プロメテウスのレビュー・感想・評価
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所謂「スペースジョッキー」を掘り下げる物語
作品単体としてはよく出来ていると思うし、それなりに楽しんで観た(ただ一作目よりも時間軸が過去のはずなのに、テクノロジーが遥かに進歩しているように見えるあたりは整合性という意味で不自然極まりなく、このあたりは考慮に入れるべきだったろう)。一作目以前ということだが、生物としてのエイリアンについて掘り下げるというよりは、いわゆる「スペースジョッキー」の方に焦点が当たっていて、こちらについて掘り下げるためにある物語という感じだ。そしてその筋書きに面白味が無いわけではない。
ただ、『エイリアン』の前日譚として捉えた時に、これが本当に必要だったのか?という疑問が頭をもたげる(この疑問は、次作『エイリアン コヴェナント』に対しても同様)。前日譚としての作品の存在意義は、単体の作品としてのものだけでなく、「これを観ると元作品の味わいが深まる」ということが求められるわけで、実際にはこれを観たからといって、元作品の面白さが増すかというと…正直怪しいものだと思う。物語というものは、謎めいているから胸に強く迫ってくるということがあって、全て解き明かしてしまうとかえってつまらなくなるということもあるわけなので、何でも詳しく掘り下げてしまうのが良いわけではないと思う。そういう意味で、この物語が存在する必然性について説得力が乏しいのではないかとの疑念を、自分はどうしても払拭することができない。
(2024.4.4加筆修正)
B級、見る価値なし
ワンパターン。つまんねー。どっかに行き宇宙の寄生生物に人間が襲われる。その寄生生物、人間、アンドロイドを描く。このワンパターン。
シガニーウイバーの時代の作品の方が面白く完成度がある、
これは見ない方がよかった。
本作でエイリアンシリーズが一気に哲学SFへと進化する
個人評価:4.5
エイリアンのすべての原点がここにある。
アンドロイドと人間の違いを、人間の飽くなき探究心で対比させている。
エイリアン4までの物語を、単純なパニックSF映画から、人間の起源をも辿るSF哲学まで引き揚げた最高のストーリー。
このバックボーンを描く事で、一気にエイリアンの作品性が上がってくる。
本編ではエイリアンというモンスターをほとんど描かず、ここまでどっぷりとエイリアンの世界観に魅せられる演出も素晴らしい。
リドリー・スコット渾身の一作と評価する。
補完が必要
「なぜ人類誕生の瞬間は、空白のままなのか。」
見終わった後このキャッチフレーズ見ると、
見事な「キャッチ」でしかなく、解決した「フレーズ」は皆無だ、
腹が立ってくる。
人類の起源に関わる手がかり、というのもかなり一方的な見方で、
なぜ他の人は誰も指摘しなかったのか。しかも未来の話なのに。
まあそこで話の腰を折ると進まないので譲るとしても、
未知の惑星に着いてまでやってる行為が下らない。
というか意味不明なことが多い。
人類の起源を探しに来てるのに、見つけたモノこねくりまわして、
しかもその場所から他に移ろうともしないし、
それぞれの科学の専門家が来てるのに、それぞれ何もしないし、
責任者?なんか一番何もしないし、
デイビッド(ロボット)の行動は一番不可解。
何故「あれ」を彼に飲ませたのか、只の実験?
それとも彼女に育てさせて、何か狙っていた?よく分からない。
キャッチフレーズはともかく、
話の最初と終わりが全然つながりが無く、
最後の最後で「あれ」を出して帳尻合わせて、ドヤ顔されてる気分。
やりたいこと色々やり過ぎて話がとっちらかってる感じ。
落石
序盤の繊細な運びから、こうも見事に転落するとは思わなかった。
冒頭のカットではラヴクラフトを彷彿とさせる美しく力強いSFの世界を見事に捉えているのに、いかんせんそこに生きるキャラクター像が粗い。
人間を見ずして人類を語れはしない。
『エイリアン コヴェナント』を先に観ていた
この終わり方で、『エイリアン コヴェナント』の状況になる、と考えると…もういいかな。1、2、4を見返す方が有意義。
劇場公開時のあの宣伝の仕方ではヤイヤイ言われてもしょうがないような。だれも得しない。
人類の起源説はおもしろい。映像も良いしキャストも良い。 が、登場人...
人類の起源説はおもしろい。映像も良いしキャストも良い。
が、登場人物の行動に無理がポロポロ。話を進めるために理屈に合わない脚本にしてしまうってのはキライだなあ。
でもリドリースコット本人だからあまり文句も言えないか。
ファスベンダーさんのロボっぷりが素敵だったので良しとします。
前3作とは繋がってそうで繋がってないよね?また別のお話っぽい。完結編まで見るとなんか判明するのかな?
おうち-28
スター・ウォーズ見ると、宇宙行きたくなるけど、
エイリアン見ると、やっぱやめとくわってなりますね。
相変わらずフラグ立てるヤツは、しっかりと回収してくれるし、
素人目にもやりすぎちゃう?と思うことは、必ず失敗してほら見ろになり、
必要な時に必要なボシションの人が離脱するのは、もうシリーズ恒例。
ハラハラとイライラとツッコミの融合。
エイリアンシリーズのヒロインってなんとなく顔の系統似てるような……。
ファスベンダーさん、今より若くて、見比べると『コヴェナント』よりアンドロイド感がある気がしちゃう。
シャーリーズはこういう制服にタイトな髪型がすごい似合ってて、言い方悪いけど、作り物みたいな美しさ。
エイリアンがちゃんと形として現れるのがラストなので、エイリアンによるパニックムービーを期待してる人はちょっとガックリかもしれません。
戦闘シーンも少ないし。
ただイドリス・エルバの男っぷりを見るだけでも損はないかと。
コヴェナント見るなら、これ見ないとね(見てなかった自分が言うのもあれですが、見とけばよかったと思いました。)
新作を観てから印象が変わった
人類の起源―。当時この言葉が幾度となく宣伝され、かなり浸透していた様だ。(私の身の回りでは特に)しかし実際は「エイリアン」シリーズの原点に還る作品だった。紛れもなくシリーズ最新作だ。何故かそれはあまり宣伝せず、その事実を知らない私の友人らが観賞後に疑問の嵐だったことを今でも覚えている。
私は最新作「エイリアン:コヴェナント」を観賞後、本作の印象が変わった。初めて観賞した時は人類の起源よりもエイリアンの起源を描いていると思っていた。しかし、「エイリアン:コヴェナント」ではあのエイリアンが誕生する。それも衝撃的な形で。そして本作は「エイリアン」シリーズの架け橋的な位置付けであり、人類の起源を描きながらエイリアンとの関わりを描いていたという設定にようやく気がついた。どうもラスト直前に登場する怪物のインパクトが大きすぎてずっとそう考えていたのかもしれない。ちゃんと前日譚としての役割は果たしていた。
本編は壮大なスケールだが、「エイリアン」シリーズの観賞は必須だ。舞台となる惑星はLV-233。年代は2089~2093年。「エイリアン」はLV-426。年代は2122年。別の惑星であり環境も違う。また、本作の方が古い時代の出来事となる。しかし共通しているのはジャガーノート号の存在。「エイリアン」では墜落した状態。本作では基地の地下に埋まった状態。そこにいる謎の異星人の遺体。これには非常に興奮した。「エイリアン」ではそれほど触れられなかった異星人の遺体が、本作の重要な鍵を握っているとは。あまりの感動に鳥肌が立った。 また、最新作を観るとどうも本作のデイビットに目が釘付けになってしまう。
正直、このストーリーは後付けだ。始めから構成されていた物語ではない。よって様々な関連作品で矛盾が生じている。「エイリアンVS.プレデター」etc...しかし良くあの作品からここまで話を広げることができたなと感心する。よく考えると監督のリドリー・スコットは過去作でも「人間または人類」について描いている作品が多い気がする。彼は昔からその謎を追い求めていたのかもしれない。
長文になったが、監督の飽くなき欲求はこれからも続くのだろう。
三部作の一作目なんですね
エイリアンコヴェナントが公開されて
とあるレビュアーの記事を読ませて読み
興味がわいたので、まずはこっちからだとレンタルしました
いやー乗組員は馬鹿ですね
アンドロイドは何がしたかったんだろう
謎は、登場人物が突然結論付けてましたけど、本当にそうなのかな、そもそも謎に意味が無いんじゃないかな
馬鹿な調査隊が他の星でドタバタして
謎の生物兵器っぽいのはエイリアンでしたーだけの映画だと思いましたが
エイリアンコヴェナントで謎が解明されるっぽいですね
うーん、その謎どうでもいいかな
プロメテウス
「エイリアン」と同じ世界観を背景に描くSFミステリー超大作。
人類の起源を求めて未知の惑星へと旅立った探査チームが目の当たりにする驚愕の真相を、
スケール感溢れるダイナミックな3D映像で描き出していく。
冒頭、
謎の白マッチョが滝の上で怪しげな液体を飲んで、
液体を飲んだ白マッチョが突然苦しみ出しそのまま滝壺へ。
そして、
DNAが破壊され再構築されていく。
これが人類の祖先?
説明が一切ないので全く意味が分からなかった。
キャッチコピーの「人類は どこから 来たのか。」とはこれのこと?
だとしたらあっさり見せすぎだと思います。
とにかく調査隊員達のバカすぎる行動が気になった。
「地球よりいい空気」とか言って平気でヘルメットを脱いでしまったり、
未知の生物に手を出してあっさりと殺される始末。
イカみたいなエイリアンの造形に愕然。
クライマックスで、
プロメテウスを相手の宇宙船にぶつけて自爆する「さらば宇宙戦艦ヤマト」みたいな展開にはビックリ。
才人リドリー・スコット監督の味わい薄い一品。
ネットで視聴(英語字幕)
映画の中盤、洞窟の奥で、H.R.ギーガーのデザインによるさまざまな物体が登場するまでは、この映画がエイリアン・シリーズの一つだとは気がつかなかった。それほどこの映画は、シリーズ初期の頃にあった不気味さ、おどろおどろしさに欠けている。
ホラー映画には、ある種の怨念や気合が必要だと思うのだが、それらからはずいぶん遠い映画。
リドリー・スコット監督は才人ではあるが、なんでもこなせすぎて、コクやアクがなくなってしまったとも思う。
前日譚としては普通に楽しめました、傑作の類ではなかったですが
確かこれ、劇場公開時はキャッチコピーを「人類の起源」とかなんとか壮大な文言を売りにして、何かと物議を醸したんでしたよね。
今となっては「エイリアン」シリーズの前日譚(正確に言えば前日譚の前日譚?)であることがさも当たり前のようになっていますが、でも確かに予告編見ても「エイリアン」については何も触れられていなかったし、それらしい雰囲気もあまり感じられずでしたので、それはまあ物議を醸しても全然不思議では無かったなと。
特にグロ系やモンスター・クリーチャー系が苦手な方には、何だこれは!となること間違いなしの内容だったでしょう。
逆に言えば「エイリアン」シリーズが好きな方ならば、多少雑と言うか強引な部分もありはしましたが、前日譚としては十分楽しめる内容だったのではないでしょうか、勿論、リドリー・スコット監督が血気盛んだった頃と比べてしまえば、それは見劣りしましたけど。
しかしこう言う宣伝をされたのは日本だけだったのかなぁ?
まあ「エイリアン」の前日譚として宣伝すれば、見に来る方は手広くはならないですからねぇ、でもあまりにもブーイングが凄かったからなのかどうかは分かりませんが、続編はちゃんと「エイリアン:コヴェナント」として上映する辺り何か面白いですね。
まだ今回ちょっと謎な部分も残ったので(単に私の頭が鈍いだけなのかもしれませんが)、その辺りは続編に期待したいと思います。
それにしても、このシリーズのヒロインは本当にタフだなぁ、笑っちゃうぐらいタフ過ぎて、特に「あの」シーンでは開いた口が塞がりませんでしたよ。
本家のリプリーもビックリなエリザベスのタフさ具合でしたね、リアルとは欠け離れていましたが、もう何でもあり、これはこれでOKです!
ノオミ・ラパスのエリザベスが良かっただけに、出来ればシャーリーズ・セロンにも何かもう一捻り驚くような演出があれば、尚良かったかなぁ。
あとその他大勢的な乗り組み員にも、もう少しキャラ付けがあればね。
ただイドリス・エルバ船長のカッコ良さと、マイケル・ファスベンダーのアンドロイド感は絶品でしたね、謎めいた怪しさ満点のデヴィッドは続編でも期待できそうな予感です。
まあ本家に比べると、全編に漂う緊張感、ドキドキ感はやや薄めでしたし、雑さ加減も少々気になりました、でも何だかんだで楽しめましたし、あのラストのフォルムを見るとやっぱり興奮しちゃいますね、かなり強引な展開でしたけど・・・とりあえず、続編に期待して待ちましょう、使命感に駆られたリドリー御大の渾身の一撃を期待して。
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