劇場公開日 2012年9月8日

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「短いレビューや言葉には表せない程の内容のある作品」夢売るふたり トミキングさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5短いレビューや言葉には表せない程の内容のある作品

2019年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

何気なく、気軽に、久しぶりに西川監督の作品に手を出してしまった。

観はじめて、引き込まれて、見終わってみると、なんか疲れた。

明解な意味、意図を明かそうとするのは野暮だと思う。
短いレビューや言葉には表せない程の内容のある作品であることは間違いない。

何より、松たか子の迫りくる演技。恐ろしいほどの目のチカラ。阿部サダヲも他のキャストも良かったが、際立っていた。

共感や同調が起こる類の作品ではないとすぐ分かるが、非現実的な流れの劇でありながら、あまりにリアリティがあるので、自身が観客であることを忘れさせられる錯覚が起こる。

最後に、目線をこちらに向けてくる彼女と、目が合った気がするのは自分だけだろうか。

この映画を流して観れるほど僕の感覚は萎えていないし、なかなかの衝撃で、気軽に観はじめてしまって後悔した。

トミキング