一命のレビュー・感想・評価
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武士として、とは。
2回目の鑑賞。
1回目は映画館、今日はFODで。
自分の力ではどうにもならないことを、
大切な人のために、人に頭を下げる。
プライドを捨てること。
それは、恥ずべきことなんだろうか。
武士として。
誉れのために生きる侍の考えは
今の時代を生きる私には想像も出来ない。
病に伏せた我が子に、何でもするといいながらも
刀は捨てれなかった。
刀を捨てるなんて考えもしなかったのかもしれない。
しかしモトメは、本を捨て、刀を捨て、
何もかもを投げ打って、
妻と子のために尽くしてくれていた。
最後は我が身も投げうる。
武士の誇りとは何なのだろう。
懐に入れ、持って帰っていたお茶菓子を
美穂が食べるシーンが泣ける。
妻を想い、夫を想い、子を想い、親を想い、
ただ、皆んなで過ごす春が来ると願っていた家族の
悲しい物語だった。
海老蔵の所作が一つ一つ美しい。
特に立ち回りのシーンの目力が凄くてカッコいい。
さいごの刀を抜いたとき、まさか木刀であったのがなんとなく分かってはいてもゾクっとした。
瑛太の切腹シーンの演技が素晴らしい。
満島ひかりの幸薄い雰囲気も良かったし
竹中直人の引いてる顔も良かった。
青木崇高のさいごの血を吹く顔も良かった。
坂本龍一の音楽も、素晴らしかった。
あとセットが汚い貧乏な雰囲気がリアルで良かった。
相手の立場に立って考える
浪人側と井伊家のどちらから見るかで、事件の風景が大きく変わる。前半と後半ではまるで別の映画のよう。「スリー・ビルボード」と通底するものは一緒。いい日本映画。
予告編はもう少し考えて作って欲しかったな。あれ見たら筋が読めてしまう
骨抜きの駄作
駄作である。脚本が悪い。
夫婦愛、阿鼻叫喚切腹シーンに、やたら時間を割くあたり、タレントの露出を優先したのだろうか。結果テンポも悪く、ただ陰鬱なだけ。格調高さもない。
なぜか可愛らしい白猫が登場するが、まさかゴッドファーザーの真似事か。脚本は女らしいが、トレンディードラマでも作りたかったのだろうか。
最大の問題は、封建社会の残酷さや虚飾を暴く話なのに、武家側が大して残酷でも飾ってもないことだ。
特に家老職・斉藤勘解由が優しすぎる。
・千々岩求女の介錯に、短刀を貸し出そうとする
・介錯を遅らせる沢潟彦九郎を叱り、なんと自ら介錯に及ぶ
・あげく、千々岩家に金銭を与える。
目を疑う光景であった。
原作の斉藤が否定した「義理人情の通じる甘い世界の話」の体現者ではないか。
これでは、誰も井伊家を恨めまい。
こうなると、金吾が死んだのは、お金が家に来るまでの単なる時間差の問題である。間抜けな話だ。
求女がさっさと井伊家に行って無心してたら、お金もらえたのに。金吾も死なず、美保も後追い自決をせず済んだ。
求女の「(美保を)命をかけてお守りしたい」という言葉は、口先だけに終わった。タイトルの「一命」とは、何かスナック菓子のような軽めのモノを指すのであろう。
この脚本により津雲半四郎は、人の家に上がり込んで悲しそうに喋るだけのクレーマーに落ちた。
クライマックスで、半四郎が、井伊家の家臣3人の髷を見せる場面も、興ざめだ。この3人、なんと3対1で半四郎に負けて髷を切られている。どれだけ弱いのだ。井伊家というより、垢抜けないチンピラ3人の不始末の問題である。
そもそも、斉藤自身が「うちの家来は戦を知らぬ」といきなりハードルを下げてひよっているからね。
初めから「武士の面目」が描けていない。
原作で、武家の虚飾を暴くのは、半四郎の刀であった。
半四郎は武士として〝迂闊にも〟しがみついてしまった刀でもって、修羅と化してけじめをつけた。武士の誇りである刀は、持つ者の資質を問い、リスクを突きつけるまさに諸刃の剣。刀の持つ本質が浮き上がったのも、原作の魅力であった。
そのような展開、望むべくもない。
海老蔵半四郎が抜いたのは、やっぱり竹光。
「命を大切にね」とでも言わんばかりの、竹光チャンバラごっこ。
ビー・バップ・ハイスクールかよ。まだ城東のボンタン狩りの方が気合いが入っている。とんだおままごとだ。この作品に、刀はもったいないかもね。
誰か脚本家を止める者はいなかったのか。あれだけの方々がおられて。骨太な脚本が、すっかり骨抜きにされ、刀から竹光に落ちた。
「半世紀を経て、日本映画はダメになりましたー」ということを示したかったなら、成功である。
猫は可愛かった。
歌舞伎役者の迫力。
勧められて観た映画だったのに、青木崇高も新井浩文も出ててびっくり♡
瑛太が竹刀で切腹させられるシーンはなんとも耐え難かった。
仇をうつために乗り込んで行く海老蔵の迫力が凄くて、さすが歌舞伎役者、声の通り方がずば抜けてました。
最後の髷を切られた新井さんの顔がなんとも言えない感じで笑えました。
● 素晴らしい演技 ●
海老様が素晴らしいです。
あ、瑛太も良かったよ(笑)
言っちゃーなんだけど、逆恨みなんですよね…海老様の。
家族の為とはいえ、原因は瑛太が作ったのだし。
でも海老様の言う様に、1人くらい助けてくれる人は居なかったのかと…
竹光から介錯までの流れが壮絶すぎて、見ていられなかった。
全てを失った父親の気迫、素晴らしかったです。
出来れば最後は、同じ様に切腹して介錯される方が、良かったと思うんだけどなぁ。
オリジナルの『切腹』も見てみたいですね。
史上最悪のリメイク、反省しろ!背広組
まず、これはリメイクでしょう?
反論にはウンザリする。
次に、シナリオとセリフがムチャクチャ。
なぜ主役2人の「掛け合い」を入れない?
小林正樹が泣いている。
3番目にミスキャストのオンパレード。
エイタはあれはあれで良い。
海老蔵?
映画人でない奴が主演するのは異常。
仲代達也が落胆しているはず。
最後に、最悪のエンディング。
海老蔵が切腹してこその映画だろうが。
チンピラ3人が切腹するのはおかしいぞ。
悪いのは制作した背広組だ。
「切腹」という日本映画の至宝を愛した奴なら、こんな映画は創らない。
無責任すぎるぞ、お前ら!
史上最悪の映画だ。
日本映画の復興は更に遠のいたね。
重く、静かに、そして激しく
この作品はぜひオススメします。
日本人なら特に。
そして日本贔屓してくれる外国人の方に。
おすすめできかねるのが、単純なものを求めている人々。
ちょっと重いし、悲しいし、訴えるものが伝わりにくいかも知れません。
配役はまさにバッチリです。
瑛太さん、海老蔵さん、役所広司さん。一つの文句もありません。
狂言切腹の話ですが、本当に必要としている人に狂言が伝わらないのです。それを伝えにやってくる浪人の回想録ですが、とにかくリアルです。
まず瑛太さんの切腹シーン。
家族がどんどん壊れていくシーン。
毅然とした武士である海老蔵が、おろおろと不安になっていくシーン。
最後に海老蔵が放つ「これだけの武士がいながら、誰一人わからないとは一体(人の命を)どうお考えか!?」シーンは特に印象が残ります。
「ショーンシャンクの空に」のような根底に明るいものを感じますが、映像とテーマはかなり重く暗いです。僕も鑑賞後、しばらくイスから立ち上がれませんでした。
でも絶対オススメします。一人でご覧下さい。
海老蔵すげーよΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
オリジナル版『切腹』もいい映画だけど・・・
俺はこっちの三池監督版を推したいです(^O^)/
幕府の大名取り潰しのあおりを食らって貧乏暮らしを余儀なくされた武士の悲哀もさることながら、何より貧困とはいかに過酷で残酷なのかを思い知らされる。
竹光で切腹をさせられるという残酷かつ理不尽極まりないシーンは、ローマ時代の遊民もそうだけど人間の残酷さをこれでもかと映し出す。
死体を運んできた使用人も心底申し訳なさそうに謝罪するし、家老もあまりの無残さに見るに見かねて介錯をし、ちゃんと3両を遺体と一緒に持って行かせてる。
オリジナル版と比べて実はいい人だということをしっかり描いている。
足を引きずってるのも、ちゃんと人の痛みが分かる人間であるということか。
饅頭の下りなんてほんと正視に絶えないくらいの哀れさ(つд⊂)エーン
その上で最後の立ち回りも、オリジナルは相手の刀を取って立ち回るのに対して、この三池監督版では竹光を使って立ち回る。
このあたりさすが三池監督Σd(゚∀゚d)イカス!
海老蔵の狂気をはらんだ目力は異常Σ(゚д゚;)3人のまげを放り出して不気味に笑うシーンなんてホラー映画だわ(;´Д`)
オリジナルでは最後切腹して終わるけど、これでは切られて終わるあたりも、武士であることを捨て人間として自分はここに来ているという意志の表れなんじゃないかと。
オリジナル越えを果たした素晴らしい大傑作(´∀`)
生き辛さはどの時代も同様か?しかし人として忘れてはならない心を残してくれたこの映画に感謝したい!
この映画は、出だしから、「もう、これは最高!」いける時代劇と感じさせる臭いがした。
カメラアングルから 、音楽の使い方、大名屋敷のセットの色調と、ロケの季節感の美しさなど、見事にこれから始まる、この悲劇の物語の演出は整っていた。
そして市川海老蔵さんは、さすがは歌舞伎役者である!歌舞伎の舞台で見得を切るように、大名屋敷では大見得をご披露してくれた。
何だか映画と言うよりは、お芝居を観劇している気持ちにさえなってしまったのだ!
役所広司も市川海老蔵と決闘をしているように両人の芝居の対決がこの映画に迫力を持たせてくれていた。
そこにいくと瑛太の熱演は認めるが努力賞の域を抜け出せないままにいた感がある。
瑛太ファンには申し訳ないのだが、先の両者の間では、力量不足でアンバランスで不自然に感じた。しかしそれでは誰が若手俳優で瑛太の代役を出来たのか?と問えば思い当たる俳優がイメージ出来ないのも確かである。
「やはり、邦画界が、若い映画俳優をじっくりと育てられない、これが日本の限界なの?」といささか不安になる。
製作費など予算の問題で十二分に若手俳優さんの芝居を鍛え上げ訓練するだけの力が邦画界には無いのだろうか?このままでは、日本の文化は維持できるのか不安を憶える。
天下泰平で徳川幕府は我が国の文化の最も安定した、時代であったと思っていたが、その蔭で、こんな狂言切腹なる悲劇が起きていたとは知らなかった!愕然とした・・・
それにしても、侍の傘貼り内職のシーンはどの時代劇でも頻繁に目にするのだが、実際に傘の紙を貼るだけの内職で生計を立てる事が出来たのだろうか?
極貧生活に喘ぐ侍と農民達が生きた時代が江戸の本当の姿なら、江戸時代の歴史の中で人間らしい、普通の生活を営む事が許されていた人々はどれだけ存在していたのだろうか?
刀剣や、書籍を値切って買い取る質屋の存在こそが心底恨めしく思えた。
江戸時代に、オランダなどから来日した外国人の記述した文献によると下水道も整備されたエコ生活が確立していた、循環型のエネルギー文化を営んでいた江戸文化は、同時代の欧米文化に比較すると非常に優れていたと言うのだが・・・
そして単なる物質面だけでなく、当時の日本人の人間観などの、倫理観、道徳観など一般庶民の識字率なども含めて、かなりの文化水準を誇っていたと言う文化の影に、こんな格差社会が存在していたとは、只只哀れと言う他に言葉が見つからなかった。
武士道に始まり、武道、書道、華道、茶道と様々な文化を築き上げたこの時代、どの道も極めると一つの世界観へと到達する日本人のアイデンティティが確立され、今の日本人にも影響を残す豊かな知と仁の基盤が確立したこの時代に、この様な理不尽な非道なる武士の情けに反する、武家社会の切り捨て御免が存在していた事を想うと哀れで、悲しいのだ。しかし、懐に忍ばせ、家族に持ち帰ろうとした練り切り御菓子。貧しき家族を愛する心の表れだ、平成不況の今日でも私達が忘れずに持ち続けていきたい心がそこに有るのだった。
腹は斬るでなく満たすもの。
小林正樹監督の62年作品「切腹」の原作『異聞浪人記』を、
「十三人の刺客」の三池崇史監督で完全再映画化した本作。
前回観たのが忍たま~で^^;なんだかガックリきていたんで、
こんな重厚な作品を三池…?と野暮な心配をしてしまったが、
なかなか素晴らしい時代劇に仕上がっている。ちなみに2D。
なにも時代劇を3Dで観るこたぁ~ねえわな。なんて思って…
役者は見事に取り揃えているが、
とにかくあの事件以来めっぽう評判落ちしてしまった海老蔵が
どうだ!俺の目力はっ!!という感じで迫真の演技を観せる。
前作の仲代といい、今作の海老蔵といい、実際に半四郎の歳
には到底若すぎると思うのだが(だって娘と夫婦に見えるぞ~)
しかし孫が生まれた時の喜びの表情など、同じ目力でもまるで
違う^^;さすが、歌舞伎役者だけあって表情の機敏が上手い。
娘役の満島ひかりも薄幸さを前面に出して病弱な妻を好演した。
そして何といっても、よく頑張った!のが千々岩求女役の瑛太。
だいたいこの名前からして儚い…。斬られてしまいそうな名前だ。
父から学んだ通りに文学に励み、半四郎に引き取られてからも
武士として恥ずかしくない嗜みを身に付けた彼だったが、何分、
半四郎にも求女にも生活を潤す貯えがない。食うに食えず本を
売り払ったり、刀(これは最後の手段だが)を手放す事になるが、
ここまで浪人を追い詰めたのは、天下泰平の世の中なのである。
幕府による理不尽な御家取り潰しが相次ぎ、困窮した浪人達が
流行病のように行っていたのが狂言切腹。大名屋敷に押しかけ、
庭先を拝借したいなどと申し出て、面倒を嫌う屋敷から金銭を
巻き上げるという…その噂が広まっている最中に運悪く求女は、
名門・井伊家の前に立ってしまう。子供の病の治療に3両が必要
だった彼には他に考える術はなかった。昼過ぎには戻るから、
と息絶え絶えの妻子に声をかけ、家を出ていった求女だったが。。
とにかくこの求女の竹光での切腹シーンがかなり痛々しい。
思わずもうやめてくれ!と目をそらしたくなるほど長くて辛い。
当主の斎藤勘解由にはこれが見せしめの意味もあり、初めから
介錯を務める彦九郎の謀り事なのだが、武士の面目を保つ為の
一大行事が、かくも悲惨で救いようのない実態を映し出している。
武士も血の通うた人間であろう…のちに半四郎が絞り出すように
いう台詞には、婿、娘、孫を一晩で失ってしまった男の絶望と怒り、
なぜ、せめていきさつを聞いてやれなかったのかという不信感が
込められている。何ともはや…いくら貧しいとはいえ他人に迷惑を
かけることもなく、細々と生き延びてきた武士の末路がこれとは…。
封建社会への痛烈な批判を今作は静かにしたためているのだが、
それよりも生きること、食べることへの渇望が何より強く感じられる。
健やかに生きるためにはどれもが欠かせないものであるのと同時に、
美しい死に様を求めるくらいなら、人として美しく生きる術を学べ。と
言われているような作品である。背筋をスッと延ばし深々と一礼する
求女の姿がどれだけ美しかったか、髷を切られ面目を潰されたうえに
辿る末路が切腹という武士達の姿がどれだけ不様だったか、観比べて
今現在の世界で何を大切にするべきなのかを考えさせてくれる作品。
(それにしても三池さん、グロい演出はお手のもの。涙目になりますよ)
血が飛び出すのではなく、紅の奥行きに趣向を凝らした3D演出と色づかい
時代劇初の3Dとして話題となったが、三池組としては血塗れバイオレンスが振り切っていた娯楽作『十三人の刺客』の方が断然向いているという印象が強かった。
どう考えても今作を3Dにする必要性は皆無に等しい。
困窮に耐え忍びながらも侍の誇りを忘れようとしない男の胸中に迫る精神的なドラマの構図だからだ。
なぜ狂言切腹に踏み切らざるを得なかったのか?
真相は眼鏡の奥の眼の奥で見据えないと感情移入なぞ不可能である。
よって、クライマックスで面目や恥ばかりを重んずる藩の縦社会に海老蔵の怒りが爆発するまでは、救いの無い暗黒面が広がり、終始、痛々しい。
寺子屋の先生の瑛太とその妻・満島ひかり2人共、華奢な体やから尚更、貧しい暮らしぶりが儚かった…。
侍社会の本音と建前の狭間で苦悩する大名・役所広司の葛藤も眼鏡越しから観る者の心を震わす。
飛び出すのではなく、画の奥行きに趣向を凝らした3D演出やと感じた。
甲冑、紅葉、そして、血肉と、濃い紅の色づかいに今作の世界観が集約化されていたと思う。
故に、絶えず血の臭いを漂わせていた海老蔵の存在感は正に独り舞台と云えよう。
歌舞伎で培った海老蔵の睨みが殺陣に鮮やかな殺気を加え、唯一盛り上げる。
一連の喧嘩沙汰で公開すら危ぶまれた作品だが、いざ見届けると、血生臭さが自然と刀に染み付いて、言葉で表現しきれぬ迫力を帯びていたから、人生はどう転ぶか解らないものだ。
自腹を斬るのは喰い道楽に限らぁ…っとくだらない結論でサゲたところで短歌を一首。
『折れてなを 廻す刀の 散り紅葉 雪見届けし 武士の面目』
by全竜
武士の面目とは
ハラキリ
日本の切腹という文化はどうして生まれたのだろう。
作法がある時点で理解できない。
外国の人たちにはショッキングで受けが良さそうだ。
3Dで観たが、特に2Dで良いと思う。
ストーリはトレーラで観て思った内容と大して違わない。
生活に困窮した野武士(瑛太)が大名家に金銭をたかりに
狂言切腹を申し出る。
うまく行くとそこで仕官できたり、金銭を貰えるのだが、
世の中甘くない、大名家は狂言と知っていてあえて切腹を許可させる。
そして、無理やり竹光で切腹させられる。
本物の脇差は生活の為に売ってしまっている為、
竹の偽物の刀しか持っていない。
非業にもその竹の脇差で腹を切らなきゃいけない。
映画とわかっているが、このシーンは目を背けそうになる。
とても酷い仕打ちで義理の息子を失った海老蔵が、
失意のどん底で復讐の鬼と化す。
そしてバッタバッタと敵を討てばスッキリするのだが、
話はそうではない。
敵たちが行った非業を
武士としての本分、人間としての本分とは何かを
己の身を持って問いただす映画になっている。
それにしても、瑛太と満島ひかりのコンビは
負のオーラを漂わせるのが上手い。
このコンビで幸せなストーリも観てみたいな。
何を感じたか
時代劇は難しく思います
相手方にしてみればいい迷惑 いわれたから応じた
そこへ仕返しが来たと見方を帰ればそういう話だと思います
やり方うんぬんはあれど仕返しするのは間違いだ思います
誇りで成り立った世の中今とは違うのでしょうね
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