ザ・ライト エクソシストの真実のレビュー・感想・評価
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ホプキンス
なかなか楽しめました。映画の色彩、音、匂いの三拍子も良く、物語にどっぷりと浸かる事が出来ました。
アンソニー・ホプキンスは凄いけれど、コリン・オドナヒューもなかなかですね。しかし、コリンの父親役を演じていたのがルトガー・ハウアーとは!
実在するエクソシストは大変なんだなぁ
アンソニー・ホプキンスが出ているので
興味が出て見てしまった。
主人公が神の存在に懐疑的であることから
科学万能の現代において悪魔祓いを冷静に描いているかと期待して見続けたが
本当に陳腐な悪魔祓いものになってしまったのが残念。
哲学的テーマを含んでおり、その議論を期待していた。
主人公が悩みながらもエクソシストに成長していくというのであるならば面白かったのであるが、
「悪魔の存在が神の存在を証明する」
というこの手の宗教ものでベターな現金な展開になってしまったのが残念
神学校からエクソシストに進む経緯というものは面白かった
序盤30分以降はよく眠れる
ホラーものとして楽しむのであるならば
悪魔憑き=精神病患者として最後まで見ると、
本来真当な考えを持って生活していた主人公が
度重なる偶然と圧力でどんどん狂って
終いには集団ヒステリーを発症するに至るという展開は
ある意味ホラーである。
正統派
真面目な作りになっていますね。
悪役専門のアンソニーさんが、なんで?と思いましたが、納得!彼でなければだめな役どころでした。実話に基づいているとの事で、口から釘が何本もでて来るシーンは、ゾッとしました。
殺人鬼から神父までアンソニー・ホプキンス御大の頑張りを讃えよ!
葬儀屋の息子がその生い立ちから自分の生き方に疑問を持ち
神を信じてエクソシストになるまでを描く作品。
だが圧倒的な存在感で物語を支配するのはアンソニー・ホプキンス御大。
神や悪魔さえその存在感は消せません。
ホラー描写は無くって実話を元にした作品だけに
淡々と物語が進んでゆく。
あまり驚きのない脚本だし描写もどぎつくない。
だからこそ静かな恐怖が染み込んでゆく。
悪魔払いってこうやって作られるだな。
お楽しみを。
エクソシストがハンニバル・レクターと化す瞬間(笑)
信仰心を失った神学生の青年マイケルは、エクソシストの見習いとしてベテランのエクソシスト、ルーカス神父の下に就く事に。
衝撃的な光景を目の当たりにするが、ルーカス神父が悪魔に取り憑かれ…。
映画はドッキリビックリのホラーというより、実在するエクソシストの姿にスポットを当て、その現状と、神への信仰心、悪魔は存在するのか?というシリアスな内容。
“エクソシスト講義”も描かれ、なかなか興味深い。
“エクソシスト講義”はノンフィクションな味わいなのだが、悪魔祓いのシーンは急にフィクション的で、ちぐはぐな印象。
一度信仰心を失ったマイケルが再び信仰心を取り戻すまでのサクセス・ストーリー(?)でもある。
悪魔の存在は嘘か真か、TVの特番の映像を見る限り単純に否定は出来ないが、もし存在したら…?
我々の知らない世界はまだまだある。
ルーカス神父に、アンソニー・ホプキンス。
重厚で知的で、悪魔に取り憑かれてからは凄みたっぷりで、その貫禄、もはやハンニバル・レクターにしか見えなかった(笑)
一言で表せない
ある人の薦めで観た映画です。
ゲオに探しに行ったところ、一般の場所にはなく、ホラー映画のコーナーに置かれていました。
見たところ、全然ホラー映画では無かった。
「怖い」と言う意味ではそうなのかもしれないのですが。
悪魔との格闘のシーンは力が入りました。
よくできた映画です。
DVDには未公開映像が収録されているので、劇場で観た方も、DVDでもう一度鑑賞しては如何でしょうか。
ホラー映画ではありません
エクソシストすら見たことのない私がちょっと怖い映画を見たくてレンタルしました。
結論から言うとあまり怖くはありません。信仰心をほとんど持たない若いエクソシストが、ベテランの一癖あるエクソシストと出会いさまざまな現象を目の当たりにして一人前になるという…青春映画のようですね。
前半はそれなりに緊張感があって主人公の不安と恐怖が伝わってきます。特に父親との電話のシーンが気に入ってます。しかしながら中盤に“目に見えない、名前が分からないはずの敵”の姿を見てしまってから一気にペースダウン。セクシーな女性と一緒にモンスターと戦うヒーローに大変身してしまい、ラスボスは彼というお約束な展開が待っていました。
せっかくのアンソニー・ホプキンスの好演もCGを多用しすぎてよく分からなくなってしまったのも残念です。
地味だけど興味深い
まずこの映画では、登場人物の首は回らないし、緑色のゲロも出ない。つまりホラー映画でもゾンビ映画でもない。バチカンに実在するエクソシスト(悪魔祓い)について事実を基に作られた作品なのです。
日本で言うと何になるのか?陰陽師とか、霊媒師の類いになるのだろうか?要は除霊である。UFOも雪男も幽霊も存在しないけど—悪魔はいる。という台詞を何かで聞いたことがある。なるほどと思ったが、この映画を観るとますますそうなのかと思ってしまう。バチカンにいるということで説得力を増す。医学でも科学でも解決しなければ、そういった力に頼るほかないのかもしれない。悪魔が本当にいるかは分からないが、悪魔のような行いをする人間がいることはニュースなどでよく見るし、自分の中にも悪魔の心が顔を出すことがある。もしかしたら誰の心にもあるのかもしれないな。悪魔に取り憑かれないよう気をつけたい。なかなか興味深い映画でした。
悪魔はいるのか
悪魔はいるんだろうか、それとも精神が崩壊した人のその姿なんだろうか・・・
病気や今までの不思議なことを科学がどんどん解明していって、安堵感もあるけど、それが全てとも言い切れないような・・
アンソニー・ホプキンス、齢を重ねてますますオーラが素敵ですね♪♪
若き悪魔祓い士誕生までの物語
「エクソシスト」や「オーメン」のような派手なオカルトホラーを期待して観ると裏切られます。
この作品は、信仰心が揺らいでいる若者が信仰心を取り戻し、
神父として、そして、エクソシスト(悪魔祓い士)として、成長していく姿を描いた物語です。
バチカンに実際に存在するという「エクソシスト」を育てる学校の存在や
実話を基にしている物語の内容等、僕自身は興味深く観ることができました。
無宗教な人が多い日本人には、なかなか理解しづらい内容だと思います。
オカルトホラーというよりは「悪魔憑きと悪魔祓いについて大真面目に描いた作品」という感じです。
エクソシストになろう
いきなり結論だが、悪魔払いの映画のテーマは自分との戦いなんだな。
悪魔がいるか、いないか、どうか。
悪魔つきモノでそれを一生懸命追っかけるヤツが多いこと、多いこと。
そんなことはどうでもよろしい。
いるに決まっている。
「キック・アス」を観て喜んでいるヤツにとりついている。
まあ、それはおいといて、本作は簡単にエクソシスト誕生物語なのだが、「エクソシスト・ビギニング」「エンド・オブ・デイズ」より主人公の苦悩が薄く、お母さんを奪った神に対し、お母さんの愛した神の象徴である十字架を黙ってひん曲げちゃっただけである。
主人公は最初くそ生意気にホプキンス氏に意見をいうあたりは、主人公がもっと科学的な寄りの人間のほうが面白いのだが、実話だそうなので、ここは縛られっちゃったようだが、それでもおくりびとだった彼の死生観がもっと出ていれば、もっと面白くなったと思う。
そのクソ生意気な主人公が知る序盤のホプキンス氏の「一流のエクソシスト」像がなかなか楽しい。新味はここだな。
さて、悪魔つきモノでデフォルトなのは、知らない言語を話す、知るはずのないことを話す、天災などの超常現象。
対象が死んでしまっていわゆる「負けた」のち、このデフォルトに襲われる。これも夢落ちや妄想、錯覚、たまたま、としていくらでも片付く。終盤の同行者のオンナ記者も自分の罪に苛まされているので、これも同様。
第一そういうオカルト現象をどうのこうの言ってもムダ。こういう絵はデフォルトだもん。いれなきゃ映画にならないじゃん。
エクソシストものの見せ場となる悪魔とのやり取りはいつだって自分との対峙である。鏡に向かって喧嘩しているものだ。
本作の落としどころは
「悪魔を信じるから神を信じる。」
これに至る描写がデフォルト描写に時間を割いたため、その説得性が弱すぎるのは致命的すぎて、点数はとてもあげられないが、言っていることは他のエクソシスト誕生物語よりかは、拝むことしか知らないオレにはしっくりくる。
自分の内なる悪魔の存在を把握し、内なる神を模索する。進みたかった道ではない。だがそこにいるのは確かに自分であり、誰のせいでもない。運命と言う言葉は嫌いだが、その道を歩いた軌跡がある限り、その結果が運命なんだろう。こうなるはずではなかったという悪魔を抱えつつ、今日、明日もがんばっていこうという神の御心を自分の中に一生懸命探す日々は続く。
うーん、やっぱだりぃ。
ホラーではない 真実を訴えようとしている
まず色彩の美しさに目を見張る。わずかにシアンが乗った色調が美しい。カメラの構図も綺麗だ。
エクソシストを扱った映画は、74年のリンダ・ブレア主演による「エクソシスト」を筆頭に数々作られてきたが、今作の特色はホラーではないことだ。悪魔に取り憑かれた人間の首も回らなければ緑色のヘドも出ない。この手の作品としては異例にソフトだ。
現在も実在するバチカン公認の職業、エクソシスト。はたして悪魔は本当に存在するのか、疑いを持って映画を見つめる観客の目は、信仰を見失ってしまったアメリカの神学生マイケルの目と一致する。
悪魔の存在を否定しながらも、ルーカス神父のもとに通い続けるマイケル。その門を開ける手は、一抹の可能性を捨てきれない観客の手そのものだ。
信仰への迷いを払拭できずに悩む神学生マイケルをコリン・オドナヒュー、一流のエクソシストと称されるルーカス神父をアンソニー・ホプキンスが好演。怪演で知られるホプキンスだが、今作では落ち着いた演技を見せる。それはある意味、この作品が単に作り話ではないことを物語っている。悪魔が実際に存在するかどうかは別として、バチカンには悪魔払いを専門にする部門が実在するというのだ。
悪魔の存在を疑いながらも、もしかという気持ちが真実を解明していくストーリーを通じて、エクソシストという職業の存在が明らかになる。
誤解のないように。これはホラーではない。真実を訴えようとした物語だ。
名作「エクソシスト」の衝撃には遠く及ばず・・
アンソニー・ホプキンス×エクソシストという絶対おもしろいやろ要素満載だと思っていてすごく期待し過ぎた感はあったので、その分落差が大きく正直がっかりでした・・。
正直、中盤から後半にかけては寝たり起きたりの繰り返しでした。。
神の存在に疑問を持ってしまった優秀な神学生がエクソシストとして教えを乞うのがアンソニー扮する異端児にして最強との呼び声の高いバチカンのエクソシストで、その出会いから驚愕の体験をしていくというお話です。
あらすじだけを書くとベストキッドみたいなお話ですが、アンソニーが最強かどうか眉つばなぐらいエクソシズムに失敗したり悪魔に取り付かれたりするのですがそれが割とグダグダとテンポが悪い!
「マグノリア」よろしく的にカエルもたくさん出てきますが、私はカエルが世界で一番嫌いなので確実に1点減点ですW
カエルは浄化の意味のある生物だと聖書に書かれていますが、この映画では不浄というか悪魔の使いとして扱われていて間逆なのも違和感がありました。
悪魔の概念が薄い日本ではキリスト教以外の方が観ればある程度の衝撃の内容だとは思いますが、ウィリアム・フリードキン監督の「エクソシスト」を観た時のショックに比べると明らかに見劣りしますし、エクソシズム系映画をある程度観ている方ならばさほど驚きは無いと思います。
実話がベースという触れ込みでしたが、この話が全て真実なら驚愕に値しますがどうやら導入部や要点のみが実話みたいですね。肝心の大きな部分は脚色が大いに入っているようである意味ホッとしましたが・・
いつもの様にパンフレットを買ったのですが、その後ゲーセンで遊んでいたらつい夢中になってしまい気が付けば忽然と消えていました。きっと悪魔のしわざに違いありません!
という事で、パンフレットは買っても悪魔に盗まれてしまうので買わずに、TVで偶然放送していて他に見る番組が無ければオススメです。
もし、事実であるならば…底冷えする恐怖。
ホラー映画の体裁を取りながら、その実ホラーじゃない。
淡々とした物語運び。
示唆に富みながらも序盤はエクソシストのエの字も出ない。
話が進んでるのか不安になるぐらいの、ゆったり進行な物語描写。
やっと禍々しい存在が登場すると、話は悪魔祓い一色。一気に加速する。
んーそうなんですよね。
とにかく物語描写が丁寧で、ゆっくり核心へと進んでいくんで、多少のグダグダ感は否めなかったです。
ただ、前半中半の全てを『エクソシストと悪魔のタイマン勝負』への伏線に注ぎ込んでたと考えれば、納得はできます。
クライマックスは盛り上がりましたし。
いや、なかなか興味深く鑑賞出来ましたよ。
下手に怖がらせようとせず、実際怖くなかったし。
で、これって、実話が元なんですか?マジですか。
脚色は、しまくってるんでしょうけど。
実話ならめっちゃ怖いじゃないですかぁ。
まあ、真実半分として受け取っておきます。
悪魔とは何だろう
悪魔モノの映画とか漫画とかの創作物は好きですが、「信じるか」とは別です。
日本でのんびり暮らしてる私には想像もつきませんが、キリスト教圏の人々にとっては悪魔の存在という意識は、かなり身近にある恐怖の対象なんですね。
ちなみに悪魔とは、
・もとは天使だったものが天を追い出されて(もしくは自分の意思で去った)悪魔になった。
・天使だった時の力はそのまま、その力の強さによって悪魔の世界に階級が存在する。
・強い悪魔は軍隊を持っていたりする。
というのが私の認識です。
悪魔の存在を信じるかどうかはともかく・・・
アンソニー・ホプキンスはああいう「尋常でない精神状態」をやらせたらすごい。もう彼が出るならばそういう演技はつきものというか。
参りましたとしか言えません。
かたやマイケル役の人も、かなりの演技力だと思いました。実際の「悪魔祓いの現場」感が伝わってきましたから。
音楽良し(グレゴリオ聖歌などを聴いたときと似たような感覚)、映像も良し。
サン・ピエトロ大聖堂なんて、神々しさとそれと同時に不気味感がたっぷりで、目に見えない何かが潜んでいそうな空気を感じさせます。
この映画がたぶん意図的に狙っている場面と、映画館の音響が大きい事が重なって、何回か「ビクッ!」と驚かされるシーンがありました。
初見で大きい音で見るとかなり心臓に悪い気が・・・。
しかし・・・
悪魔を撃退できるかどうかは精神力と言葉にかかっているんですね。
テレビで見る日本の霊能者がやる除霊と似ていますね。
どんなに経験豊富な神父でも絶対に揺るがない信仰心なんて持っていないんです。そりゃあ人間ですもの。その“疑う心”と同じくらい“信じる心”の強さがあるんですよね、人間というのは。
でも忘れちゃいけないのは、人間も心ひとつで悪魔に近いものになる危ういものであるということ。
マイケルがルーカス神父を救おうとするあの儀式で、なぜ悪魔は名前を明かしたんでしょうか?
なにも3回も繰り返さなくても?(まあまあ盛り上がったけど)
決め手になったものが何なのか、そこがよく分かりませんでした。
事実を基にした映画といって、仮に大きく誇張されていたとしても、これはこれで物語として楽しめました。
マイケル立派に成長して良かった・・・。
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