劇場公開日 2006年12月16日

「見てられない」海でのはなし。 こうすけさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5見てられない

2023年9月2日
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ここまで酷い映画とはなかなか出会えないってレベルの作品。
パッケージとかのイメージとしてはクライマックスの大事な場面でスピッツの曲が流れるのかと思ってたが(個人的にはスピッツはダサすぎるからそれでも微妙だが)、開始早々スピッツの曲が全開で流れる。
しかも何曲も何曲も、物語序盤のかなり重要なシーンでも平気で流れるから、雰囲気もクソもあったもんじゃない。
作品単体で見ても平成初期のトレンディドラマみたいなレベルだけど、スピッツの曲が作品のダサさを一気に跳ね上げてる。
決して、今見たからダサいわけではない、この映画は公開当時の2006年でも異常なレベルだったと推測される、平成最初期でギリギリ許される作品なんじゃないかな。
クソ映画は、毒にも薬にもならない無印象映画よりマシだと思ってたけど、この映画は毒にも薬にもならない無印象な映画にスピッツの曲を無理やり盛り込んだ結果としてクソ映画に仕上がってるから、無印象映画とクソ映画の悪いとこ取りになってる。

こうすけ