劇場公開日 2012年9月28日

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「設定を活かしきれてないような・・・」ハンガー・ゲーム チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5設定を活かしきれてないような・・・

2014年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

幸せ

ジェニファー・ローレンスが主演ということで、前々から気になっておりまして、ようやく観ることができました。そう、ジェニファー・ローレンスファンなのであります、私!
しかし、今まで観てきた中では、一番、ジェニファー・ローレンスが輝いてなかったような気がしましたね。その意味では、ちょっと残念でした。
それに、この設定自体は面白くなりそうな気もしたんですけど、戦闘シーンがあまりに少ないし、殺さなくてはいけないという極限状況の感じも伝わってこなかったし、何より、フィナーレということで、別のクリーチャーが出てきた時には、「それじゃあ、すべて台無しでは・・・」という思いが拭えなかったですね。あくまで、青年たちが時の政府に翻弄されて、已むに已まれず人を殺さざるを得ない、その理不尽さと悲しさの中でお互いが対峙する、そういう瞬間をもっと感じたかった気がしますね。
あと、それぞれのキャラクター設定が、ちょっと空回ってる気もしましたですかね。ピーターは怪力自慢という触れ込みで始まったのですから、その怪力が活躍する場面がないといけなかったような気がしますし、ルーだって、身軽さが武器なんでしょうから、それがもっと活かされないと、なんか最初の説明が余計になってしまったような気がします。あと、余計と言えば、「スポンサーが大事」「殺し合いよりも、寒さや飢えが問題」という説明、これもほとんど前フリだけで、実際上、あまり意味をなしていませんでしたね。やっぱり、スポンサーが大事というからには、もっと観客が惹きこまれていくのを、観客の表情の移り変わりとかで示してくれたらなって思いましたですね。
そして、なにより! ジェニファー・ローレンスは弓の名手なわけですよ! そして普段は「リスの目を的確に射る」という説明があるわけですよ! そしたらさ、ほら、最後はさ、やっぱり、射るところはさ、決まってるじゃないですか、なのに、あれ、そこなの? ってね。
うーん、こういう細かい部分で躓いてしまっていた私的には、ちょっと残念・・・でしたかね・・・すんません・・・

チャーリー