かぞくのくに

劇場公開日:

かぞくのくに

解説

ドキュメンタリー「愛しきソナ」で知られる在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督が、自らの体験を題材に、国家の分断によって離れ離れになった家族が傷つきながらもたくましく生きていく姿を描いたドラマ。北朝鮮の「帰国事業」により日本と北朝鮮に別れて暮らしていた兄ソンホと妹リエ。病気療養のためソンホが25年ぶりに日本へ戻り、2人は再会を果たす。異なる環境で育った2人がともに暮らすことで露呈する価値観の違いや、それでも変わらない家族の絆を描き出していく。妹リエに安藤サクラ、兄ソンホに井浦新(ARATA)。

2012年製作/100分/G/日本
配給:スターサンズ
劇場公開日:2012年8月4日

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(C)2011 Star Sands, Inc.

映画レビュー

4.0兄のスーツケース

2024年2月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

生き抜くことしか思考を停止せざるを得ない、
兄が暮らす、
自由が無い、
大嫌いな、あの国。
兄のシルバーのスーツケースを携えて、兄の分まで自由に生きて。

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上みちる

4.5実話ならではの説得力

2024年2月12日
iPhoneアプリから投稿
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ニョロ

4.0かぞくのくに。真実に背を向けたらいけない。

2024年2月4日
スマートフォンから投稿

悲しい

帰国事業で北朝鮮に渡った兄が脳腫瘍の治療の為一時帰国する。日本で育った妹りえは北朝鮮には否定的、両親は朝鮮総連の運営に身を挺してとりわけ父親は帰国事業を熱心に薦める。兄とはイデオロギーですれ違い、手放しでは受け入れられない。ところで何故帰国事業を大々的に行ったのか?日本での差別があるから北にいけば差別の無い生活ができるはず、そして何故日本に来たのか?朝鮮併合で安価な労働力として日本の歴史的事業の建設に携わり棄てられてきた。両国の歴史の真実を認め反省するという気持ちを持たねばならないと。

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t.ao

5.0ぜつぼうのくに

2023年8月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

悲しい

難しい

病気療養の為に北朝鮮から25年ぶりに日本へ帰国したソンホ(井浦新)は監視員(ヤン・イクチュン)と共に、家族の待つ実家で特別滞在期間の3ヶ月を過ごすことになる…
父が朝鮮総連で働く一家にとってソンホは人質同然であり、直ぐに家族団欒とはいかず…気丈に振る舞う両親と我慢する妹のリエ、痩せ細ったソンホは何を求め・何を語るのか?日本では異常な家族の形でも、北朝鮮本国ではありふれた家族の形なのかもしれない、家族の日常が変化していく。劇中、兄妹の会話の先に仄かな希望が見えるのだが…
我慢するリエの心が決壊し、一人で地団駄を踏むシーンにこの映画の全てが詰まっている。安藤サクラと観客の気持ちが一つになる瞬間、私の涙が溢れだした。

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しーらん
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