劇場公開日 2012年11月17日

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「重いテーマのフルコース」ふがいない僕は空を見た クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5重いテーマのフルコース

2019年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

序盤はほぼAVのように二人が絡み合ってます。
噂に違わぬ田畑智子の濡れ場でした。
この二人の馴れ初めの展開も、視点変えて映してるのが面白い。
やがてこの二人に問題が起きると、別の話が立ち上がります。
卓巳(永山絢斗)の同級生福田(窪田正孝)の貧乏話。
このエピソードが非常にリアルで訴えるモノが多い。
母は離婚して外に男を作り、呆けた祖母をバイトして養う高校生。
耐え難きを耐えているのに何も好転しない。
そして彼が、彼の母に発する。
「何でオレ生んだんだよ」

里美(田畑)は姑から執拗に子作りを要求されるも伴わず、
助産院の息子:卓巳は誰が好きなのか分からず、
福田は自分が生まれてきたことを恨み、
卓巳の母(原田美枝子)は助産院の非力さを感じながらも、
それでも生きることが大事と訴える。

生きることは辛いけど、生きていることが大事。
そのテーマを台詞無しで突きつけられた。
だからラストのお産で泣けた。非常に深い話でした。

一作の映画なのにオムニバス映画に観える作りもスゴイです。

クリストフ