劇場公開日 2015年8月1日

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「特に脚本がダメなんだろうな」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0特に脚本がダメなんだろうな

2023年11月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

いや~、久々にやっちまったなぁ!こんなに面白くない映画も久しぶりじゃなかろうか?「天と地と」を彷彿とさせるような、何がやりたいのかサッパリな映画だった。
ストーリーはグダグダ、キャラクターはブレブレ、映像はモサモサと三拍子揃った正真正銘のダメ映画だ。キツイな…これはキツイ。

冒頭、世界観の説明があって巨人や壁の存在が明かされるんだが、何でか主人公のエレンは「この世界なんか全部吹っ飛んじゃえば良い」と思っているようなのだ。
何が不満なんだ?貧乏か?
設定説明はしても主人公の気持ちに説明はなく、中二病みたいな痛い雰囲気だけ出して壁に近づいていく。
この移動距離もなかなかのもんである。ついていくミカサとアルミンも完全に職場放棄。壁の内側に住んでいる人たちは、貧乏ながらも自由奔放に生きているようだ。

この後も超展開と「なんとかなるさ」精神と意外な人物の博識さに驚かされつつストーリーは進み、「あ、こいつの考えてることは理解出来るな」と思えるのはしょっちゅう芋食ってるサシャだけ。共感できるキャラクターが1人だけでもいてくれたことに、一筋の光明を見た気分だ。

小説、漫画、ドラマや映画など、エンターテイメントの根幹にあるのはキャラクターだと思う。なぜ彼はそう思うのか?なぜ彼女はそう振る舞うのか?そこに説得力がないなら、観る側に残るのは戸惑いだけだ。

酷評には酷評の理由がある、と改めて思い知った。特に期待はしてないが、後編もちゃんと付き合いますよ!

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つとみ