幸せの行方...のレビュー・感想・評価
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「実話を基にして・・・」あそこ迄描いて大丈夫なんでしょうか?
不動産業を営む資産家の息子夫婦の愛憎劇。
実話を基にした作品です。サスペンスと言うよりは、「愛憎劇」の言葉がもっとも似合う人間ドラマ、と言う印象です。
冒頭より自然に出会い温かい愛情を深め合う二人が、徐々に壊れて行く様がとても恐ろしく、酷く描かれています。
デビットのトラウマ。デビットの考えに失望と悲しみを感じるケイティ。ケイティの悲しみに過剰に反応してしまうデビット。
サスペンス好きの私としては趣向にそれる作品だったわけですが、それでも観る価値がある人間ドラマでした。
それだけに、終盤転調してドキュメンタリー調になったのが残念でなりません。それまで愛憎劇で暖められた気持ちが、急速に冷まされた気分です。
実話を基にした作品とのことですから、ラストにも限界があったのでしょうが、とても勿体なく感じました。
正に裁判中、その結末は?
トランプ大統領をしのぐほどの大富豪一族の長男ロバート・ダースト。彼の周辺では、妻が失踪し、親友が何者かに射殺され、隣人がバラバラ遺体で発見されるなど不審な事件が相次ぎいだ。もちろん逮捕されたが、金の力で勝ち取った無罪判決。
ところが、自分から希望して実現したドキュメンタリー番組で、ワイヤレスマイクのスイッチが入っていることに気づかず、「一体俺は何をしたんだって?全員殺したんだよ。もちろん」と独り言を言ってしまい逮捕。今年3月から裁判が始まったけど、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断されている。
このドキュメンタリー番組制作のきっかけとなったのが、この映画と言われている。
そんな訳で、いまが旬の作品。裁判のヒントが隠されているかも知れない。
この事件を勉強してから観た方が面白いかもしれない。
ライアン・ゴズリングはいつもチャーミング
個人評価:3.4
実際の事件を描く実話だが、前半と後半の演出や空気感が違いすぎ、またストーリーや伝えたいテーマが全く伝わってこない。
主人公が事件を引き起こしたであろう心理的なバックボーンの描き方が曖昧で、何一つ主人公の気持ちが伝わらず、違和感しかない。
ライアン・ゴズリングは大好きな役者だが、主人公の狂気や闇は伝わらず、いつものチャーミングさがある演技で、この人物にはキャスティングミスと感じる。
不気味なゴズリング
前半の恋愛物語からサスペンスに進む中盤以降でサイコに豹変なR・ゴズリングの特殊メイクで爺さんに女装で精神を病んでいるのか?正常なんだか?
精神を病んだ理由は解るが奥さんに対する態度の豹変に結末は愛憎?殺意のみ?
実話をテーマに興味が湧かず後半以降は退屈で映画の終わり方と現実の事件解決のギャップが!?
タイトル通り幸せがどんどん逃げていく
幸せな状態と掛け離れて行くと行った映画。
1982年に起こった事件を基に作られたノンフィクションものです。
多少製作の主観が入っていてるとは思いますが、おそらくそうなのでしょうと言った感じにまとめられている。最近耳にするサイコパスと言った感じでしょうか?
実際の所はわかりませんがね。
映画としては良く出来ていると思います。
これは個人的な余談なのですが、一度見たことを完全に忘れてビデオレンタルしました(笑)冒頭のシーンで見たことあるわとすぐ思い出しましたが。
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