劇場公開日 2012年2月10日

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ドラゴン・タトゥーの女のレビュー・感想・評価

全212件中、201~212件目を表示

4.5監督がデヴィッド・フィンチャーで良かった!

2012年2月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

スウェーデン発のベストセラー小説の、本国スウェーデンに続きハリウッドで映画化した話題作。
スウェーデン版は、特異な登場人物と横溝正史作品を思わせる濃密な内容で、これぞミステリー!と太鼓判を押したくなるほど面白かった。
なので、ハリウッドリメイクの話を聞いた時、何でいちいちリメイクなんか…と正直思った。
しかし、監督がデヴィッド・フィンチャーと聞いて、期待に変わった。
「セブン」「ゾディアック」を手掛けたフィンチャーなら、下手な映画にはしないだろう。
その期待は見事に裏切られる事はなかった。
「ソーシャル・ネットワーク」に続くスタイリッシュな演出、映像、編集、トレント・レズナー&アッティカス・ロスによるクールな音楽(タイトルバック!)で、フィンチャー印炸裂の作品に生まれ変わっていた。
同じ脚本を2人の監督に渡して同じ作品に仕上がる事はないのも確かに頷ける。

ストーリーについては今さら触れる事もないだろう。
元々が面白い作品なのだから。
ベテラン脚本家スティーヴン・ザイリアンの手腕が光っていた。

この作品の大きな見所の一つは、ヒロインのリスベット。
今回この、全身ピアスにドラゴンのタトゥー、天才ハッカーにして複雑な内面を持つ難役に挑んだのは、新星ルーニー・マーラ。
リメイク版「エルム街の悪夢」やフィンチャーの前作「ソーシャル・ネットワーク」に出演していたが、清楚だった以前の役柄と比べると、その変貌は驚くべき。
でも正直、スウェーデン版のノオミ・ラパスと比べるとインパクト不足か…。(アカデミー主演女優ノミネートも意外)
だが、その体当たり演技は素晴らしい事に変わりないし、またハリウッドから楽しみな逸材が誕生した瞬間だ。

デヴィッド・フィンチャー作品の好きな人、ミステリー映画の好きな人、久々に見応えのある作品を見たい人なら、見て絶対損しないオススメの作品。
この濃密ミステリーをぜひ劇場で!

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近大

4.0推理ものとして秀作。

2012年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

舞台はスウェーデンなのに英語で違和感があるが,
こまめに刺激してくれる探求心にワクワク。

原作&スウェーデン版と比べて,
「女性こそ守るべき存在」だとするメッセージ性は薄かったが,
華奢な身体で直感的に動く行動派のリスベットの魅力はやはり大きい。

しかし,エンディングが切なくて不満。

孤高を貫くバイク疾走で締めてほしかったな。

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AKIRA

3.0うん...

2012年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

展開がはやくて引き込まれて、犯人も全く予想がつかなかったけど、ちょっと可哀想すぎるところがあった

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Hanrx7

4.5今年最高かもね

2012年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

2人の主人公のキャラクター作りや設定が非常によく
どっぷり世界観にはまれました。
名作セヴンと違いますが なんとなく似てます

気になったところでセックス描写がきつかった 抑えていると思えるが
前情報なしに鑑賞した俺には衝撃だったぞ
見る方はそのへんを理解してご覧下さい。
グロはいいんだが セックスとなるとねぇ~ 一緒に見に行ったのが親子なら恥ずかしいよねw

謎解きは 謎解きが好きな方なら大体犯人と行方が途中でわかると思います。

2人の主人公のかっこ良さ 安心してみられるダニエル クレイグの演技
そして世界観がすごく成功した映画だと思います。
是非 観に行ってくだされ

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ヘイポー

4.0テンポの速さに驚愕…

2012年2月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

まずこの作品はテンポの速さが凄すぎるの一言。

158分という長い時間が、あっという間。100分に感じたほど。

早くもアカデミー賞5部門ノミネートされてるみたいですね。納得。

序盤は、とにかく場面展開が速いのでハマりづらい人もいるかも…。自分はそうでした…。

だけど中盤からは場面展開も少し遅くなり速くなっても慣れが生じてストーリーに引き込まれておもしろかったです。

リスベット役がオリジナルよりも可愛いらしく女の子らしい。リスベットという役をうまく演じていたと思います。ルーニー・マーラ、今後、注目されるかもしれないですね。

だけど、原作は読んでないですが、自分的にはオリジナルの方が好きです。

あと切ないラストは、切ないっちゃ切ないんですが、登場人物が多くミカエルとリスベットの描写が少し薄く感じました。それに唐突に終わった感じがして中途半端な終わり方にも感じました。

もう少しひねった終わり方をしてほしかったです。

だけども本当にテンポはびっくりするほど速く、あっという間なのでぜひ劇場でご鑑賞ください。

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クロっぺ

5.0ずっと浸っていたい映像世界

2012年2月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

あー!!!!もう今日ほどデヴィッド・フィンチャー監督作品を愛し続けてきて良かったと思えた日はないです!!!!
『セブン』のファーストインプレッションから常に彼の映画から衝撃を受け続けてきて、毎回脳天に稲妻落とされて、毎回興奮して、毎作品最良だと思ってるんで、今回もその思いが更新されたってだけなんですがw

実は正直白状しますと、何でフィンチャー御大はこの作品をチョイスしたの?と、発表聞いてからずっとモヤモヤ感抱いてたんです。
原作は読んでないですが、スウェーデン版の映画三部作は観ていて、確かに重厚で緻密な物語だな、とは感じていて。
でも何で?
何で焼き直しするの?筋書きもオチも知られてるのに!?というある種の御大への“疑念”というか“不信感”?
そんなモヤモヤ抱えたまま幾月を過ごし、暫くして予告動画がポンとアップされました。
期待せず何気に拝見しました…こう、なんつーか…疑念も不信感も彼方へ消え去りました。もう“期待”に胸膨らんでいました。予告映像に取り憑かれました。
これぞ、フィンチャーマジックと思いました。(つかオレが現金?)
と、あらゆる期待と葛藤を抱きつつ、やっと本編公開封切を迎えました。

いやもうね、うん、もう、ホント素晴らしいの一言に尽きます。

関係ないんですね。物語の流れとかオチとか展開とか。
デヴィッド・フィンチャーの映像世界に落とし込んでしまうと、そんなこと関係ない。瑣末。
彼の映像が持つ魔力に惹き込まれてしまう。
埋没してしまう。

ダニエル・クレイグのエレガントな中年男の所作。
ルーニー・マーラの飄々とした力強さ、得体の知れなさ。
観る側に意識させないながら、その実、美しく巧みな映像群。シークエンスの連続性。
どれも一級品。ずっと浸っていたい。

惜しむらくは、物語運びを分かり易く時間制約からの弊害?で軽妙なテンポ感に仕上げてしまったこと。
158分じゃ(自分には)明らかに時間足りてないけど、一般観客層を飽きさせない為にはギリギリの時間配分だったんでしょうけども。
個人的には四時間でも五時間でも観ていたかった映像空間だったので。
まそれだけこの映画が素晴らしいって証拠なんですけども。

いやはや、のめり込みました。この映像世界に。
是非、残りの2、3も、御大に撮っていただけることを切に願っております。

大傑作!!!!!!

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ロロ・トマシ

5.0デビット・フィンチャー流儀!!

2012年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

興奮

スタイリッシュ!かっこえぇー!
オープニングはツェッペリンBGMにヒロインリスベットの悪夢が描かれる。
表層ストーリーの奥にあるリスベットの嘆きが伝わりゾクゾクする。
原作読んで、映画見て納得の出来栄えだ。
フィンチャー監督の次回作も楽しみだ。

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snow2007

4.0至近距離で生のルーニー・マーラを目撃。精霊のような可憐さの変わりようの落差はノオミ・ラパス以上のものすごさ。

2012年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 2年前のオリジナルの熱狂的なファンだった小地蔵からすれば、本作はハリウッドリメイクのスケール感を感じさせるものの、作品の重要なディティールを敢えて無視して飛ばしているところが気になります。デヴィッド・フィンチャー監督の作風が好きになれないのも、登場人物に余りフォーカスしないで、傍観者的にカメラが追うスタイルなんです。 それだと、どうしてもストーリーが説明不足で解りづらくなるのですね。「ソーシャル・ネットワーク」でも途中から爆睡してしまいました。
 さすがに本作では、ダニエル・クレイグの渋い演技とルーニー・マーラーの全裸のベットシーンも厭わない体当たりの演技で、最後まで眠らずに楽しめました。ただそれも2年前にオリジナルを見ていて、筋をあらまし掴んでいるから楽しめたのだと思います。初めて見る人には、ちょっとオリジナルを見て予習しておかない分かりにくいのではないかと心配です。
 オリジナルの良さは、簡潔なエピソードをてきぱきとつないで物語が進行してゆくのは小気味が良いところ。それでも1作目のミカエルとリスベットが出会うまでのふたりの捜査活動がパラレルで展開するところは、どうなっていくのか分かりづらかったのです。 本作では、オリジナル以上に出会うまでが長くなっています。初めて見る人には、このパラレルな進展が理解に苦しみそうです。

 ストーリーの紹介は、オリジナルのレビューと重複するので省略します。ぜひ小地蔵のオリジナルのレビューも参考にして下さい。
 ここではオリジナルと違う点を突っ込みたいと思います。

 まず本作は3部作の1作目として、シリーズのイントロの役割も担っています。「女性虐待」が重要なテーマとなっている本シリーズでは、リスベットと父親の関係も、テーマに関わる要素として欠かせません。なかでもオリジナル1作目の最後に突如描かれるリスベットが実の父親にガソリンを浴びせ放火してしまうシーンは、2作目に繋がる重要なものでした。それを丸ごとカットしてしまうのは疑問です。リスベットが男性を嫌悪し、人間不信にすらなってしまった原因については、やはり1作目から暗示すべきだと思うのです。

 またリスベットとミカエルの関係にも異議あり!です。ミカエルが抱える事件解明に協力するようになったリスベットは、ミカエルの出張先で共に寝泊まりして調査活動に当たっていました。そして突如ミカエルにのしかかるようにリスベットが求めるところまではオリジナルと一緒です。しかしその後オリジナルでは、ミカエルが求めると手痛いしっぺ返しを喰らわすのですね。以後ふたりは男女の仲を超越して、同志的な深いつながりで、事件の深淵に迫っていくのです。リスベットの孤独な心を理解していたミカエルの優しさがいいんですね。それを何ですか!(`へ´)フンッ。本作では、エッチしまくりというのはいただけませんね。その分、ミカエルとミレニアム編集長の不倫関係が希薄になってしまいました。
 ただ本作にもいいところはあって、珍しくクリスマスプレゼントを用意して、ミカエルのところに訪問しようと、リスベットらしくない行動をおこしたら、あいにく「先客」がいたのです。嫉妬したリスベットは、静かにプレゼントを投げ捨てて立ち去るところは彼女らしくて良かったです。クレイグ版ミカエルは、より色男度アップなんですね。

 また1作目の見どころの一つ。リスベットが後見人の弁護士から性的虐待を受けるシーンと復讐するシーンでは、オリジナルの方がよりえぐかったです。
 えぐい演出がカットされたところは、後半の連続少女殺人事件にも違いがはっきりします。オリジナルでは、ひとりひとりの事件のあらましを克明に紹介していきますが、
本作はサラリとしか触れられませんでした。やはり丁寧に触れた方が、ミステリーの緊迫感が違ってくるところですね。

 事件といえば、そもそもの少女ハリエットの失踪事件の描き方にも疑問があります。なぜか本作では、ハリエットの存在が最後に確認されたスウェーデン北部のヘーデビー島が密室状態にあったことを紹介しません。一本の橋を封鎖されたら、どこにも行けないはずなのに、忽然と消えてしまった謎をミカエルが解明するところが、ミステリーのキモに当たるはずなのにです。

 他にも、リスベットが調査のための変装をこなしていくところや、実は一流企業のOLだったことなど彼女の意外な一面を次々明かしていくところがオリジナルの興味深いところでした。そういったオリジナルシリーズの重要ポイントが省略されているところは、演出上疑問に思うのです。

 それでもやっぱりグレイグはかっこいいし、説得力をもって不屈のミカエルを演じきっておりました。また試写会では至近距離で生のルーニー・マーラを目撃できました。あの精霊のような可憐な女性が、リスベットのような魔性の女に変われるのだろうか!その変わりようの落差はオリジナルのノオミ・ラパス以上のものすごさと太鼓判を押しときます。その辺がアカデミーノミネートの理由でしょう。それでもあの独特のリスベットの雰囲気は、ノオミ・ラパスが一枚上手だと小地蔵は押したいですね。

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流山の小地蔵

4.5原作を読み、もう一度映画館で是非とも見直しても更に楽しめそうな久々の良作

2012年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

興奮

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ryuu topiann

4.5しびれた

2012年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

開始早々の「移民の歌」が、まずかっこいい。

次に、ストーリー展開がスマート。
スウェーデン版よりも原作に寄り添っていて、
物語やキャラクターの魅力が倍増していた。

そしてなによりリスベット。
強烈なルックスと暴力性で
とことん自分の道を突き進む感じがいい。
だからこそ、そのタフさで覆い隠してる弱い部分が切ない。

原作を先に読んでいても、納得&大満足できた。

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ophelia

5.0堪能しました!

2012年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

興奮

知的

萌える

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misha biakuity

4.5大満足

2012年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

満点(5.0)にするかどうか迷ったのですが、後半のストーリーにもう少しひねりが欲しかったのと、今年もっといい映画に出会えることを期待して 満点に近い4.5評価。
バイオレンスシーンは描写が鮮明すぎて 直視できない部分もありましたが、本作品には不可欠な要素。 ダニエル・クレイグを見に行ったつもりが、実はダブル主演のルーニー・マーラが良かったです。
プロローグがスタイリッシュでカッコよかったのと、その他のキャスティングが完璧!と思えたので 大満足でした。

タトゥーの女・エリザベスを演じた ルーニー・マーラ。 フィンチャー監督とは『ソーシャルネットワーク』つながり。 「あの作品に こんな子いたっけ?」と思うほどの変貌ぶり、激しい演技に 圧倒されました。 後半にかけて(あの格好で)だんだん可愛く見えてくるのが 不思議。 つい『ハンナ(シアーシャ・ローナン)』が成長した姿を想像して 重ねちゃいました… でもエリザベスは“殺人兵器”ではありません、、笑

40年前の 少女失踪事件の解決を依頼されるジャーナリスト・ミカエルに ダニエル・クレイグ。 ジェイソン・ステイサムと同様・強いイメージが定着しすぎて“一般人に見えない”ダニエルは 今回も苦戦中。 身に危険が及ぶシーンでも、つい冷静に見てしまう。 配役は彼で良かったと思いますが、どうしても消せない“ボンドの香り”が 減点対象だったかも。。

ミカエルのパートナーに ロビン・ライト。 ショーン・ペン元妻で、『フォレスト・ガンプ』のジェニーを演じてました。 今回は控えめながら ポイントを押さえた大人の女性を好演。 『Conspirator(2011)』という作品(レビュー書いてます)でも 素晴らしい演技を披露していました。

ここで私が注目した俳優さんを ご紹介。 マーティン役のステラン・スカルスガルド。 名前(姓)で「もしかして?」と思ったら やっぱりそうでした。 あのイケメン俳優のお父さん。 『マンマ・ミーア!』や『天使と悪魔』にも出演していたそうで よく見るお顔、確かに(息子と)似てます。 脚本で もっとマーティンのキャラを作り上げてほしかった気がしますが、まぁ印象には残ったので 良しとします。
その他、クリストファー・プラマー(『Dr.パルナサスの鏡』)、スティーブン・バーコフ(『ツーリスト』)、ジェラルディン・ジェームズ(『シャーロック・ホームズ』)などなど 役者がそろってます。

「え、いきなりそっち?」と思うシーンもありましたが、何が起こってもおかしくないという流れからすると 違和感を感じず。 嫌な役の人は いやぁな感じに、良い役の人はそのキャラクターに忠実に演じきっているところが 観客をうまく引き込んでいたと思います。
皆でいっしょに楽しむなら 年末公開した『ミッション…』を、頭を使って・手に汗握って・一人その世界に引き込まれたいなら 本作品をお勧めします。 スウェーデンやノルウェーの素晴らしい景色も 見所です。

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