「映画なんだから真実とか要らない」聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画なんだから真実とか要らない

2019年9月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

こういう戦争ものは、
「大体みんな知ってるよね」的な語り口で、
図解とか人物相関図とかで説明が欲しいのにそれもなく、
難しい言葉遣いで状況理解もし辛い。
なんか、一見さんお断り、な感じが嫌味。
万人に向けて作るのが映画じゃないの?

五十六という人が、こんな人でした、
という映画の割には説明不足。真珠湾の時ももっと怒っていいし、
ミッドウェーの時は、
その状況でこの態度?という事に説明は要るよ絶対。
三宅(吉田栄作)も疑問に思え。お茶漬け喰う時も、何か言えよ。

演出に不満は多いが、五十六自体の魅力は溢れてる。
というか、いつもの役所広司。この台詞、

「例え世論がどうあろうと、この国を滅ぼしてはならん!」

これ一番グッときた。

全体的につまらなくなく観れたのは、
五十六の話と、真藤(玉木宏)も話の二重構造になっていたから、
物語性があって良かった。
これが五十六周辺の話だけだと、途中で寝てしまうだろう。

日本が戦争映画作ると、
大体こういう重たい、やるせない雰囲気が全面で後味悪い。
「イングロリアスバスターズ」みたいな
痛快な戦争ファンタジーを誰か作ってくれないかな。
日本人じゃ無理だし、
イーストウッドも硫黄島みたいにマジメになっちゃうので、
ここはやはり、タランティーノ先生で是非作って欲しい。

クリストフ