劇場公開日 2012年9月1日

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最強のふたりのレビュー・感想・評価

全345件中、21~40件目を表示

4.5ずっと観ていたくなるふたり

2023年8月29日
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のっけからカーチェイスをおっぱじめるドリス、そしてフィリップの障がいを知るやいなや仮病にあっさり騙される警察、パトカーに先導されながら勝利のSeptemberを歌いかっ飛ばす二人!
このオープニングのシークエンスが何度でも観たくなる気持ちよさ。

フィリップは首下の麻痺、それよりもさらに辛い、最愛の妻を失った自分の人生をドリスに語る。そんなフィリップにドリスは「俺なら自殺してる」と返す。
一瞬ドキッとしたけど、フィリップの悲しみと強さに対して、どこまでも素直に反応出来るドリスだからこその台詞なんだろなあ。

(障がい者だから弱い立場)(雇用者だから強い立場)
フィリップにそんな立場というレッテルを貼らずに無遠慮に接するドリスが、フィリップに呼応するかのようにどんどん魅力的にみえてくる。

大きな事件が起きるわけでもなく、全く境遇も違う二人が友情を育くむ様子をただ眺める映画なのだけど、ずっと観ていたくなる。

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やまさ

4.0私も気の合う若者と出会いたい

2023年8月15日
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初めてフランス映画を見たので、彼らの息を吸う音や感嘆に込められた意味をいまいち掴めなかったのが少し残念でした。

物語序盤、フィリップは自分の障害をドリスにいじられる事を気にしていなかったから、フィリップは懐が深い人物なのかと思っていた。そうじゃない。彼が許したのはドリスが彼を一切の同情を持たず、素直な部分を見せていたからだ。

ドリスの描いた絵に1万1000ユーロの価値がついたシーン。人は何に対しても意味や教訓を求める。だから音楽や絵画などの芸術に価値がつく。いつしか本意は声に出すよりもキャンバスに描けば儲かるようになった。
そのスキームそのものに憧れてしまう人間は少なく無くて、目の前の絵に込められているかも分からない意味や教訓を分かった振りをして格好つける所が滑稽でかつ最も人間らしい。

ラストのシーン。伝えたい事も素直な気持ちも着飾った言葉で綴れば聞こえは良いけど、伝えたい相手に1ミリのズレもなく伝えるには手紙でも電話でもなくて直接会えって事なんだと解釈した。

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ニヒルなのっぺらぼう

4.5とにかく素敵な話だった。

2023年8月11日
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とにかく素敵な話だった。

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たま

3.5あるある

2023年7月26日
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鑑賞方法:VOD

なんか見覚えあるなと思ったら、観るの二回目だった。けど内容全部忘れてたからよかった。でも最近グリーンブック見たばっかりだから、ああこういうやつねって、なんだか新鮮味なかった…。。。

「これから食事を始めます。」って食事介助するのとか「障がい者が好きなんです!」とか、自分を障害者らしく扱うとか、健常者とは違う人間だと扱われるのが苦手だったのかな。甲斐甲斐しく介助されるあの感じ。
面接時点で他の候補者よりもドリスを選んだのは何故だったのか、よく分からなかった。

違うバックグラウンドを持つもの同士、お互いの文化や嗜好を嫌々ながらも取り入れ合うシーン、なんかでよく見たことある。。。グリーンブック観た後だと「あんたたちこういうの好きなんでしょ?」みたいな印象が強くなっちゃって…もう辟易してる自分がいるのが悲しい。見るタイミングが違ったな…。
こんなにいい映画なのに、あるあるだよねと消費してしまう自分が悲しい。

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nemo

5.0アクションものでも刑事ものでもない

2023年6月26日
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何のジャンルかすら知らずに、邦題でアクションぽい映画だろうと
視始めた。
最初は車が暴走するシーンで始まり、そんな映画なんだと一旦仕分けして
その心づもりでいたら、序盤でいきなり肩すかし。
教養の無い粗暴で 前科もある失業者が、それでも職を求めて面接を受ける

何の映画か分からすに様子を見ている内、粗野なチンピラに見えてた
主人公が人間的に魅力のある者に見えてきて、一気に引き込まれた。

主人公はもう一人の主人公の障碍者の介護人だが、障碍者をかわいそうだと
いう目で見ていない。また主従の関係のようにへつらう意識もない。
このことが却って障碍者に居心地の悪さを感じさせず、人として対等に関わる
ことにもつながっている。

全部がこの映画と同じケースに当てはまるわけではないだろうが、
障碍者というと短絡的に「配慮」をあてがう最近の福祉の風潮は却って、
「配慮」することで自己満足する健常者との間に、壁ができることも
あるだろうと、感じさせる作品だった。

それにしても、オマール・シーのダンスの巧さにはびっくりした。

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ビン棒

4.0あまりにも異なる男ふたり

2023年6月21日
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だからこその、つながり、共感…

邦題とジャケが、あまりにベタで、『積読』になってたが、視聴してよかった。
ドリス役の俳優さんのあまりにナチュラルな演技に見入った。
ラストシーンの知的な表情もよかった。

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トッキー

3.0フォーカスがどこかわからない。

2023年5月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

粗野な介護士と品ある大金持ち障害者の話。

全体的にどこかで観た内容、そう、グリーンなんとかと似ている。

そこそこ楽しめるがフォーカスがどこかわからない。
友情なのだろうが、そこまで二人は何かがあったわけでもない。
障害者は介護士を気にいるのだが、彼は気に入られるための努力もない。マリファナ吸って遊んでただけ。

そう、全て偶発的な産物のように見える。ペラいとも。

グリーンなんとかは、ピアニストに悩みがあり、そこに人間臭さがあったが、本作は恋愛。うーん、何か俗物的な匂い。

あと、構成がサビaから始まりというパターンで、そういうの最近多いのかなあ?

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ho

5.0子供に見せたい

2023年4月18日
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泣ける

笑える

幸せ

肌の色とか、お金持ちとか、年齢とか
そんなの関係なしに、信頼できる関係性
人を思う気持ち、人はみんな平等!
深いこと考えずに、そう感じた

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ぶんた

5.0偶然ではなく、必然的だった2人の出会い!!

2023年3月23日
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全然違う境遇で育った2人が心を通わせていく過程、車を猛スピードで走る冒頭のシーン
車を運転するドリス、助手席に座るフィリップ、介護を通して学ぶことがたくさんあった
自分の経験を思い出しながら見ました。
澄み渡る空のなか、パラグライダーに乗る場面、爽快でした。
ラストにドリスが「たまご亅を返した後に
フィリップに訪れた新しい出逢い!
情緒ある音楽が流れて、、、
2人が幸運を引き寄せたストーリーでした。
GOOD LUCK!!
友情と絆が素敵だと思う作品でした。

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美紅

4.5感動

2023年2月21日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

幸せ

思わず笑ってしまうシーンがたくさんあった
フランス映画は割と下ネタが多い気がする
悲しい話じゃないのに感動する良い映画!

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ゆい

3.5彼等最強の二人には、アルバート・アイラーの『サマータイム』を

2023年2月1日
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鑑賞方法:VOD

ポジティブな話なので、大変に良いのだが、この関係は彼等だけの関係。白人と貧困な黒人の改善策には役立たない。同じ真似をして、頑固な白人の老人に通用するものでない。また、介護する黒人は、モロッコ辺りの出身の様で、ベルベル系の様だ。従って、黒人ではない。同じアフリカ大陸に住む人種だから、黒人を使う。何か間違いだと思う。ベルベル(差別用語)系はアース・ウィンド&ファイアーを聴かないと思う。フランス人から見た偏見に感じる。
また、クラシックの名曲をアース・ウィンド&ファイアーと比べて、ディスる場面があるが、価値観の押し付けに感じる。少なくとも、この映画で使うアース・ウィンド&ファイアーは『セプテンバー』くらいが知られた曲で、クラシックの名曲の足元にも及ばない。
4時間するワグナーを彼は聞き抜いたのだろうか?
僕の希望としては、黒人の方々にも楽しんで貰えるオペラとかクラシックを公演してもらいたい事と、もう少し、敷居を低くしてもらいたいと感じる。価値観を押し付けたくないが、アース・ウィンド&ファイアーならアイネクライネナハトムジークのほうが奥が深いと感じる。だから、彼等最強の二人には、アルバート・アイラーの『サマータイム』を聞かせたい。なんて言うだろう!

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マサシ

5.0真の友情

2023年1月20日
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泣ける

楽しい

幸せ

お金、健康…。何かを一つ失っただけで人間はこうも脆くなる。それは固定概念だと。その鎧を用心深く。でも鎧を外せば皆平等。ボーダーフリーなふたりにとって名誉、立場も関係なし。ただただ色眼鏡が描写を複雑化させているだけだと痛感。もはや隣の芝生は何色でもいい。

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るいまーる

4.0アース・ウィンド・アンド・ファイヤー!

2022年12月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ダンスシーン最高! こんなに自由で楽しくて、開放されるダンスシーンは、なかなかないね! ビートに乗って動くドリスはかっこいいが、それを眩しそうに見つめるフィリップの表情。楽しい場面なのにちょっと切ない。

世間の物差しに囚われず、自分の感覚で動くドリス。なんと魅力的で伸びやかなんだ。そして、自分を尊重するとともに、他人も尊重する。一本筋が通っている。障害があるからかわいそう、なんて決して思わない。

オマール・シーの魅力がいっぱい。この映画で初めて知ったが、ファンになってしまった。目がわんこみたいでかわいい。

BSプレミアムの放送にて。

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ぷにゃぷにゃ

4.0自由・奔放さと規律・秩序の交錯が二人を成長させ…

2022年12月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

以前、やはりTVで観た記憶があったが、
短縮版だったためか今一つピンと来なく、
NHKBSでの放映を機会に再鑑賞。
事前に観た「グリーンブック」との
比較の点でも興味をそそられた。

映画自体の出来としては、
ノンフィクション作品にありがちな、
登場人物のその後の事実を
ナレーションで描いたこの作品よりも、
フィクション作品ならではの
見事なラストシーンで締め括った
「グリーンブック」の方に軍配を上げたいが、
両作品の観点こそは異なるものの、
今やどの国においても
多様な人種混在の現実や所得格差の問題、
そしてLGBTへの理解が進むことを
思い知らされる。

そして、この作品では
自由・奔放さと規律・秩序の交錯が、
主人公二人を成長させていく
経過が面白かった。

果たして「最強のふたり」とは何か。
多分に「自由と規律」あるいは
「変革と伝統」への程良いバランス感覚が
より良い社会の形成と人間の尊厳に寄与する
のではないかとの観点を
主人公二人に集約して描いた作品
なのだろうと思った。

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KENZO一級建築士事務所

3.0ヒトは何を求める?

2022年12月6日
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 何を求める 風の中行く
              種田山頭火

 たとえ多くのものをを持っていても、たとえ多くのものを喪っていても、ヒトは何を求めるのかしら?。

 私、ヒトと距離を詰めるのが苦手なの。いつまでも、仲良しでいられる自信がないから。他者とはちょっと距離置いて、あまりヒトの印象に残らない存在でいるのが、楽なのね。だから、ヒトとヒトが解り合える、ヒトが打ち解け合う映画に、緊張しちゃう。だって、いつまでも、仲良しでいられるのか、不安になるから。
 ところが、世の中とは不思議なもので、そんな私にも、付き合いの長い呑み仲間がいます。私のキャラを知ってか知らずか、いつの間にか、私の懐に居座っている。あるいは、絶妙の間合いで、鎧の隙間に野太刀を突き立ててくる。私には真似できない、ある意味最強のキャラです。
 私は誰かの最強になるつもりはありませんが、世間様には、そんな最強のキャラがいるようです。諸般の事情で、酒席にありつけない日々が続きますが、大切にしないとね。

 私はヒトに何を求める?
 最強のキャラに、乾杯!。

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機動戦士・チャングム

4.5お互いの人生に刺激を与え合った二人

2022年11月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

ドリス(オマール・シー)とフィリップスが共助精神が旺盛だから二人が交流できたのだろうか? たしかに、自助しか考えていない二人だったら接点はなかったろう。しかし二人はこんなことを考えて心が通じ合えたのだろうか。この映画は事実をベースにしているので、脚色はあるだろうが現実にあったことなのだ。

私はキアロスタミ監督のある映画に出てくる青年を思い出した。彼の言葉で直訳ではないが、共助の見本のようなことを言う。貧しい人と金持ちが結婚して助け合うべきだと。という意味は単純に考えて数学のできない人とできる人がいっしょに助け合って学ぶべきだということだと思う。

果たしてこういう実例をよく見るだろうか?
私は教師なので、はっきりいってこういう例を見る。クラスの中でだからもしれない。先生がいるからかもね。またそれに反して、自分勝手の見本のような生徒もいる。「先生、XXさんとパートナーになるのは嫌です。全然勉強しないから一緒に座らせないでください」と。共助を踏まえて成長していくことについて話しても聞き入れない。自分のことしか頭にない。

そこで、この二人のナレソメ、初めから相性が良かったんだろうか。映画の最後の字幕でもわかるように、お互いにそれぞれ結婚していても二人は友達だったと。あくまでも個人的な見解だが、フィリップは自分を介護してくれる人を見つけるために何度も面接をしているようだが、なかなか気に入った人が見つからない。50歩100歩と言ったら聞こえがいいが、彼の好奇心を揺さぶる人は出てこなかった。ドリスの思考や発言にはフィリップのように(偏見かもしれないが)教養が高い当時のフランスの文化をわきまえて行動できるタイプではなかったのだ。フィリップの持っていないものに対する魅力、正反対といっていいくらいに違う人間に対して興味を持ったのだ。自分と180度正反対な人間との接点を探すのが難しいのが現実だ。この二人が歩み寄りを見せているのだ。例えば、フィリップは娘の教育をドリスから学び、ドリスは芸術をフィリップから学んでいる。他にも、フィリップはハングライダーや人生に再挑戦できたし、ドリスはおばさんから認められることができた。

分断の時代だが、全く相入れそうもないふたりの人間が共に助け合えた。現実にあった話だと。

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Socialjustice

5.0人に勧められる前向きになれる映画!

2022年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

人によって感想は違うのだろうけど

数年前、自分が病気を患って障害を持った時
人に心配ではなく、同情されたことが一番つらかった。
自分が弱い立場の人間になった事を無理やり認識させられるようだった。
もちろん同情を厚意と感じて嬉しく思う人もいると思う、否定はしない。
同情するなと声を上げる気もない。
ただ、この映画を見る事でそういう考えの人も居ると知る人が増えればいいなと思った。

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名前さん

4.0リラックス効果あり

2022年9月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2022/09/22

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杉下右京

4.0ありのままの二人。ほっこりするハートフル映画

2022年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

友達として、お互いありのままに向き合う2人の姿に心が温まりました。

後半他の人がフィリップの世話をするシーンでは、必要以上に気を使ったり悪い意味で特別扱いをしていて、病人扱いをしすぎるが故に少し心を痛めるシーンもありフィリップは憤りを感じていました。

「恐らく我々の日常で障がいを持たれてる方はこういう感情を抱いているのかもしれない」と考えさせられました。

いい意味で気を使わず他の人と同じ接し方で、ありのままでお互い向き合ってくれたからこそ最高の2人が誕生したのだと感じました。

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SAMURAI JAPAN

3.0実話でなければ見ていられない

2022年8月28日
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映画では試用期間を経ているが早々に信用してストーリーが早すぎる感じが否めない
お互いを受け入れて親友になっていくまでが短すぎてもう少し葛藤や言い争いがあれば
もう少し盛り上がりが出てたかも。
淡々としすぎて綺麗事だなーなんて思いつつ見てしまった

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amycinema