劇場公開日 2012年7月7日

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「“宮澤賢治って素晴らしい”がそもそも胡散臭い」グスコーブドリの伝記 水晶薔薇さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0“宮澤賢治って素晴らしい”がそもそも胡散臭い

2012年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

中盤以降、劇場のそこかしこからイビキが聞こえてきてたわ。
たぶん、コレがこの映画の本質だと思う。

そもそも宮澤賢治を有難がる風潮が日本にはあって、それがあたくし嫌いなんだよね。

“雨ニモ負ケズ”で、「デクノボウ」で「褒メラレモセズ」、「苦ニモサレナイ」って
現代の無縁社会の構図まんまじゃん? 全員死後、白骨死体で見つかるとかなん?

「褒メラレモセズ」、ラストは「自己犠牲推奨」なん?

実質誰にも褒められんと、がんばって汗流してきたお父ちゃん達に、さらに犠牲を
強いるんか、東電みたいに?

「そらァ泣けェ!!」とばかりに小田和正の楽曲を起用し、映画の教訓からは誰ひとりと
幸せになれない… どんなうつ病映画だよ

それと、正蔵師匠が「タッチ」の頃より声優ヘタになってて、どんだけぇ~~!!!!!!
海老名家の“デクノボウ”を出すべきじゃなかった。

水晶薔薇