オロ

劇場公開日:

オロ

解説

チベットからインドへ亡命した少年の3年間を追ったドキュメンタリー。6歳の少年オロは母親に背中を押され、ヒマラヤを越えてチベットから亡命。インド北部の町ダラムサラで、チベット亡命政府が運営する「チベット子ども村」に寄宿し、勉学に励んでいる。チベットを出てから一度も会えていない母に思いをはせ、さまざまな人々と触れ合いながら、「なぜ母親は自分を異国の地に行かせたのか」という疑問への答えを探し続けるオロ少年の姿を映し続ける。

2012年製作/108分/日本
配給:スコブル工房
劇場公開日:2012年6月30日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
代島治彦
音楽
大友良英
撮影
津村和比古
編集
代島治彦
整音
滝澤修
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(c)OLO Production Committee

映画レビュー

4.5チベットが国土を失って半世紀…

2012年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

インドのダラムサラは、チベット難民らによってひとつの大きな町となり、現在においても中華人民共和国を逃れて逃亡してくるチベット人が後を絶たず、その数は十万人以上とも言われます。
言論の自由がない、教育の自由がない、信仰の自由がない…自由な日本では想像できない世界が山の向こう側にあります。
これらの事実は、日本国内ではめったに報道されません。
日中友好を声高に叫びながら、中国国内で苦しんでいる多くの人々の声は黙殺されています。
そういった前提知識を持った上でこの映画を見るのが正しいと言えるかもしれません。

ヒマラヤ山脈を越えて逃げてきたと言っても、顔は我々日本人と変わりません。
親と離れ、インドのダラムサラにあるチベット子ども村で暮らす少年。
子ども達のリアルな生活がそこにあります。独裁国家からの命懸けの逃亡という、我々日本人が体験したことのない経験を彼らは持って暮らしています。
ですが、生活環境こそ違え、その姿も行動も日本の少年と何ら変わるものはない…そう感じました。

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はち公

4.0チベットに行かねば…。

2012年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ネパールには二度行きましたが、やはりチベットとインドのダラムサラにも行かねばと思いました。中国のチベット弾圧は国際社会が解決させなければいけない問題ではないでしょうか。上映館が少ないのは残念です。公式HPだけでも是非。

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dekatter
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