100,000年後の安全

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100,000年後の安全

解説

フィンランドに世界初の高レベル放射性廃棄物の処分場建設が決定された。固い岩を削り地下400メートルに建設されるその施設は、10万年間の保持が可能だという。しかし、裏を返せば10万年後まで放射性廃棄物が残るということに危惧を抱いたドキュメンタリー作家のマイケル・マドセンは、10万年後の人々にその安全性を伝えることができるのかを検証するため、建設中の調査施設に潜入する。

2009年製作/75分/デンマーク・フィンランド・スウェーデン・イタリア合作
原題:Into Eternity
配給:アップリンク
劇場公開日:2011年4月2日

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映画レビュー

5.0重い宿題

2021年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

廃炉措置含めて15機の原発がある福井県に住む者として。「トイレのないマンション」の揶揄の通り、にっちもさっちもいかない状態のまま放置されて、福島原発事故のような最悪の状態に。まさしく明日は我が身。そして、自分自身もその便益を享受してきたのだから、責めを負う立場。

オンカロのあるオルキルオト島は、安定地盤で地震の影響はないかもしれないけど、海水面の上昇による浸食の影響はある場所では?とか、別の心配をば。それより、100,000年後の問題は置いておいても、"いま"の状況を打破しようと施設を建設・稼働したフィンランドって国/国民は、本当にすごいと思う。

対して。「100,000年後の安全」よりも、地震が頻発する日本において、全国各地の原発に糞が溜まっている状況よりは、高レベル放射性廃棄物の処分場に集めた方が"より安全"な気がする。フィンランドの人達より低次元の話を進めなきゃいけない日本は、「100,000年後の安全」を考える時期に到達するまでに、あと何年?何十年?の時間が必要なんだろうか、と考えさせられた。

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しの@福井

2.0公開当時は

2021年7月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

単純

反原発が少し流行っていた。
東京原発とかブラックユーモアだったり
チェルノブイリハートとか短編までついてた頃だったと思う。

地の底とも思える場所をどんどん掘って核廃棄物を貯めていく様をみて、どっかのエライ奴が原子力は管理出来ると言っていたのを思い出す。
普通のゴミですら焼いて埋めてで捨てる所を探しているのに、核廃棄物何万年経ったら安全になるのかわからないのだから捨てようがない。
福島の汚染水貯めるのも限界きて海洋への排出となったが「飲める」と言う人がいるらしいのに何で施設の撤去が進まないのだろう?

原子力はオーバーサイエンスなのだ。
火の様に消しも出来ず、漏れたら中々始末出来ない。
そんなものを安全と言って使っているのだ。

うすら寒く感じるあの地下施設の機械だけがゴゥーンと動いているのが気持ち悪かった。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.0負の遺跡オンカロ

2020年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

2.5情報の伝達は10万年続くのか

2018年6月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

寝られる

というか、それ以前に50年後ですらどうなるかわからないのに未来に向けてメッセージなんてうすら寒くて聞いてられない。
でも現状この国の原発がどのようにできて今どうなっているのかを定点で把握するべきだとは思った。
施設は広く、綺麗に撮られていた。

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mimiccu
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