劇場公開日 2013年4月26日

  • 予告編を見る

「シリーズ完結作としては☆5、」アイアンマン3 willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シリーズ完結作としては☆5、

2013年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

アメコミを若干かじってる者としては ☆3

最低脚本賞ノミネートの脚本家でもある監督に変わったからか、
マンダリンが替玉だという設定は個人的に興醒めした
一般受けする脚本に仕上げたかったんだろうが、原作要素さえ盛り込めばいいという考えはちょっと頂けなかった
中国企業協賛が少なからず影響を与えてるだろうから最悪だ
テロリストのボスが中国のマンダリンという設定は受け入れられなかったんだろう

ただ、フラットな気持ちでもっとハードルを下げて思い返せば、
装着シーン、アクションシーンは多めで数々のパワードスーツが飛び出し暴れまわるシーンは目で見て相当楽しめた
怒涛の迫力でエクストリミス軍団とアイアンマン軍団のクライマックスは、まさに完結作の決戦としては最高の出来栄え
お約束のマーベルの父スタン・リーの登場もうれしい

自分の傲慢さ無責任からアイアンマンが存在する前から自ら敵を作ってしまった設定、一作目でも登場したインセン教授や、テロ集団テンリングスが登場したのはシリーズ作として振り返って面白かった
心に決めたペッパーを守り守られ、シリーズを通して成長したトニーがまさに「新たな出発」として「繭」から飛び出し、あれだけ必要としていたスーツ、ラボ、アークリアクターでさえ捨て去り、ラストの「私がアイアンマンだ」のセリフは1のラストのセリフとかぶっていて素晴らしかった

ただやはり予告やファンとしての期待から本物のマンダリンの能力や、もっと各新型パワードスーツに注目した演出や戦闘、トニー自身のエクストリミス応用を見せて欲しかったというのが拭いきれない
最高のヒーローエンターテイメントとして完結しているだけに、ファンという部分が足を引っ張った結果となったが、もちろんブルーレイで他人を気にせずゆったりと見直したい

アイアンマンが完結したのは寂しいが、これだけ胸躍る高揚、興奮を与えてくれた作品に出会えてよかった 批評気取りのコメントや、大人ぶった理屈みたいなもんは抜きにして、やっぱり心から楽しめる素晴らしい映画

bp