に都合のよくなる結末を描いて組織を利用する策謀家である。エリートで奇麗事ばかりを並べ立てる青臭い刑事や、事件にやむを得ず巻き込まれただけの被害者的な正義漢の刑事といった従来のハリウッドらしい警察官とは一味違う。
だから物語のほうも犯罪の全容を明らかにしてそれと対決すれば終わりとはならない。また犯罪を追うだけでなく、誰が味方となりうるのか利用できるのか複雑な人間関係や利害関係を把握していく過程もよい。
その意味では比較的はっきりした善悪・物語・登場人物が多いハリウッド刑事ものと違い、細やかな設定がよく練られているなと思う。
人死にすぎだけど面白い(’▽’)
皆人をバンバン殺しすぎよ、本当に・・・ちょっと引いちゃったけど、でも面白かったなぁ~
ケヴィンスペイシーの刑事がすぐに死んじゃったのは本当に残念。良い人だからもっと見たかった。
3人の刑事、1つの真実
この作品はとにかく好きですね。謎解き要素がとにかくよくできていてまとまりもありまた、キャスティングもピッタリで主演のケビン スペイシー、ラッセル クロウ、そして、ガイ ピアースそれから、キム ベイシンガーやジェイムズ クロムウェル等豪華キャストの実力が存分に発揮された作品ではないでしょうか?
1953年ロサンゼルス女性に暴力を振るう男が嫌いなバドと相棒のディック、刑事だった父親をロロ・トマシという男に殺されたエド、人気刑事ドラマ、バッジ オブ オナーでテクニカルアドバイザーをしているジャック。ある日コーヒーショップでの大量殺害事件が発生しその犠牲者の一人がバドの相棒ディック。その後捜査の末に黒人軍団を逮捕し事件はあっさり決着すると思われたのだが・・・。
注目はキャスト陣の演技と謎解き要素の楽しさです。
特にすごいのがこの役でアカデミー賞を受賞したキム ベイシンガーの演技。ばっちりメイクをしているときとノーメイクのときの差がすごく女優さんもただの人間なんだと初めて痛感させられました。もちろん3人の刑事役を演じた男優さんたちら豪華メンバーの熱演につい引き込まれます。
しかし、それ以上に引き込まれるのがストーリーです。下手な2時間ドラマより面白く1つの完璧なパズルを解いている気分でした。もう楽しくて仕方がありませんでした。2展3展するストーリーは本当に面白かったです。そして、ラストの銃撃シーンも見所です。迫力がありブルーレイで見ると音も違いますね。あのショットガンをぶっ放す音は最高です。
いずれにしてもこれは紛れもない傑作です。「ブラックダリア」はこうはいきませんでしたが、この作品は2回3回いや100回見たいそんな作品です。
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