基地潜入

劇場公開日:

解説

ヘインズ・グロスとエゴン・G・シュレイニツ共著の小説を、「大襲撃(1957)」のミルトン・クリムスが脚色、アコス・ラソニーが監督した戦時裏話。撮影はエルンスト・W・カリンケ、音楽はハーバート・ジャルチックが担当した。出演は「隊長ブリーバ」のクリスティン・カウフマン、「西部愚連隊」のウィリアム・ベンディックス、新人のマイケル・ヒンツほか。製作はハロルド・N・イヴンとアルフレッド・ストラウス。

1963年製作/アメリカ
原題:The Phony American
配給:ワールド・フィルム
劇場公開日:1965年11月16日

ストーリー

1948年、アメリカはベルリン空輸が終了して、朝鮮行きの命令をうけたスミス大尉(ロン・ランデル)はドイツ人で15歳の戦争孤児ヘルムート(マイケル・ヒンツ)の面倒を見ていたがドイツ人の農家に世話を依頼し、婚約者とも別れて朝鮮に飛びたった。質実なドイツ気質の農夫一家にひきとられたヘルムートのアメリカ的な行動は一家のひんしゅくをかい、やがて友だちと大喧嘩をしたことから少年院に送られてしまった。出所して彼は21歳、そして、例のドイツ人の娘インガ(クリスティン・カウフマン)がもう18、彼女が出所を待っていてくれたのを知って嬉しかった。ヘルムートは彼女に結婚を求められたが、スミスが「お前の家は空軍にあるのだ」といっていた言葉を思いだし、大尉を探し出さねばと考えた。だが大尉は朝鮮戦線てすでに戦死していた。ヘルムートは後見人がないため徴兵されないのを知った。そこで、アメリカへ渡り、その上でインガを呼ぼうと考えた。そんなある日、喫茶店である軍曹の身分証明書を偶然手に入れ、その軍曹になりすまして、ハリガン軍曹(ウィリアム・ベンディックス)管理下の空軍兵舎に入った。ハリガンはフルムートのタフさを見て気に入っていた。転属命令書を盗まれたというヘルムートを信じ、彼に部屋を与えた。ヘルムートは転属命令書を偽造し、アメリカに行く予定をとることに成功した。が、インガがヘルムートの部屋にいたのをMPに発見されたために、彼の過去が明るみに出てしまった。しかし、インガの機転でヘルムートの過去は隠され、ハリガン軍曹はヘルムートを養子として迎えた。晴れて空軍に迎えられインガと結婚、かねての希望は総て叶えられた。戦争の悲劇に育った彼もリッパに成長したのである。

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